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デザイナータイプシールラリーで"懇親会で自然と交流する仕掛け"を作ってみた

懇親会で積極的に交流し続ける人に憧れたことはないでしょうか?

新しい人に話しかけたいけど、話しかけるきっかけや適当なトピックが思いつかず結局話せずじまい…と後悔する人も多いのではないでしょうか。

今回は初めての全社デザイナー総会で、デザイナー同士が交流するきっかけになればと作成したデザイナータイプシールラリーについてまとめたいと思います。

(中身をはやく見たいよ、という方は「05」からご確認ください)


01 はじめての全社デザイナー総会

弁護士ドットコムには総勢30名ほどのデザイナーが所属していて、事業部や役割によってチームが分かれています。私自身入社1年半程度ですが人数がどんどん増えている組織で、人数が増えるにつれ組織が分かれるようになり、別事業部のデザイナーについて業務・人・強みなど知りないことも増えてきていたと思います。

そんな中、せっかくこれだけデザイナーがいるのだから横の繋がりを強くして強いデザイナー組織にしようと第1回デザイナー総会が立ち上がりました。

02 お互いを知るきっかけに、デザイナー名鑑を作成

デザイナー総会ではチーム紹介やワークショップの時間がありましたが、手元に残りお互いを知るきっかけとなるデザイナー名鑑を作ろうとプロジェクトが立ち上がり、私もこのプロジェクトの運営メンバーに入ることになりました。

デザイナー名鑑を作成して実現したいこととは何か?

まず集まった名鑑作成チームでまず目的と実現したいことについてまずは発散して話し合いました。

たくさんの意見が出ましたが、話せば話すほど想いが強くなってきました。

🙂 名前と顔、簡単なプロフィールが照合できる

😊 懇親会で雑談のタネになる

🥰 業務で困った時に、気軽に聞きにいける

「業務で困った時に、気軽に聞きにいける」を実現するために必要な要素とはなんだろうかと分解すると、以下のような要素が出てきました。

課題
誰がどんな強みを持っているか、どんな実績があるかわからない
→「強み」や「実績」が見れるものを作る

課題
急に知らない人にDMすることへの躊躇
→仕事を超えて「その人自身のキャラクター」を知ることで親しみやすく、気軽に話しかけやすくなる

そこで名鑑作成チームでは3つの制作物を作ることにしました。

  • 【制作物その1】デザイナー名鑑

    • 所属するデザイナー全員が参照できる本

  • 【制作物その2】全社デザイナーポートフォリオ

    • 全社を横断した各チームごとの実績が載ったFigmaファイル

  • 【制作物その3】シールラリー(🌟このnoteはこれが対象)

    • 交流会でそれぞれの個性を引き出すスタンプラリーのようなもの

「デザイナー総会当日」「開催後」どちらでも役立つものを作りたく、当日は名鑑とシールラリーをいったりきたり参照してコミュニケーションを増進させ、開催後は当日を振り返って気になる実績をじっくりポートフォリオで確認したり、名鑑を読み込んだりできるよう設計していきました。

(どの制作物も想いがぎっしりですので、このnoteではシールラリーについて深ぼっていきます🙇‍♀️)

03 デザイナータイプシールラリーができるまで

せっかくシールラリーするなら、会話のきっかけを意識したい

初めは交流した人とシールを交換することのみ想定していたのですが、せっかくなら会話が広がる面白いものを作りたいと模索してみることにしました。

💭 模索した案

案1:子供の頃の写真を並べる案
盛り上がりそうだけど、お互いのことを知る目的から脱線するので落選
(あと写真の画質で年代バレる!と怒られました🥺)

案2:16 personalitiesで分ける案
診断してもらう手間が発生してしまうのと、デザイナーならではという点で落選

案3:デザイナータイプで分ける案(採用🌟)
もともと話していた、お互いの強みを知る目的にぴったりはまり採用

デザイナータイプをAIと相談

デザイナータイプと言っても、職種で分けるのか?得意領域で分けるのか?など様々な尺度で分けることができます。でも30名もデザイナーがいれば十人十色で、グラフィックデザイナーであってもUIデザイナーであっても同じ尺度で分類できればという想いでオリジナルでタイプ分類をしようと考えました。

自分で考えても埒があかないので、AIと相談してみました。自社のデザイナーにあったタイプ分類ができるように、自社の特徴や業界等の情報を入れてプロンプトを調整していき9分類してもらうと…

うむうむ。自社には30名のデザイナーがいて、UIだったりグラフィックだったり、映像制作が得意なメンバーと多岐に及んでいますが、それぞれを思い浮かべて誰でもどこかに当てはまりそうなイメージがつく分類に辿り着きました。

ただ、分類のラベルのガチ感が強くかしこまった会話になりそうな印象を持ちました。「私は問題解決が得意です!」「私はアイディアが豊富です!」…でも良いのですが、自分で言いにくかったり懇親会なのに面接のような会話になってしまうのは意図したものではなかったため、よりカジュアルな表現にできないか続きのプロンプトをかいてみると…

なんと!まさにイメージしてたものができました!あとは人間の手で微調整するだけです。

完成したもの

デザイナータイプに分けて、シールを貼る場所を作ってシールラリーの台紙は完成です!

使ってもらえるように、使い方を実演で紹介してみた

思っていたものができたので、あとのミッションはうまく活用してもらうことです。思いつきで作成したので、実際使ってもらえるかな…理解してもらえるかな…と不安な気持ちもありました。

でもせっかく作成したので使ってもらいたい!ということで、実演(コントと煽ってもらいました😇)で紹介させてもらうことにしました。

A:はじめまして〜XXチームのAです!シール集めにきました
B:Aさんはじめまして、Bです!ぜひシール交換しましょう〜
A(心の声):わ〜何から話せばいいんだろう…そんな時に…じゃん!デザイナー名鑑!
A:(Bさんのページを開く)おおおお!手書き文字とイラストがたくさん!!制作物もかわいすぎる!!!!
B:ありがとうございます!プライベートでも制作活動をしていて…hogehoge
A:そうなんですね、そんなたくさんの素敵な制作物を生み出しているBさんは… 「type1.アイディア工場」にシール貼ってみます!

04 懇親会で活用して良かったポイント

シール集めが席移動のきっかけになった

ワークショップ後に懇親会となったため、最初はワークショップのグループで固まって席についていましたが、「シールを集めにきました〜」と席移動が始まり、『全員と話して、シール全部集めよう!』という雰囲気が自然と生まれました。

たくさんの人と話しても、どんな人かざっくり記憶/記録に残った

話した内容をもとに9分類されたデザイナータイプに分けてシールを貼っていくため、手元に残ったシール台紙を見て「こんなこと話したな〜」「この人こんな人だったな〜」と「記憶」と「記録」がリンクしやすくなりました。

カジュアルに強みや今後やりたいことを話せた

いつも一緒に働くメンバーからは「Aさんこれ強いよね」と会話が生まれたり、初めて話す人とは得意なことを共有しあってお互いを理解する機会となりました。

またマネージャーからは「今どれだと思う?」「今後どれになりたいの?」という意向を聞かれたり、これもまた考えさせられました。

05 作成物まとめ

シールラリーの台紙👇
※名鑑の最終ページに付録のように載せたためページが入っています

アイディア工場:新しいアイディアや概念を次々と生み出す人
色彩マジシャン:色や形を使って魔法のように情報を伝える人
ツールマイスター:ソフトウェアやツールを使いこなす人
プロジェクトパイロット:プロジェクトをスムーズに進行させる人
ユーザー心理学者:ユーザーのニーズや行動を見抜く人
領域冒険家:ビジネス目標をデザインに組み込んだり、他部署と連携する人
チームプレイヤー:チームパフォーマンスを最大化させるように動く人
発明家:新しい技術やワークフローを模索してみんだが使えるようにする人
問題解決探偵:複雑な問題に取り組んだり、相談に乗って解決に導く人

シールラリーのシール👇
※こちらはイメージですが、メンバー全員のSlackアイコン画像を入稿してシールにしました。

デザイナー同士の交流がもっと盛んになったらいいなと思うので、自由に使っていただければ嬉しいです。

まとめ

最後までみていただきありがとうございました!

実際にデザイナー総会の懇親会でシールラリーをしてみたのですが、9分類どこかに偏ることなく分散したのが驚きでした。いろんな個性を持ったデザイナーと一緒に仕事ができるのがこれからも楽しみです🔥

ちなみに私は「#アイディア工場」「#領域冒険家」に分類してもらいました!
みなさんはどれでしょうか?👀

最後に…

そんな弁護士ドットコムのデザイナー職は絶賛募集してます!!!
興味もって下さった方、ぜひぜひお待ちしております!


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