久住ハル

詩や短編や小説を真面目に書いていくつもりの発展途上な書き手です。 どうぞよろしくお願い…

久住ハル

詩や短編や小説を真面目に書いていくつもりの発展途上な書き手です。 どうぞよろしくお願いします。

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    感銘を受けた作品や勉強になった作品です🎵

  • 作品以外のいろいろ

    作品以外のなにかしらを集めました

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    素敵な記事の数々をマガジンにします🎵

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    作品とは関係ないのでマガジンにしました。 なんとなく作品以外のことが気になる方におすすめします。

最近の記事

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【詩】無色透明

精一杯言えないものを抱えて生きてきた モノクロの世界で十分に生きて来た 必死に笑顔を作って君の答えにいつも答えたんだ 皆にだって本当のことなんて言わないで 聞き逃さないように言葉尻に注意を払って 僕の答えが消えそうになったとしても 君が笑えるために僕が消えても 僕がたとえ無色になっても ただ認めて欲しかったから それだけのために 自分の色を皆に見せる前に消すんだ 自分を殺しながら 影を抱えながら 僕がここにいるって 叫ぼうとするたびに 僕はどんど

    • 【詩のようなもの】おわびと訂正

      先日の話が↓でございます カードで買った商品がキャンセルになっても カード履歴には購入も返金の記載もなく なんとなく請求金額が減っていて カード会社の対応が不思議みたいなことを 書いたのですが 同じような状況(購入&キャンセル)になった人がたまたまいて 聞いたら同じ状態になったそうです 同じカード会社なので他のカード会社との違いは わからないのですが よくあることなのかもです それが普通なのか普通じゃないのかもわからないのですが 誤報を皆さんに知らせて

      • 【詩のようなもの】雨粒

        メガネのグラスの向こうに見えるのは 灰色の雲から落ちる 大粒の雨 昨日の天気予報は大雨 折り畳み傘ではなく大きめの傘 体を濡らさぬように 大雨は上から降るよりも 風と共に横殴りの雨を選ぶ わたしは雨とともに 飛ばされそうに 転びそうになるおじいさんの手を握り 二人で耐え忍び前へ進む 建物に入ると苦難を 乗り越えた同士のように 肩をポンと叩く 今日の天気予報は当たり 窓ガラスを濡らす雨粒はいつもより 大きく見える 外の様子を見ながら 少し足

        • 【詩】凪の海

          幼子が木の下で泣いている モノクロの写真を切り取るように その姿は波の音 気持ちの糸を震えさす 自分を見ているようで 寂しい訳じゃないのに これから自分がどこに行くのか 怖くて切なくて 膝を抱えて泣いていた 月が顔を見せたら どこかに連れていかれる そんな気がして 見えない何かに怯えていた 見えないから怯えていた 姿かたちの見えぬ不安は 心と体を覆いつくし 恐怖を呼んで 隅に隠れた あの時 あなたが私を見つけて 月の明かりの優しい歌を歌

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        【詩】無色透明

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        記事

          【詩】Game

          この頃テレビは見てない どれも同じで どれもなんだか嘘みたいで 虚構が楽しかったと思うのは 大人になったからか 子供の頃に見たあのニュース 僕が覚えているアニメ あれは素直に見て 良かったんだよね なんであんなにテレビは グルメばかりなの あーそういうことかと わかってしまうのは 物悲しい気もするけど 社会なんて そんなもんだと 諦めた時に大人になるのかもしれない ここはとても賑やかだ それはとても華やかな場所だから それにも裏があるんだよ そんなことも知りたくなかった

          【詩】Game

          【詩】安堵

          指先に触れたら消えゆく感情 思った瞬間に弾けて 数えきれない思い出が 夢の中で再演される 終わりを知り呆然とする スマホを握る右手 半透明の体が静かに去る姿 数えきれない日々の中で 思い出されるものは 僅かなもの 思い出さない様に 箱に閉じ込められたもの いつでも思い出されるよう 絵本のページみたいに 開かれたもの 雨の時は無いことまで心配して 何もないと手をぎゅっとして 自分に言い聞かせる それはわたしもあるよと 帰り道の友達が微笑む そんなものだ 今日の

          【詩】安堵

          【詩】凛として

          着物を着た祖母の後ろ姿 きちんとした場では ドレスではなく 着物を着てゆく 丁寧に手入れされた着物は 長く愛用され いつまでも美しいまま その心根のまま 私たちは祖母に育てられた 箸の使い方 戸の開け方 座り方 時代は変化していても それよりも 守り続けられた歴史を 孫に教える 子供たちにとっては ただ息苦しいだけの 祖母は疎ましいだけだった 今の時代に合っていない教えは 五月蠅いだけの雑音 年をとっても 出かけるときは 髪を整え 唇には紅をさし 凛とした佇まい

          【詩】凛として

          【詩】水上の青

          氷の様に固い過去が蘇って 呼び込むように 波紋がこちらに寄ってくる これは悲劇 わたしたちは手をつないで 海の底に向かってる 味の無い海水が 体を包んで二人を飲み込む ゆっくりと 戻れない様 ゆっくりと 沈む まるで喜劇 憐れな二人 周りは見えない 取り囲む人々は 気持ちのない 視線を送る お互いが傷ついては 抱きしめあい 涙する 光の速さで繋いだ手を 金色のナイフが 裂いてくれなければ 深海の中で無になっていた 自分が負った傷を責め こんな終わり方はだめ

          【詩】水上の青

          【詩のようなもの】摩訶不思議

          先日あまり出会わないことに出会った カードで買ったものをキャンセルをしたのですが 少しややこしい状態で 予約品だったものを時間が合わず 取りに行くことが出来なかったので そのままキャンセルになってしまったのです(残念💧) そこで気になるのが返金問題 お店に聞くとキャンセル扱いになったので カード会社から返金があるとのことで 詳しい話はカード会社に聞いてくださいと言われました そんなわけでR天カードに問い合わせました (一向に返金されないので) すると購

          【詩のようなもの】摩訶不思議

          【詩】連鎖

          手足についた鎖 動かない身体 安心しきった この状態 アルコールは入ってない 胸が締め付けられることもない 浮いた魂はぼんやりして 色もわからない 元の木阿弥 なんのために 鎖を切って走って逃げて 連れ戻されるわけでもなく 自分で戻る もう戻りたくないところに なぜ 鎖につながれて 薄く笑って なるべくしてなった これでいい 思うがままにされて 逃げてもまた それを望む そこに安息を見て溺れる 間違いだとしても 常識などない 裸電球が揺れる 風もないのに

          【詩】連鎖

          【詩】じんせい

          岩に打つ荒波 幾度も幾度も 打ち寄せては砕け散り また生まれて 割れていく 子供ながらに思い出す 人生は波の様に 寄せては 砕け散るのだろうか ボールを壁に当てては 拾いもせず ただボールの行方を見るだけ どこにいても いるようでいない 気持ちをわかってくれるのは 父の部屋にある 小さな本棚にある本たち いくら歩いても 空を見つめても 見つからない 人生の答え 読んだところで 本の中には答えはない また荒波を見る それでも たおやかな言葉に おされて 歌を歌い

          【詩】じんせい

          【詩】公園

          明日の心配を胸に秘め 友達の励ましに顔を上げ 有りもしない不安に 心を痛める 君は自分だけこんな風だなんて 落ち込んでいるけど 皆そんなことの繰り返し 上手く生きられないのは 上手く生きている様に見せている人も いっしょ 順風満帆の風を背負っているわけじゃない 昔は野球をしていた子供たちがいた 公園の横を通り過ぎ 静かになった あの時公園にいた子供たちは 何をしているのだろう 思い出す公園の音 公園の風 君は自分一人が置いて行かれた そんな風に思っている 置い

          【詩】公園

          【詩】変わりない

          陽光の下で 友達とアイスティーを飲みながら 話をしては笑いあう 時を逃さぬように ちょうどいい話題を乗せ 良く出来た人と 周りから言われる この頃食べてないと言う人には 嫌味の無い言葉で 多めにかったからと ごめんと謝りながら サンドイッチを渡す いつ帰れるかわからないと 溜息をついている友達を見ると 出来そうなことを 暇だったからと言って 先回りしてやっておく 誰からも 完璧だと 悪いところが見つからない 悪口の言いようがないと そう言われているのは わかってる

          【詩】変わりない

          【詩のようなもの】ついつい

          現在マクドナルドでマックナゲット15ピースが 490円と言うなんともお得な金額となっています その上ソースも3つ選べます たこ焼き風マヨソースとレモン&ハラペーニョタルタルソースは 限定の味となっているので 試してみるのもいいかもです レモン&ハラペーニョタルタルソースはハードル高そうだと 思ったけど想像より美味しかった さっぱりした感じでアクセントに辛みがあって 私は結構好きです たこ焼き風マヨソースは割と想像通りかも笑 3種類のソースがあると味変が出

          【詩のようなもの】ついつい

          【詩】Waiting for

          そこで待って 目を開けて 決めたくもない決定事項 右がダメなら左もダメ 前が首を絞めるなら 後ろは体を締め付ける 緩い闇が手をつかみ ぬるい音楽を流す 小雨が降る フードの下の顔は 泣いている 八方ふさがりは いつか見る景色 時間の問題 解決方法を知らない マークシートの答え 壊れていくのを待つ タイマーをもって その時を待つ 手放して見失う前に 飲み込まれる黒に通り過ぎない 強さを得る 僕たちの森に向かう 緑色もなければ 潤いも

          【詩】Waiting for

          【詩】君の声

          屋上にいる わあああああー 後はこのまま一歩出せばいい もっと大きな声で聞こえる わあああああああああぁぁー これでもする? 正気に戻って大きな声の主の顔を見て 崩れ堕ちる 両刃のナイフを首に向けていた 近づいてナイフをとる しない もうしない 噛みつくような目で 屋上の柵を見ていた 救いたいの一心 何もかも無くなったと 思っていた そうじゃなかった 僕の助けての発信は きちんと届いていた 受け取ってくれていた 自分のことも顧みず

          【詩】君の声