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note歴が短くて、使い方もわかってないのですが、いきなり応募してしまいました。 漫画…

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note歴が短くて、使い方もわかってないのですが、いきなり応募してしまいました。 漫画原作者とイタリアにあこがれて早20年以上です。 あこがれだけで終わる前に、挑戦の機会が巡ってきました。 あとはイタリアに、一生のうち、もう一度だけ行くことを目標に。

マガジン

  • ~追憶の果て~第ニ章

    第一章の登場人物たちの続編で、4年後の話になりますが、一章を読まれてなくても、わかるようにしてます。 この時期は戦争によって、史実的にも激動の時代でした。

  • ミケランジェロ~追憶の果て~ 第一章

    初めて投稿したミケランジェロの作品を、第一章としてまとめました。 お読みいただけたら嬉しいです💛

最近の記事

ミケランジェロの回顧 ~フィレンツェ革命編~第二話

〇セッティニアーノ  T 1528年5月 フィレンツェ郊外セッティニアーノ 路上。マントを羽織り、小走りに急ぐ様子のミケランジェロ。蒼い顔。頬に汗。  〇ブオナロート家 家族が揃う部屋に、息を切らし、駆け込んできたミケランジェロ。 椅子に座り込み頭を垂れるロドヴィコ。側にシジスモンドが付き添う。 バルトロメアはテーブルの上で手で顔を覆い、座っている。 神妙な面持ちで立つリオナルドとジョヴァン。 リオナルドは修道士姿。他は当時の一般服。 リオナルド  「…ミケランジェ

    • ミケランジェロの回顧 ~フィレンツェ革命編~第一話【創作大賞2024 応募作品】

      【あらすじ】 1527-1529年のフィレンツェ共和国。 1527年5月「ローマ劫掠」の事件を機に、フィレンツェでは実質的支配者、メディチ家出身の教皇の権力が衰退したため、暴動が起き、メディチ家が追放される。ミケランジェロは世話になった教皇やメディチ家を裏切る形で新政府側に付く。 ローマ劫掠を経験した友人セバスティアーノからの手紙で、ミケランジェロは皇帝軍によって多くの殺戮が行われ壊滅状態になったローマの現状を知る。 そんな最中、弟のブオナロートと甥を相次いで失う。 そして、

      • 1527年5月6日 

        Sacco di Roma(ローマ劫掠)…1527年5月6日、神聖ローマ帝国の皇帝軍が、ローマの街を襲撃。無防備な一般市民や聖職者に対し殺戮、暴行(性的暴行含む)、強奪など、そして聖堂や教会に備えられていた聖具、聖遺物、芸術作品などの破壊や強奪などの犯罪行為を行った事件。皇帝軍は主にスペイン兵、ドイツの傭兵ランツクネヒトで構成されていたが、イタリア兵もいた。 今回の記事のタイトル日付にしましたが、上記のように歴史上ローマ劫掠と呼ばれる、ローマが襲撃された日のことです。 また

        • ミケランジェロ~追憶の果て~フィレンツェ革命編②

          【主な登場人物・追記 (1527年現在)】 セバスティアーノ・ルチアーニ(43歳)……ベネチア出身の画家で4年前修道士になった。人当たりが良く優しい性格で、パトロンの教皇からも慕われている。 小柄な丸顔で美男ではない。板絵やキャンパスに描く肖像画が得意で、フレスコ画など創作を伴う大きな仕事は苦手。故ラファエロ・サンツィオのライバル。 ミケランジェロを崇拝し、慕っている。 のちのセバスティアーノ・デル・ピオンボ。 ベンヴェヌート・チェッリーニ(26歳)……フィレンツェ出身の金

        ミケランジェロの回顧 ~フィレンツェ革命編~第二話

        • ミケランジェロの回顧 ~フィレンツェ革命編~第一話【創作大賞2024 応募作品】

        • 1527年5月6日 

        • ミケランジェロ~追憶の果て~フィレンツェ革命編②

        マガジン

        • ~追憶の果て~第ニ章
          4本
        • ミケランジェロ~追憶の果て~ 第一章
          3本

        記事

          本日3月6日はミケランジェロ・ブオナローティの誕生日です

          本日2024年3月6日ですが、ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)の549回目の誕生日です。 おめでとうございます! 3月6日だと覚えていたのですが、もし日にちを間違えていて、こんな記事を飛ばしたりしたら、ヒンシュク甚だしいので(;'∀')、念のため書籍の1冊を引っ張り出し、中に記載の年表を見直し、確認いたしました。 またこの著書の中に、お父さんのロドヴィコによるミケランジェロ誕生の時の記録というのが載っていました。こちらの本を目にして、こんな記載が残されて

          本日3月6日はミケランジェロ・ブオナローティの誕生日です

          ミケランジェロの隠れ部屋(Stanza Segreta di Michelangelo)の予約が取れました!!

          これまで非公開だった、フィレンツェのメディチ家礼拝堂にあった地下室で、ミケランジェロ・ブオナローティが1530年にフィレンツェ包囲戦で降伏した時に、逮捕を逃れるため隠れていたといわれる「Stanza Segreta di Michelangelo(ミケランジェロの隠れ部屋)」が、今年3月までの期間限定で、人数制限の上一般公開されていました。 私はチケット購入が出来ず、一般公開が延長にならないかと、オンラインチケットのWebに会員登録したり、ネットの記事も時々気にして見ていたの

          ミケランジェロの隠れ部屋(Stanza Segreta di Michelangelo)の予約が取れました!!

          創作のために対話型Aiにきいてみた ミケランジェロのこと

          上記リンクの記事にあるように、フィレンツェのメディチ家礼拝堂にある「ミケランジェロの隠れ部屋(Stanza Segreta di Michelangelo)」が一般公開されて、一カ月経ちました。入場できた方いらっしゃいますでしょうか? 私は残念ながら行けません(;_:) テスト試行で来年の3月迄ということなので、自力では渡航準備期間が足りないなどがありますが、そもそもオンラインチケットを見た時、すでに全てSold Outでした😭 行けた方、行かれる方は、本当に羨ましいですが、

          創作のために対話型Aiにきいてみた ミケランジェロのこと

          追憶の果て~Sacco di Roma(ローマ劫掠)編~②

          【本編】 セバスティアーノ 「皇帝軍が攻めてきたんだ!」 目を見開いて驚くジョバンニとルカ。 N ―——1527年5月6日 早朝 神聖ローマ帝国の皇帝軍がローマを襲撃。 指揮官シャルル・ド・ブルボンが流れ弾に当たり戦死。軍の統制、秩序が保てなくなっていく…… セバスティアーノ 「ジョバンニ、早く支度を!」 ジョバンニ     「は、はい!」 修道服に着替えてるセバスティアーノに向かって、顔料の粉が入った布袋を、大きな荷袋に投げ入れながら叫ぶジョバンニ。 ジョバンニ

          追憶の果て~Sacco di Roma(ローマ劫掠)編~②

          メディチ家礼拝堂でのミケランジェロの「隠れ部屋」が公開されるそうです!

          下記の記事の見出しと写真を見てびっくりしました。 さすがの私でもこの英語の見出しくらいは読解できました。 写真も補助になりましたが(^^;) ty-tokio21様、ありがとうございました! 上記早速グーグル翻訳片手に読ませていただきましたが、先ほどグーグルで検索して、日本語の一般記事も見つけました。 ちょうど私の作品の時代と重なるので嬉しいです! ネタバレにもなってしまいますが、ストーリーがいつここまでたどり着けるかわからないのでいいかな(^-^; フィレンツェが降伏

          メディチ家礼拝堂でのミケランジェロの「隠れ部屋」が公開されるそうです!

          「追憶の果て」ローマ劫掠編〜を書き終えて感じたこと

          先週、追憶の果て~Sacco di Roma(ローマ劫掠)編~①を書き終え、前作の「ミケランジェロ〜追憶の果て〜フィレンツェ革命編」というタイトルにしたものと併せ、二章としてマガジンにしてまとめました。一章の方を目にされてなくても、わかるような内容かと。 この記事でネタバレもあるかもです、お許しを。 目にされてない方で、もし少しでも関心持たれたら、下にリンク貼ってあるので目にしていただけたら幸いです😊 サッコ・ディ・ローマというのは大きな歴史的事件ですが、私はもともとミケラ

          「追憶の果て」ローマ劫掠編〜を書き終えて感じたこと

          追憶の果て~Sacco di Roma(ローマ劫掠)編~①

          【主な登場人物】 セバスティアーノ・ルチアーニ(43歳)……ベネチア出身の画家で4年前修道士になった。人当たりが良く優しい性格で、パトロンの教皇からも慕われている。 小柄な丸顔で美男ではない。板絵やキャンパスに描く肖像画が得意で、フレスコ画など創作を伴う大きな仕事は苦手。故ラファエロ・サンツィオのライバル。 ミケランジェロを崇拝し、慕っている。 のちのセバスティアーノ・デル・ピオンボ。 ベンヴェヌート・チェッリーニ(26歳)……フィレンツェ出身の金細工師、彫刻家。職人として

          追憶の果て~Sacco di Roma(ローマ劫掠)編~①

          ミケランジェロ〜追憶の果て〜フィレンツェ革命編①

          【主な登場人物】(1527年現在) ミケランジェロ・ブオナローティ(52歳)……フィレンツェ共和国の彫刻家、画家、建築家。名声を得、メディチ家出身の教皇から、数々の作品依頼を受けている。 フィレンツェの実質的支配者のメディチ家がパトロンになっているが、民主主義、共和制を支持している。 女性には興味がなくて、男性に恋したこともある。頑固な性格だが、弟子など目下で慕って来る者には優しい。 5人兄弟の次男。 ブオナロート・ブオナローティ(50歳)……ミケランジェロのすぐ下の弟。一

          ミケランジェロ〜追憶の果て〜フィレンツェ革命編①

          noteで人生観変わりました

          初投稿してから(私の場合創作大賞2023に応募して)一か月半ほどですが、現時点でフォロワーになっていただいた方が100人、すべての記事でスキの数は300を超えました。 皆様、本当にありがとうございました。 たわいもないものを含め、私みたいな者に、ここまでご支援いただけるとは、当初全く想像もしておりませんで、本当に世界が広がったと感じております。 こちらに投稿しました記事の大半は、創作含めミケランジェロやリッピ親子のことですね。これらは20年ほど前から関心を持ち、15年前から文

          noteで人生観変わりました

          旅行記2(リッピ親子とミケランジェロを追って〜フィレンツェ、プラート、スポレート〜)

          プラート(2002-2007年)前回20年前の旅行記1を投稿しました。 そちらの記事を含め、多くの方が私の記事に目を通していただきました。そして想像以上にフォロワーになっていただいたり、スキを付けていただきました。先ず、御礼申し上げます。ありがとうございました。 前回皆様に好評だったと感じたのもあり、聖帯祭のパレードの写真をまたアップします。2002年と2007年と混在してしまいます。この写真だけでは私的には、時間差は感じませんが…。 パンがおいしそうです😋食べるものっ

          旅行記2(リッピ親子とミケランジェロを追って〜フィレンツェ、プラート、スポレート〜)

          自己紹介と20年前の旅行記1(イタリアのお祭)

          創作大賞のことを知って、投稿してから約1カ月たちました。 普段は会社勤めをしていることもあり、何もしない無言状態の間でも皆さんの記事を拝見したりしてます。 小説、漫画原作、エッセイ、暮らしや学びの情報などなど、本当に皆さま素晴らしいですね。私なんて足元にも及ばないわ~と、投稿した後になって思ったものです… でも前に「つぶやき」でご報告したとおり、皆さまから想像以上にスキを付けていただき、フォロワーにもなってくださったり、嬉しい限りです。 本当に感謝申し上げます(ちなみにツイ

          自己紹介と20年前の旅行記1(イタリアのお祭)

          15年前のイタリア訪問

          ミケランジェロやフィリッポ・リッピの現地を訪れたくて、過去4回フィレンツェ始め、イタリアを訪れました。 最後に行ってからもう15年たってしまいました。 当時はスマホもなかったし、イタリア語もわからないし… 漫画原作のためなら、書籍だけで十分だった? いえいえ、やはり現地の雰囲気を味わうだけで違いますよね(#^.^#) ルネサンスの時代というと日本では室町時代かあ… 実はまた行きたい意欲も沸いてきてます。 行けたとしたら、ほんとに最後だろうな。 次はフィレンツェ、ローマ、そし

          15年前のイタリア訪問