ストロングゼロと俺

かつて俺はストロングゼロなんてアルコール度数9%の安い酒を飲む輩を心底馬鹿にしていた、心底な。200円でたったの500ml一本酔えば出来上がっちまう。そんなん趣とかないじゃん。いとをかしくないじゃん。

正直すまんかった。今の俺はストゼロは神の飲み物だと認めざるを得ない。ここのところ基本的に毎日500ml摂取させていただいておるが、嫌なこと、嬉しいこと、生きていると遭遇するいろんなことがことが単なる脳の電気信号にすぎないことを改めて再確認させてくれる。

ストゼロは俺のくだらない感情を全て吹っ飛ばしてくれる。その結果、俺の思考は毎日リセットされ、毎朝正常なベクトルに是正してくれる。人生など無意味だという再確認に他ならない。

糖質ゼロ、プリン体ゼロなのも好感度高し。

在宅勤務の初期、俺もZoom飲み会の幹事なんか頑張ってやってたりした。ほんとよくやったと思う、我ながら。ほんとクッソめんどくさかった。あの頃はストゼロを飲んでいなかったからそんな茶番をできたのだと思う。

でももうそんな時期は社会的にも個人的にも過ぎたと思う。

いつ収まるかわからないコロナの時代。俺たちに必要なのは馴れ合いなんかではない。一人で生きる強さを身につけることだ。いや、一人ではない、一人とストゼロで、だ。俺はこれからもストゼロと共に歩んでいく。

終わり





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