宇宙の法則は乱れるのか?

乗り遅れたが最近話題の某有名SF小説を読んでいる。文章がうまくて良くできているなーと思う一方、ちょっと賛同しかねる描写も多い。もちろん俺の賛同などなくても小説は書いて良い。

物理学というのはこの世の事象は法則に則って動いており、それらの法則が普遍的で再現性があることが前提となっている。しかし我々の住む世界を4次元宇宙として5次元、6次元・・・もっと高次元の存在から見ればそれらすらも任意に操作が可能、といった解釈で書かれている小説だと思う、昔からその手のSFはたくさん読んだからわかります。

我々低次元の存在は高次の存在を観察はできないし、こちら側からの干渉はできない。しかし、向こう側からの干渉は不可避という不平等な関係性がこの手の世界観のセオリーだ。

この手の高次元の存在と人類はコンタクトするようで結局コンタクトしない。なぜなら作者も高次的存在を想像できないしありふれた神のような存在を出した時点で物語は陳腐化してしまうからだ。

俺の大好きなクリストファー・ノーランの名作インターステラーですら高次元存在の表現は曖昧ににしてしまっていて残念に思った記憶がある。

うーん、やっぱり俺が映像化するしかないのかな?

(おわり)



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