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池上彰のニュースそうだったのか‼︎世界の国から日本へのイチャモンSP(2023年10月21日放送)子の連れ去り、日本は拉致国家だと言及されたことについて

 まず、地上波ではっきりと「連れ去り」「日本は拉致国家」といった言葉が放送されたことに、感謝しています。テレビ朝日様には、御礼の連絡をしました。少し変わってきたこのような状況が、今後も続き、さらに加速していけばありがたいです。

1)良いと思った点

  1.  土曜19〜21時帯の番組に取り上げられたこと

  2.  日本が拉致国家であると言及されたこと

  3.  ヴィンセント氏の映像が出て、彼の発言が「子どもの誘拐を奨励し、促進している」と文字としても表示されたこと

  4.  EUなど海外から、「誘拐禁止を日本に求める」などの批判の存在に言及されたこと

  5.  番組のタイトルに「イチャモン」という言葉が入っていたものの、連れ去り問題に入る前に、「さぁ続いては、理由を知ると確かにという日本への厳しい批判です」とのアナウンスがあったこと

  6.  連れ去りが「親権を獲得するテクニック」という形で言及されたこと

2)残念だった点

  1.  番組のタイトルに、「世界から日本へのイチャモン」が入っていること

  2. 「国際結婚した夫婦のトラブル」に矮小化する形で放送されたこと

  3.  世界では犯罪とみなされると言及されたものの、日本で実子誘拐がまかり通っているという点について、さほど問題として触れられなかったこと

  4.  共同親権制度の国では「離婚後も2人で子育てに関わるのが普通」と触れていたものの、言外に単独親権制度の日本とは話が違うという姿勢がうかがえたこと

  5.  DVなどによって反対意見も強いと、使い古された極めてパーセンテージの低い例によって、強制的単独親権を正当化するような形で放送されたこと

  6.  取り上げられた時間が5分程度であり、深掘りができなかったこと

3)雑感

 このテーマの冒頭、日本の連れ去り問題で海外から批判を受けていることについて、芸人・かなでさん(3時のヒロイン)が「夫婦の問題じゃな〜い?」と声をあげて、少し笑いも出ていたことに、ちょっと不快感を覚えました。
 また、同じ3時のヒロイン所属の福田麻貴さんは、「世界一受けたい授業 !」(2023年7月15日放送)で、連れ去り問題に言及しているマンガ「赤い隣人」のドラマに出演していたが、どんなことを思いながらその場にいたのかなと感じました。
 同じメンバー同士で、かなでさんにこういう問題があるといったことを話されたりしなかったのかな、と。今回の番組で、福田麻貴さんから一言コメントが欲しかったと思いました。
 全く関係ないし、どうでもいいことですが、番組視聴後にウェブサイトで出演者リストを見るまで、インディアンスの田渕さんがスタジオにいたことに全く気づいていなかった。あんなに騒がしいのに、番組的になかなか騒げなかったからか?

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