《絵本レビュー》カレーちゃん
ナマステ〜我が家の昨日の夕ご飯は、スパイスカレーでした。ちなみに1週間に1度のペース。
わたくし、2年ほど前から自分&家族の健康と節約のために自炊に力をいれております。
なもんで、カレーもYouTube(カレー専門店魯珈の動画)をみて、ゴシゴシ腕を磨いているわけであります。この動画の店主、齋藤絵理シェフのおかげであります。https://youtu.be/EHFAyvI3ekY
最初は、アメ色玉ねぎになるまで待ちきれず失敗もしましたが、何とか今では美味しいと言ってもらえるところまで来ました。いや、何の話っ?
どうですか?カレーの話すると何だかスパイシーな香りがしてきたでしょ?よし、そのまま【 カレーちゃん 】絵本レビューしたいと思います!パチパチパチ。
〔作〕きたがわめぐみ
〔発行所〕アリス館
〔初版〕2014年7月
《ストーリーについて》
どんぶらどんぶら不思議な壺が、流れてきます。
インドからカレーのルーが海を渡ってやってきました。そして、壺から出てとぷんたぷんとカレーの材料を探しに出かけます。
ジャガイモさん・にんじんさん・タマネギさんを見つけました!
そこにお肉さんがやってきて、その後おこめちゃん達が….
ルーと、その食材たちがワイワイしながらカレーをつくっていく、エンターテイメントショーを観ているかのような秘伝のスパイスが効いた美味しい物語です。
《10コの視点》
【キャラクター】
・カレー
・ジャガイモ
・にんじん
・タマネギ
・お肉さん
・お米ちゃん達
・はらぺこの動物たち
【舞台】
・海岸
・畑
・丘
・野原
【構成】
インドからきたカレーのルーが材料を探しに行く
↓
ニコニコしながら次々と、集めていく、食材達もニコニコ
↓
ルーと食材達で一緒にカレーをつくる
↓
美味しいカレーができて、はらぺこの動物達と楽しく食べる
【文】
カレーのルーが『たぷんとぷん』と歩いたり。ルーとジャガイモが『おーえすおーえす』とかけ声を合わせながらにんじんとタマネギをひっこぬいたり。お肉さんの足音が『にくっにくっにくっ』だったりと、擬人化されているところが面白い。
やたらと、本文に『ナマステー・ニューデリ〜・タージマハ〜ル』などの言葉が散りばめられてインド感があ〜る。
【絵】
登場キャラクターだけ黒い縁取り線で囲われているので背景と重ねても見やすい。子供も、この絵本を見るだけでカレーがつくれちゃうかもしれないくらい解りやすい絵。
とにかく、みんな終始ニコニコワイワイしてて、美味しそうで楽しそう。
【イチオシ】
ルー達が、最後にお米ちゃん達を丘から呼ぶんですが、一粒一粒が東西南北全方位から集まってくる様は圧巻!
【ハッピーエンド】
はらぺこの動物達がカレーをおかわりしながらハッピーエンド。
【表表紙・裏表紙】
表表紙に、ルーと材料が湯気と共に描かれている。裏表紙は、ターバンをまいた食材達がニコニコしている、総じてかわちー。
【見返し】
カレー色の用紙に、スプーンとフォークが整列してデザインされている。
【題字の文字】
カレーの湯気の中にレイアウトされているフリーハンドな書体。
〝かれーちゃん〟の〝ん〟の部分がグルグルにデザインされていて、インドのおじさんのおヒゲみたい。
《読み聞かせをしてみて》
『きのうのカレー おいしかったよね?(7)』
『このおにくの ジューシーなかんじが いいんだよね(9)』
『また たべたくなっちゃったね(母)』
楽しそうな絵本なので、テンション高めでインド人のシェフになりきって読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
とにかく、皆んなで楽しそうにカレーをつくっているキャラクター達が羨ましかったです。
だって、わたしは昨日1人でずーーーーーっと、黙々とタマネギをアメ色にするまで炒めているのですからっ。きっと暗かったでしょーよ自分の顔。
まぁでも、食べてくれる人がいて美味しいと言うてくれるならいっか。
自分のために美味しくつくれたならいっか。そんな風に心をおさめることにします。
いつか、カレーの絵本レビューしたいなと思っていたんです。まさか、スパイスカレーにハマっている中で、することになるとは。
今度は、大好きなチャイラテに手をつけるか否か….
फिर मिलेंगे (ソレデハ マタ〜)
☆彡RRRコボシより
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