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グリム童話Ⅱ ブレーメンの音楽隊

ブレーメンの音楽隊
ドイツ語原題 Die Bremer Stadtmusikanten
場所 Bremen

誰もが知っているグリム童話の一つ。
街の本屋さんには、たくさんの種類のブレーメンの音楽隊の本が置いてある

市庁舎広場には、童話の中の有名なシーンの像が立っている。
観光客が並んで写真を撮るので、なかなか順番が来ないほどの人気スポットだ。

ブレーメンに詳しい人に、ブレーメンに行くならとお勧めされた場所がこの像の近くにある。Spülstein(唾をかける石)というものだ。

どの街にも、暗い過去や事件というものは付き纏う。
1785年、天使と呼ばれていた1人の女性が、ヒ素を使い15人もの人々を毒殺した。
この石があるのはまさに当時の処刑場の跡地。

大量殺人という稀に見る残酷な事件だったため、彼女が亡くなった後でも、人々は彼女への嫌悪感を示すために、この石に唾を吐きかけるのだそうだ。

そして今もこうして、この街を訪れる人に語り継がれ、観光客によってその光景が繰り返されている。

実はこの石は、とても分かりにくい場所にあった。
暗かったせいもあるかもしれないが。

パートナーと一緒に探していたら、地元の人らしき親切なおばさまが、ここよ、と得意気に教えてくださった。


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