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社会人3年目のあれこれ【44】【45】コッツウォルズと英国の植物たち

44 サイレンセスター

ロンドンからバスを乗り継ぎコッツウォルズの村Bibryに向かう。乗り換えをしたCirencesterは、小さい町ながら、あたたかでいい町だった。やたらと美容院の多いこの町の古い家並みは生きていて、ここで食べたイングリッシュブレックファーストは美味しく、手作りマーケットも素晴らしかった。ちなみに、手作りマーケットで購入した小皿やディフーザーは、部屋のポイントとして大切に飾っている。

Bibryはそれとは対照的にいかにも観光地だった。風景は美しかったし、賑やかな感じも楽しいけれど、私はCirencesterの方が好きだった。

サイレンセスターで食べたイングリッシュブレックファースト
バイブリー

45 イギリスの短い夏の盛りに

ガーデニング大国の英国らしく、庭先には、小さな空間にも美しく手入れされた様々な花が咲いている。特に美しかったのは、Cirencesterで通りかかったあるお宅のお庭。背丈の高いダリアやバラがワイルドに咲き誇り、茶色いレンガ造りの家の前を彩っていた。ロンドンの街中でも街路樹は我が物顔で街に立っているし、スーパーのお花コーナーやフラワーショップで売られるブーケもどれも生き生きとして飾らないエレガントさがあった。

そして何と言っても美しかったのがドーバーだった。眼下に広がる海と白い壁ももちろんダイナミックだが、咲き乱れる野花に囲まれる感覚が最も印象深かったからだ。ドーバーまでの登山道を包み込むように咲く花や、透き通った小川の水草、ドーバーの海風に揺られるたくさんの種類の野花と出会った。

イギリスで出会った植物たちは、どれも自由で軽やかで堂々としていた。

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