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4時間程度の遠足(京都・貴船神社)


2022.11.04

ふと路面電車に乗り、「貴船口」で降りた。


昨晩実家に帰ってきたものの、今日休みなのは私だけで、とりあえず散歩していた。
そして、暇だしこのまま遠足でもするか、と思い立って、乗車。


貴船口から貴船神社まで、徒歩27分とのこと。気分的には、許容範囲である。
バス待ちの列を一瞥し、ちょっと考えて、やっぱり歩き出した。

上流なので、時々滝になる水音を聞きながら、ひたすら歩く。


坂道が、川沿いに続く。
森林浴。

時々川底を除く。なにかを見るというよりは、底が見えるほどの美しい水になんとなく喜びを憶える。

お昼の光を通している



野生児育成タイプの保育園卒なので、森や川では今も心躍ってしまう。

秋は遊びが豊富で、どんぐり拾い(帽子付きは★5、でもどんぐり虫に注意!)、ヨウシュウヤマブドウを潰してインクにしてヨウシュウヤマブドウをスケッチする時間、あと特になんの意味もない落ち葉ふみふみタイム、などがお気に入りだった。

立ち止まったりカメラを構えたり、何だかんだ確かに30分ほど歩いて神社付近に到着。
先ほどまでの森林と違ってやはりひと気があって賑わっている。お蕎麦屋さんとかもある。

有名な階段、の手前にある料理店、川へ続く階段の門がたまたま開いていた。
まるで花束を置いたかのように


有名な階段、を登り、本宮へ


本宮も端正で美しかった。
人はそこそこいた。

美しい手水舎に掲げられた「水は命」
水占い
「願望:思うままなり」の字面の強さで笑う
降りたり登ったり。
もう少し奥にある結宮・奥宮を参る。
奥宮へ

数々のご神木や神石、大きな切り株から茂る新たな萌芽を眺めては、深呼吸してないのに深呼吸したかのような感覚を覚える。
(いつも思うけど何なんかなあの感じ)


川の中に一本足でいらっしゃる赤 孤高
お美しいので恐縮ですが別アングルも



かなり奥まで歩いてきてしまったのでそろそろ帰ろうと思ったけど、
おなかも空いたので本宮〜奥宮の道中気になったカフェ「兵衛」に入ってみることにした。
(お店の前の看板、あるメニューに惹かれ…)

とても今っぽいシンプルな木目調の、新しいけどとても落ち着いた店内
注文後に練られるわらび餅とお抹茶のセット。
お餅は温冷選べたのであたたかい方を

お椀に浮いた練られたてのわらび餅は、薄曇の透明で美しい。
とてもゆるいのでお箸と網で救出、黒蜜ときな粉をくぐらせて。


今日は練りたてわらび餅への興味が勝ったけど、もう一つこちらの可愛らしい外観のところも気になったので、また来よう

貴船倶楽部だって かわいい 入部したい


下りは流石にバスを使って(普通逆か)駅に戻る。


明日から、叡電ライトアップらしい。
夕方以降、線路沿いの紅葉がトンネル状に入り乱れるところを、照らしながらわざとゆっくり走ってくれるやつ。
昔一度出くわしたけどとても癒されたのでおすすめ。




いい遠足だった。

都会に住む者、たまにこうして自然や森を一括摂取したほうがいいのかもしれない。
自分という生体が、食欲や睡眠欲と同じレベル感でそれを求めていたのが、身をもってわかる。





おまけ🌼

白いキンポウゲだ お久しぶり〜
と思ったが、後で調べたらキンポウゲ科の、秋明菊という花だった。失礼失礼

別名、貴船菊

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