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【コラムvol.23】ハピレボ事例その②調査すると相手の気持ちが分かるようになる

ハピレボ事例で紹介している岡﨑組様は宮崎の土木建築の会社。土木建築というと女性にはちょっと縁遠い感じがしますが、実は今はIT化が進んでいて女性技術者でも十分に活躍できる業界なんだそうです。

ところが、これまでの求人募集の方法では、女性の応募どころか男性ですらなかなか採用できない状態が続いていました。

そこで私たちがサポートに入り、ブランディングを見直すことにしたのです。グループインタビューで一般人の意識を調査し、自分たちでは当たり前のことが一般の人、特に女性たちにいかに伝わっていないか、ということを知ってもらうことから始めました。

この調査をするだけでもかなりの成果が出ます。なぜなら、相手の気持ちが分かるようになるので、トークの内容が変わってくるからです。新卒向けの就職説明会では、相手が知りたいことや不安を取り除くようなトークができるようになったことと、もちろんデザイン的なものも女性を意識したものに変えたことで、びっくりするような成果が上がりました。

以前は数人としか話ができなかったのに、女性だけでなく男性もテーブルについてくれるようになり、持って行ったパンフレットは全てはけてしまいました。結果、前年の半分の期間で目標の採用人数をクリアし、しかも優秀な人材を採用することができました。

ハピレボの3本柱のうち、「採用強化」と「ブランド強化」は上手く行っていますが、「ES強化」はまだ道半ばです。ただし、ここで私たちの活動はいったん休止しています。それは「ES強化」について、社内でできることがまだたくさんあるからです。私たち外部が入る前に、まだまだ整備することがあるという判断で、そこが整備されるまで待つことにしています。

私たちは無理にコンサルティングに入ることはやりません。企業が自走できるのであれば、そこは見守るだけです。私たちはあくまでもサポーターですから、また自力で動くことが難しいステージになった時に、改めてサポートさせていただくつもりです。

例え手が離れたとしても、こうやって関わった企業がどんどん変わっていくのが本当に楽しみです。