勝手に生きろ

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  • エッセイ

    ノンフィクション、実録エピソードです。生きづらさ、自己肯定感、悩みが中心。

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    短編小説、ショートショートです。お仕事、恋愛、ミステリー要素強め。

記事一覧

固定された記事

綾部まとのポートフォリオ(2024年5月更新)

過去に書いた小説やエッセイ、インタビューの仕事について紹介します。 「綾部まと」とは作家/エッセイスト。1989年生まれ、名古屋出身、東京在住。明治大学法学部卒業。…

勝手に生きろ
1か月前
13

息子の習い事をぜんぶ、やめてみた

小2の長男、習い事がゼロになった。 週4のサッカーを辞め、週2の公文を辞めた。週2のアフタースクール以外は家でゲームをしたり、YouTubeを観てばかり。そんな彼を「お前…

20

人に振り回されない

 「脱・陰毛ヘア」を目指して予約をしていた明日の美容院を、キャンセルした。はい、せーの。  はぁ~~~?  昨日の記事であれだけ「金曜日に楽しみな予定がむふふ」…

7

陰毛な話で恐縮です

 息子が8歳になった瞬間、私は鏡を見て「これ、陰毛じゃねえか……」と呟いていた。よくある落ちていた・付いていた系ではない。自分の髪の毛が、そのものだったのだ。 …

16

家の前に痰が吐かれるんだが……

 家の前に痰が吐かれるようになってから、3ヶ月が過ぎた。  そいつは朝に現れる。長男と夫が家を出る7時半には吐かれていない。保育園に長女と次女を連れて行く時間帯に…

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3歳次女、ちいかわの『ひとりごつ』を良く歌うんだけど「なんだ~もう朝…かと…ひとり‥ごつ… 焼けたパンにバタァ ぬり…ぬり… 」の後に「朝かと…ひとり‥ごつ… 焼けたパンに(略)」っていつも振り出しに戻って先に進まない。永遠に同じ一日から出られないホラーゲームのようになっている。

5

今日はワイの唯一の作れる料理「唐揚げ」だったんですが、赤ワイン飲みながら作ってたら見事に焦がした。こんな日もあるよな!まだ月曜だけど、強く生きて行こうな!

お椀は俺たちの「Seria」で買いました。ポケモンSVのアオキさん推しだから🍙ふふ、買った場所かくなんて女優さんみたい♡

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クソな現実は酒と夢小説でふきとばせ

【毎日こんなん】①義両親との面倒くさいあれこれ うちの家族、私の両親、夫の義両親と、三家族で大好きな旅館へ行くことに。「車で迎えに来て!電車は嫌だ!」と主張す…

8

「集団で感じる孤独」との付き合い方

 飲み会で周りに座る同僚の顔を見る。みんな笑っている。上司のカスみたいなジョークにげらげら笑っている。「こいつらが嫌いだ」と思い、深い孤独を感じる。  この種の…

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死ぬ気で好きなことに金を使え。死なないから。

 レストランで一番安いものを注文してしまう。スーパーマーケットで気になる商品を見かけても値段を見て諦めてしまう。そんな、いつもお金がないあなたへ朗報だ。  夫を…

13

不倫小説の連載中に、抱えていた秘密

産後の女性はホルモンによって性欲が減る。しかし子どもが小学生くらいになると性欲が正常に戻る。みんなどう処理しているか不思議でたまらない。しかし女性同士で性の話は…

16

ベランダで一日を始めてみたら、いつもの朝が激変した

ワーキングマザーにとって最もHPが削られる時間帯は、平日の朝だ。 事件は母親が起きた瞬間から始まる。リビングではYouTubeを観ている娘や、隠れてゲームをやっていた息…

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妬みは幸せのチャンス「あの人の海外駐在を、なぜ素直に喜べないのか?」

Facebookを開くたびに、少し緊張する。「どうか嫌なものが目に飛び込んできませんように」と思いながら、いつも恐る恐る開いている。 「じゃあ、そもそも見なければいいじ…

勝手に生きろ
2週間前
23

ミュートのすすめ

今まで誰にも言わなかったことがある。かなり性格が悪いことが露呈してしまうから、黙っているつもりだったのだが、最近やたらネットで目につくようになったので、ここで書…

勝手に生きろ
3週間前
28

占いに行って、少し泣く

 占いに行ってみたいと、ずっと思っていた。  その日は午前中に代官山でマッサージの後に予定があるだけで、午後には何も予定がなかった。そこで友人からお勧めされた、…

勝手に生きろ
3週間前
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令和サラリーマンのリスクゲーム

あらすじ八菱銀行の法人リテール・リスク統括部の黒川(女主人公)は、支店長と副支店長の不倫について、調査をすることになった。その支店では、かつて恋心を抱いていた部…

勝手に生きろ
3週間前
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綾部まとのポートフォリオ(2024年5月更新)

綾部まとのポートフォリオ(2024年5月更新)

過去に書いた小説やエッセイ、インタビューの仕事について紹介します。

「綾部まと」とは作家/エッセイスト。1989年生まれ、名古屋出身、東京在住。明治大学法学部卒業。過去の職歴は、三菱UFJ銀行の法人営業部門(総合職)と、経済メディアのセールス&マーケティング部門。

「OTONA SALONE」での連載小説主婦の友社のWebメディア「OTONA SALINE」で2023年から「エリート銀行員たち

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息子の習い事をぜんぶ、やめてみた

息子の習い事をぜんぶ、やめてみた

小2の長男、習い事がゼロになった。

週4のサッカーを辞め、週2の公文を辞めた。週2のアフタースクール以外は家でゲームをしたり、YouTubeを観てばかり。そんな彼を「お前は公園で身体を動かせよ!友だちと遊べよ!」とイライラしながら見てたけど、思い出した。私も小学生の頃は週7で習い事があって、しんどかったんだ。

バレエも英語も、自分より年下の子や、後から始めた子にどんどん抜かれていって、負けず嫌

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人に振り回されない

人に振り回されない

 「脱・陰毛ヘア」を目指して予約をしていた明日の美容院を、キャンセルした。はい、せーの。

 はぁ~~~?

 昨日の記事であれだけ「金曜日に楽しみな予定がむふふ」とか「週末に母校の同窓会がドヤァ(私の定義では同窓会に行く奴はリア充である。よってドヤる)」とか騒いでおいて、何キャンセルしてんの? 決してお金が惜しくなったわけではない(ちょっとはあるけど)。時間がなくなったのだ。

 美容院でトリー

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陰毛な話で恐縮です

陰毛な話で恐縮です

 息子が8歳になった瞬間、私は鏡を見て「これ、陰毛じゃねえか……」と呟いていた。よくある落ちていた・付いていた系ではない。自分の髪の毛が、そのものだったのだ。

 昨日の痰の記事といい汚い話題ばかりで恐縮である。だって、ものすごく絶望したのだ。真夜中に夢小説をスマホで読み終えて、ふと目に入った鏡に「かがみよかがみ、答えちゃって。これは、陰毛? いえ、髪の毛です~」と、『Bling-Bang-Ban

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家の前に痰が吐かれるんだが……

家の前に痰が吐かれるんだが……

 家の前に痰が吐かれるようになってから、3ヶ月が過ぎた。

 そいつは朝に現れる。長男と夫が家を出る7時半には吐かれていない。保育園に長女と次女を連れて行く時間帯になると、必ず家の前に泡立った白いヤツが鎮座している。初めは1ヶ月おき、そして1週間おきになった。

 その度に、エントランスにいるマンションの管理人さんに掃除を依頼する。彼は愚痴を言うと必ず「僕が勤務してた前のマンションなんてね、他人の

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3歳次女、ちいかわの『ひとりごつ』を良く歌うんだけど「なんだ~もう朝…かと…ひとり‥ごつ… 焼けたパンにバタァ ぬり…ぬり… 」の後に「朝かと…ひとり‥ごつ… 焼けたパンに(略)」っていつも振り出しに戻って先に進まない。永遠に同じ一日から出られないホラーゲームのようになっている。

今日はワイの唯一の作れる料理「唐揚げ」だったんですが、赤ワイン飲みながら作ってたら見事に焦がした。こんな日もあるよな!まだ月曜だけど、強く生きて行こうな!

お椀は俺たちの「Seria」で買いました。ポケモンSVのアオキさん推しだから🍙ふふ、買った場所かくなんて女優さんみたい♡

クソな現実は酒と夢小説でふきとばせ

クソな現実は酒と夢小説でふきとばせ


【毎日こんなん】①義両親との面倒くさいあれこれ

うちの家族、私の両親、夫の義両親と、三家族で大好きな旅館へ行くことに。「車で迎えに来て!電車は嫌だ!」と主張する両親と義両親たちに(うわ、めんどくさ……やっぱり結婚なんてしなけりゃよかった)と、げんなりした。

「ジジババども、てめえら甘えてねえで電車で来いや!」と夫に向かってブチ切れたら、彼は「まぁ確かに遠いよ。行きか帰り、どっちか電車で、どっ

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「集団で感じる孤独」との付き合い方

「集団で感じる孤独」との付き合い方

 飲み会で周りに座る同僚の顔を見る。みんな笑っている。上司のカスみたいなジョークにげらげら笑っている。「こいつらが嫌いだ」と思い、深い孤独を感じる。

 この種の絶望を感じたことがある人は多いと思う。学校では気の合う友人ができない。職場ではランチに誘われない。飲み会でも浮いてしまう。孤独というのは不思議なもので、誰かといる時ほど深く感じてしまう。そして集団の中の孤独ほど、辛いものはない。

 こん

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死ぬ気で好きなことに金を使え。死なないから。

死ぬ気で好きなことに金を使え。死なないから。

 レストランで一番安いものを注文してしまう。スーパーマーケットで気になる商品を見かけても値段を見て諦めてしまう。そんな、いつもお金がないあなたへ朗報だ。

 夫を石油王へチェンジしなくても、ウソの退職理由をでっち上げて転職しする必要もない。人によっては歯磨き以下の労力でできるかもしれない。私は8年間メガバンクで法人営業をして、お金持ちも、昔お金持ちだった人も、お金持ちでない人もたくさん見てきた。そ

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不倫小説の連載中に、抱えていた秘密

不倫小説の連載中に、抱えていた秘密

産後の女性はホルモンによって性欲が減る。しかし子どもが小学生くらいになると性欲が正常に戻る。みんなどう処理しているか不思議でたまらない。しかし女性同士で性の話はタブーだから、この謎は一向に解けない。男性が性欲を持つことは「男らしさ」の象徴して良しとされているけれど、女性は「いやらしい」とされているからだ。

先日、夫が高校の同級生との飲み会に参加していた。共通の知人がいて、新婚旅行でハワイに行った

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ベランダで一日を始めてみたら、いつもの朝が激変した

ベランダで一日を始めてみたら、いつもの朝が激変した

ワーキングマザーにとって最もHPが削られる時間帯は、平日の朝だ。

事件は母親が起きた瞬間から始まる。リビングではYouTubeを観ている娘や、隠れてゲームをやっていた息子が出現する。未就学児は「スカートじゃないと嫌だ(保育園ではNGだってば)」「牛乳が飲みたい(もれなく零す)」など、身勝手な要求のコンボを繰り出してくる。こちらは「始業時間あるいは会議の時間」というタイムアタックが、時限爆弾のよう

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妬みは幸せのチャンス「あの人の海外駐在を、なぜ素直に喜べないのか?」

妬みは幸せのチャンス「あの人の海外駐在を、なぜ素直に喜べないのか?」

Facebookを開くたびに、少し緊張する。「どうか嫌なものが目に飛び込んできませんように」と思いながら、いつも恐る恐る開いている。

「じゃあ、そもそも見なければいいじゃないか」と思うかもしれないが、友人と連絡を取るために必要なのだ。友人の中には数名、LINEを使っていないからFacebookのメッセンジャーだけでやり取りしている人がいる。その人から連絡が来そうな時はFacebookを開くのだが

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ミュートのすすめ

ミュートのすすめ

今まで誰にも言わなかったことがある。かなり性格が悪いことが露呈してしまうから、黙っているつもりだったのだが、最近やたらネットで目につくようになったので、ここで書くことにする。

特定の人たちの「それって、ただの自慢ですよね?」と思うような発信についてだ。

具体的な名前は伏せるが、先日「うちの子どもは、こんなに本を読むのが好きなんです」という作家の親バカを、新聞のコラム欄で見かけた。また、「私って

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占いに行って、少し泣く

占いに行って、少し泣く

 占いに行ってみたいと、ずっと思っていた。

 その日は午前中に代官山でマッサージの後に予定があるだけで、午後には何も予定がなかった。そこで友人からお勧めされた、渋谷にある占いのお店のことを思い出した。調べたらお値段も良心的だし、電話をしたら予約が取れた。人間はどうして、ここまで退屈に耐えられない生き物なのだろう。ほとんどの元凶は「ひま」から始まる。

 マッサージを終えて、占いのお店が入るマンシ

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令和サラリーマンのリスクゲーム

令和サラリーマンのリスクゲーム

あらすじ八菱銀行の法人リテール・リスク統括部の黒川(女主人公)は、支店長と副支店長の不倫について、調査をすることになった。その支店では、かつて恋心を抱いていた部下:七瀬が働いていた。束の間の再会を喜んだ直後に、支店長らしき男性が首を吊っている姿が発見される。七瀬に協力してもらいながら調査を進めるが、彼からの誘惑や、趣味であるポルノ小説を書き進めていくうちに、調査は泥沼にはまっていき……。令和の時代

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