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わたしの強みは ‟着想“ です。あなたの強みは言えますか?

突然ですが、あなたの強みはなんでしょうか?
 

タイトルにもある通り、わたしの強みは ‟着想“ です。
 

しかし、この ‟着想“ を説明するのがひと苦労です笑
 

これは私が以前読んだ本で見つけた(見つけてもらった)強みです。
その本こそが…
 

「ストレングス・ファインダー2.0~さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」
 

ストレングス・ファインダーはアメリカ心理学会において「強みの心理学の父」として称されるドナルド・O・クリフトン博士によって開発されたものです。

 
簡単に言えばWEBテストで「あなたの強み」を診断してくれるツールであり、その強みを細かく教えてくれる解説書のようなものです。
 

10分くらいのアンケートに答えると34の資質から、あなたの「才能」を5つ提案してくれます。
 

実はこの本では「才能×投資=強み」とされており、実際に測定されるのは強みではなく「才能」です。
 

導き出された才能(頻繁に繰り返す思考、感情、パターン)に投資(練習やスキル開発、知識を身に付けるための時間)を掛け算することで「強み(常に完璧に近い成果を生み出す能力)」へと昇華されるのです。
 

要するに、強みの源泉になり得る「才能」があっても、それを強みに変えられるかは自分の努力次第ということです。

タイトルでも示した ‟着想” というのは私が提案された才能の一つですが、なぜかこの着想という言葉に物凄い納得感と安心感、高揚感、親近感すら感じる不思議なパワーが込められています。

「着想」とはほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する的確で簡潔な考え方を発見すると、うれしくなります。(中略)見た目には共通点のない現象に何となくつながりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。着想とは皆がなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して新しい見方をすることです。

ストレングス・ファインダー2.0より引用

この文章を読んだとき、わたしは「まさにこれだ!このつながりをいつも欲している!」と感じました。
 

また、この本では着想が高い人たちの声としてこんな事例が紹介されています。

ルーブル美術館にモナ・リザを観にいったときのことです。角を曲がると小さな絵に向けてたくさんのカメラのフラッシュがたかれていて目がくらみました。そのとき見つけた「フラッシュをたかないでください」という掲示も頭に残りました。カメラのフラッシュは絵画を損傷するという記事を読んだことがあったので奇妙だと思ったんです。それから約半年後、モナ・リザは今世紀に2度も盗まれたことを知りました。すると突然すべてがつながったのです。これらの事実をすべて説明できるのは、本物のモナ・リザはルーブルに展示されていないということです。本物は盗まれ、自分たちの落ち度を認めることを恐れた美術館は偽物を展示していたのです。本当かどうかは分かりませんが、なんと腑に落ちる話なんでしょう。

ストレングス・ファインダー2.0より引用

このように一見して関係ないように思える出来事が、実は裏で繋がっていたと。
 

着想が高い人はこうした新たな発見や意外な角度からの思考が大好きであり、新しい着想が生まれるたびにエネルギーが電流のように走るそうです。
 

ふと思い返すと私もまさにこのような思考を続けており、意外な発見をした際には快楽の海に溺れます。

才能は「頻繁に繰り返す思考、感情、パターン」と解説されていますが、わたしの才能=着想だったのか!と喜びを感じるそれこそが、わたしの才能が「着想」であることの紛れもない事実です。
 

わたしはこの‟着想“という響きや温度感、思考がとても愛おしくて、「私の強みは着想です」と言いふらしています。
 

では、「才能×投資=強み」だとすると私の真の強みは一体なんでしょうか。
 

実はこれには私なりの明確な答えがあります。
 

前提として才能が ‟着想“ であるのは紛れもない事実です。
それでは、私がどんな投資をしてきたかというといくつかあります。
 

まず思い当たるのが、中小企業診断士という資格を取得し、論理的思考を学んだこと。

そして、経営に関する広い分野の中でも「起業」を専門とし、自ら行動することの大切さを学んできました。新たなサービスを開発するために、競馬場へ行ってヒアリングしたこともあります(意外とみんな優しかったなぁ)。街中でアンケートを取ったら、予想と全く違うことに涙したこともあります。

起業という0→1を生み出す訓練を続ける中で、「誰のどんな悩みをどうやって解決するのか?」という思考が定着し、そのためには何よりも行動が必要だということを、時間をかけて学んできました。
 

このように「着想×ゼロイチ思考」によって生み出されたの強みは…
 

ずばり「コンセプト設計」です。
 

新たな店舗を作るとき、新たな企画を考えるとき、新たな商品を生み出すとき、必要になるのがコンセプト設計です。
 
このコンセプト設計が私は得意なのです。
 

もしかしたらnote記事を作るときもそうかもしれません。
 

誰にどんな内容の記事を、どのように届けたらいいのか?
 

「コンセプト」って聞くとなんとなく分かっている言葉だけど、ちゃんと説明できないですよね。だから、起業相談を受けていて、いきなりコンセプトを決めましょう!なんて言っても絶対に決まらない。
 

実はこういう類の言葉は要注意です。
 
 
特に、ビジネス界隈には「ブランディング」「付加価値」「マーケティング」などといった「なんとなく分かるけどちゃんと説明できない言葉」が溢れています。

(だから、付加価値の正体を解説したコチラの記事は反響が大きいんだと思います)

しかし、私はこういう「なんとなく分かるけどちゃんと説明できない言葉」を自分なりに説明することができます。
 

なぜならば、‟着想“ という才能によって一つの言葉を色んな角度から見ることができるからです。
 

実務に使える強みとしては「コンセプト設計」かもしれませんが、‟着想“ という思考そのものが強みの源泉(ビジネスではコア・コンピタンスともいう)であり、応用すれば強みはストックできるものだと思います
 

‟着想“ という考え方に出会えただけでも、この本は私にとって「神」であり、人生を豊かにしてくれた一冊です(宣伝ではありません笑)。
 

皆さんもあなたの才能×投資=強みを探してみてください。
 

あなたの強みはなんでしょうか?
 

わたしの強みは ‟着想“ です。
 


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