ごめんなさいよりありがとう!見えなくてもハッピーに生きてたら気がついたこと

挨拶は、日常生活でとても重要ですよね。特に「ごめんなさい」と「ありがとう」は、相手との良い関係を築くために欠かせない言葉だと思います。

私は視覚障害者で、助けてくれる人に出会うことがよくあります。道に迷ったときや親切な声掛けをしてくれる方がいることは、本当に嬉しい瞬間です。
でもその時にどう手助けしていいか迷ったり、「声をかけても大丈夫なのか」など考えてくれていることが伝わってくることがあります。
それはそうなのです。何も知らない他人に、それも自分とは違うことで困っているように見えるがどのように対処すれば良いかわからない相手に対して勇気を持って声をかけてくれているのですから。


そんな時、「ごめんなさい」と「ありがとう」の使い分けが大事だと感じました。助けてくれる人に対して「ごめんなさい、すみません」と謝ることが多かったけれど、最近は「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える方がいいと思うようになりました。なぜなら、相手が助けてくれようとする気持ちに感謝を伝えることで、お互いが気持ちよくコミュニケーションをとりやすくなるからです。

視覚障害者だって、見えなくなったからといって、生きていることに後悔や謝罪の感情を抱いているわけではありません。同じように、他の障害を持つ人たちも、自らの状態を選んで生きているわけではありません。だからこそ、「ごめんなさい」という謝罪の言葉を抱えながら生きることは辛いものです。

「ありがとう」という言葉を使うようになってから、周りの人々が声をかけてくれることが増え、それが私にとっては嬉しい変化になっています。もちろん、「大丈夫です!」という時もありますが、その時でも必ず「ありがとうございます」と付け加えるようにしています。これは、感謝の気持ちを大切にし、お互いにポジティブなエネルギーを共有するためです。

「ありがとう」と「ごめんなさい」は、単なる言葉以上の、お互いへの思いやりや感謝を表す手段です。これらの言葉を大切にし、使うことで、お互いにより豊かな関係を築いていくことができるでしょう。

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