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韓国系企業で働きながら気づけた私の強み💪🏻

みなさん、こんにちは。

新卒で韓国系企業に入社し、早くも半年が経ちました。

入社当初(2月)は、右も左も分からず、とにかく先輩方の足だけは引っ張らないようにと頑張っていましたが、最近はおかげさまで少しずつ先輩の手を離れ、ひとりで仕事を任せてもらうことも増えてきました。

そんな韓国系企業で働いている私ですが、仕事をしていく中で、新しい自分の強みを知ることができました。

今日はそんなお話を書いてみようと思います。

※本記事では、登場人物は皆日韓バイリンガルのため、母国語が韓国語の場合は韓国語ネイティブ、母国語が日本語の場合は日本語ネイティブと表現しています。



オンリーワンになろうとしていた私

昔、というか就活をしていた頃。

自己分析なんかをしていく中で、果たして企業が私でないといけないと思うような私の強みとはなんだろうと自問自答していました。

最初の頃は、日韓のバイリンガルであることに自信を持っていたのですが、徐々に「いや、日韓のバイリンガルなんていくらでもいるし… なんなら私よりもレベルが高い人なんて山のようにいるだろうし… もしかしてあんまり強みではないのかな…」と思い始めるようになりました。

その頃は、どうにか自分がオンリーワンでありたくて、葛藤していた気がします。


就活を終えて、実際に社会人になった今思うこと

そんなオンリーワン思考だった私ですが、結局のところ職について思うのは、これまでの人生、自身の性格、得意な作業、知識の量…など、ひとりの人間として大きく見れば全員がオンリーワンで、他人と違う強みを持つ必要などないのだということです。

くさいかもしれませんが、要するに「もともと特別なオンリーワン」なのです。

私が就活をする際は、韓国語がそこそこ出来ること、日韓の文化が入り混じった特殊な家庭・環境で育ったこと、自身の性格(行動力とポジティブ思考)を強みとしていましたが、どれもひとつひとつの要素を見れば、私よりももっとすごい人がいるでしょう。

最初の頃はそのことに不満を覚えていましたが、働いている今思うのは、複合的に見れば私と全く同じような人は他にはいないわけで、要するに私自身という1人の人間の存在が強みでありオンリーワンであるのだなということです。

だから、何か人と違う強みをアピールしなければと追い込められる必要はなくて、「私」という1人の人間についてどのようにうまく説明し、アピールするかが重要だと思います。


実際に韓国系企業で働いてみて感じる私の強み

こんな大それたことを言っていますが、私だって就活中(入社前)は自分の強みにあまり自信を持っていませんでしたし、私にそんな強みなんてないぞ…と思っていました。

でも、入社して約半年が経つ今、実際に働いてみたからこそ知ることができた私の強みがいくつかありました。

翻訳の際、日本語ネイティブだからこそ拾うことができる細かなニュアンスの違い

私の会社では仕事の一環として翻訳とその校正を任されることもあります。

基本的には、韓国語ネイティブが日本語→韓国語を、日本語ネイティブが韓国語→日本語を任されることが多いのですが、校正をする際にはあまり関係なくどちらも対応したりします。

私もまさに現在、韓国語ネイティブの先輩が翻訳した日本語→韓国語の原稿の校正を行なっているのですが、意外と私だからこそ修正を入れることができる部分があったりします。

例えば、元の日本語の原稿に、日常会話では使わないようなかなり難しい漢字や表現が入っていたり、日本語特有のややこしい遠回しな分かりにくい表現がある場合、韓国語ネイティブはよく分からない表現のため、自分の中の知っている単語や表現に置き換えて誤って翻訳をしてしまうことがあります。

このような場合、校正作業も韓国語ネイティブが行うと、その誤りに気づくことができず、誤ったニュアンスで翻訳されたまま翻訳作業が終わってしまうという恐ろしい事態が起こりかねません。

そのような時に大活躍できるのが、日本語ネイティブでそこそこ韓国語ができる人材なのです。

元の日本語の原稿を正しく理解した上で、韓国語の翻訳原稿を見てそれが誤っていることに気づくことができるからです。

これまで私は自分が翻訳をすることはあっても、誰かの翻訳内容を校正するといった経験はしたことがなかったため、入社後初めて、自分が活躍できるシーンをひとつ知ることができました。


人よりも国語が得意なので、校正作業が得意

私はこれまで全ての受験において、国語の点数で乗り越えてきたといっても過言ではないくらいの超ド文系です。

小学生の頃からとにかく国語が得意で好きで、それは大学に入る時まで変わることはありませんでした。
(※TMIですが、古文・漢文は苦手です。)

そんな私の強みですが、大学受験を終えてから(「国語」という科目に触れなくなってから)はすっかり忘れていました。

しかし、今の会社に入社して、すぐに思い出すことになったのです。

先述した通り、私の会社では校正作業を任されることもしばしばあります。

そんな時に「uriさん、よくこんな間違いまで気付きましたね…!すごすぎます。」と褒めていただくことがあり、そこで久しぶりに自分が国語が得意だったことを思い出したのです。

日本語の文章とは面白いもので、少し助動詞が抜け落ちていたり、漢字が違うだけでまるっと違う意味になってしまいます。

私はそんな文章が目に入るとすぐに気持ち悪いと感じ、訂正を入れてしまうのですが、意外とこれは万人ができることではないようです。

今では、「uriさんが校正してくれたんだから、きっと他は大丈夫ね。信頼できるわ。」なんて言っていただくこともあって、嬉しく誇らしい限りです。

受験で国語が得意だったなんてことが、意外と仕事に生きてくることもあるみたいです。


自分が思っているより意外と韓国語ができている

外国語能力って、なかなか測れないもので、自分で自分の能力を把握するというのは簡単なことじゃないと思うんです。

私もこれまでありがたいことに何度も「あなたはもうネイティブ」「こんなに上手な人初めてみた」等、身に余るようなお褒めのお言葉を頂戴してきましたが、結局このような言葉をもらっても「どうせお世辞だろう…」などと思って、ずっと自分の韓国語に自信がないままでした。

しかし、仕事をしていく中で、それこそ韓国語の翻訳文の校正を任されたり、先日は大手企業の通訳を任せてもらったりと、韓国語の大切な仕事を任されるようになって、実は意外と自分の韓国語能力はそこそこあって、社長や他の社員さんにも信頼してもらえてるんだと感じるようになりました。

今も自分の韓国語に自信があるわけではないですが、以前に比べれば少しは自分の能力を認めてあげられるようになったと思います。


ということで、私は今の会社で働きながら色々な自分の強みを発見することができました。

これも私の強みを尊重してくれ、優しく接してくださる周りの皆さんのおかげであって、ものすごく感謝しています。

この記事を読んだ人は「自意識過剰なんじゃないの?」と思うかもしれませんし、私自身、正直自意識過剰なんじゃないかと思います。

ただ、最近結局自意識過剰なくらいが人生幸せだということに気付き始めたので、今後も適度に自意識過剰でいたいと思います^^

私の会社はやはり皆が日韓バイリンガルなので、毎日すごくいい刺激を受けます。

今後も努力を続けて、もっと成長できるよう頑張って行きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

おばあちゃんと済州島に行きたい!