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日韓ハーフのリアル韓国交換留学レビュー👩🏻‍🎓🇰🇷講義の内容・感想から成績、費用まで、全てお伝えします!

みなさん、こんにちは🤍

今回は日本育ちの日韓ハーフである私が韓国・ソウルで留学をした正直なレビューを書いてみようと思います📝

私は大学の交換留学制度を利用して、4年生の春半年間韓国の大学に留学しました!

先に言っておきます。一生懸命書きすぎてめちゃくちゃ長いです…(1万字を超えています)😵‍💫

もし内容が役に立ったよという方がいらっしゃれば、いいねコメント、そしてサポート、とても励みになりますのでぜひお願いいたします🥹

交換留学ってどんなもの?

私は現在通っている日本の大学の交換留学制度を利用して、韓国に行きました🇰🇷

まずは、聞き馴染みがない方もいらっしゃるかもしれないので、交換留学について軽く説明しようと思います✈️

交換留学とは、一般的に大学が「学術交流提携」を結んでいる海外の大学へ留学することを言います。

交換留学は語学留学とは異なり、外国語で専門知識について学ぶことがメインとなります。そのため、留学前から外国語がある程度話せることが前提となってきます。

私の場合は、現地で韓国語で学ぶことを想定していたので、あらかじめTOPIKを取得していました。TOPIKの条件は3級以上でした。

学校にもよりますが、現地の言語ではなく英語で留学することも可能な場合があります。私も一応韓国語の他に英語という選択肢がありましたが、英語は絶望的にできないので🥲実質韓国語の一択でしたね…(笑)

ただ、周りには英語で韓国に留学したという人もいます。日常生活で韓国語を磨きながら、学校では英語で専門を学ぶなんて…かっこよすぎるし尊敬します🫢

そして、交換留学最大のメリットは
①留学先の大学の学費は払わなくても良いこと(自分の大学に学費を納める代わりに留学先では学費を出さなくて良い)
②留学先で取得した単位を日本の大学の単位に交換できること
の2点です。

言ってみれば、数ヶ月あるいは数年間、海外の大学にお試しで通ってみるような感じです。

学校選び(志望校の選定)

交換留学に行くことを決めたら、まずは志望校を選ぶ必要があります。

私の場合は、韓国だと10個くらい選べる学校(大学が協定を結んでいる大学)があったので、その中から第5志望まで選びました。

私の場合、志望校を選ぶ基準は
・学部学科
・授業内容
・寮の環境
・大学の立地

がメインだったので、この4つを比較する表を作ってそこから5つの学校を選びました。

とはいえ、正直なところ似たりよったりなところも結構あるので、志望理由は第5希望の学校に至っては無理やり絞り出したような理由を書いたと記憶しています…😅

【9月】大学内での選考

交換留学に行くためには、まずは日本の学校での選考を突破しなければなりません。交換留学は言ってみれば大学の代表として現地校に派遣されるようなものなのです。

私の学校の場合、書類選考通過後、面接を受けて合格した者のみが交換留学に行けました。

最初に提出した書類の内容は、志望校、志望動機、現在大学で学んでいること、挫折経験、将来の目標などほぼ就活のような内容でした👩🏻‍💻

これを一生懸命書いて、提出します。

また、この時語学スコアの証明書も提出しました。語学スコアの提出が必要な場合は、この期日に成績発表が間に合うように試験を受けておきましょう…!

その後、書類選考通過のお知らせが来たら、面接の準備をします。

私の場合は、書類選考で提出した内容の深掘りがメインでした。私の性格が楽観的なこともあり、面接官(国際部の方々)と楽しくお話をして終了しました。

無事に面接も通過したら、次は志望校へのアプリケーションが始まります。

【11月】アプリケーション

無事に学内の選考を突破したら、次は志望校での選考に移ります。

私はこのアプリケーションの段階が最も大変でした💦

というのも、アプリケーションは全世界の留学生が同時に行うので、学校からの案内は全て英語で来るのです。

英語が壊滅的な私は何回も翻訳機に頼り、なんとか必要書類を揃えました😅

必要書類は学校や時期によると思いますが、私は
・語学スコア(TOPIK3級以上)
・在学証明書
・日本の大学の推薦書
・学習計画書
・新型コロナワクチン接種証明書
・TBテスト(結核検査)の結果
・口座の残額証明書

などが必要でした。

コロナ禍だったこともあり早め早めの準備が必要だったので、すごくドタバタした記憶があります💦

ちなみに、現地の大学と直接やりとりする際は、英語ではなく韓国語でしていました。その方が楽なので…😅

また、分からないことや相談があればグイグイ韓国の大学の国際部に連絡をしていました。自分で考えたり検索する能力ももちろん大切ですが、本当に分からないことや気にかかることがあれば現地の大学に聞くのが手っ取り早いですし確実です!韓国は日本とは違って「遠慮は美徳」的な考えがないので、あまり遠慮しすぎずにどんどん質問するのがいいかと思います!

アプリケーションを無事に終え、現地の大学から受け入れ許可証が届いたら学校関係の手続き完了です!ついに留学へのチケットを手にしたことになります✈️

【11〜1月】出発までの準備

普通の人(日本国籍しか持っていない人)の場合はここでビザの申請が必要になります!

が、私のように日韓二重国籍の人の場合はビザの申請は必要ありません(というか申請できないです)。

では、ここから出発までにしなければならないことは何もないのかというとそうではありません。

私の場合は
・家探し(寮ではなく一人暮らしをしていたため)
・留学保険の準備
・飛行機チケットの確保
・隔離先の確保
・決められた期間にコロナの検査を受け陰性証明書を手に入れる

などなどやることが沢山ありました💦

韓国でのお家探しについてはこちら🏠

コロナさえなければもう少し落ち着いて準備できたと思いますが…ま、これもまた良い経験ですね😌

【2月上旬】ついに出発!韓国への入国(feat.コロナ)

さて、無事に留学の準備を全て終え、いよいよ出発の時が来ました。

私の韓国入国に関してはこちらでまとめています✈️

よく期待と不安どちらの方が大きかったか聞かれますが、なんだかんだ「なんとかなるだろう」という気持ちでいた気がします😅

2年ぶりの韓国というのもあってすごく楽しみだった反面、ちゃんと隔離できるかな、ちゃんと住んでいけるのかなという不安もありました。

が、基本的にいつも人生どうにかなると思っているので…(笑)

すごく冷静だった気がします😌


荷物の中身は?持っていって良かったもの、逆にいらなかったものはある?

実は私は半年間の留学に対して普通のキャリーバッグひとつで韓国に行きました。(やばいです)

というのも、普段使っている化粧品や服が韓国のものだったのでわざわざ日本から逆輸入(?)する必要があるのか疑問に思ったのです😅

むしろ、留学中にいっぱい買って日本に持って帰りたいと思っていたので、服も化粧品も最低限、隔離で必要な分だけ持って行きました。

持っていって良かったなと思うものは
下着(慣れたものが良い、海外ではなんとなく買いにくい)
simカード(コロナ禍だったこともあり事前準備しておいて本当に良かったと感じた)
歯ブラシ(韓国のはアメリカと一緒でヘッドがめちゃでかい…!)
日本からのお土産(とても喜ばれる、奢られることも多いのでお土産を持っていった方がこちらも気が楽)←各種グミ、袋入りの小さなたべっ子どうぶつなどがおすすめ!好評でした!
ポン酢(まじで売ってない、ポン酢さえあれば全て美味しい)
(さしみ)醤油(韓国の醤油は味が違うので日本の味が欲しければ持って行っても良いかも!韓国でも売ってるけど超高い)

逆に別に要らなかったなと思うものは
洗濯ネット(現地で買えば良い)
ハングルのBluetoothキーボード(慣れたら普通に日本のキーボードで打てる)
生理用品(日本の方が品質が良く、韓国のはあまり良くないので持って行った方がいいと聞いていたが、正直そんなに絶対持って行ったほうがいいというほどではなかった)

でした!ご参考までに🙏🏻

【2月初旬】韓国入国後するべきこと(日本育ちの日韓ハーフの場合)

さて、無事に入国し隔離が終わったら本格的に韓国での生活が始まります🏠

住居が確定し、入居したらまずは住民登録をする必要があります。その後、口座の開設ケータイの契約をしたら住んで行く準備はバッチリです!

詳しくは以下の記事から💁🏻‍♀️

【2月中旬】地獄の受講申請(履修登録)

さて、韓国では新学期が3月1日に始まりますが、その前に鬼の履修登録が待ち受けています。

韓国の履修登録は日本とは打って変わって本当に戦いです。

先着順な上、授業ひとつあたりの聞ける人数が多くないのですぐに定員が埋まってしまいます。0.1秒の差が命取りとなるのです。

0.1秒も遅れられないのでサイバータイムを確認しながら履修登録を行います。熾烈な戦いです…。


さて私の場合、本来留学生は現地学生とは別に期間が設けられていて、1月中旬に履修登録を行う予定でした。私もしっかり準備をしていたのですが…

なんとサーバーが落ちてしまったのです😮‍💨

で、結局2月中旬現地の学生たちと一緒に履修登録をすることになったのですが…

現地の学生でさえ「難しい」と嘆く韓国の履修登録。

素人の日本育ちには到底勝ち取れませんでした。

結局この時登録できた科目はなんと、1つ…😭

どうしよう?終わった…😭と思っていた私は、とりあえず留学先の大学の卒業生である知り合いに相談をしてみることにしました…。

【3月初旬】履修登録に失敗した?大丈夫!復活のチャンスあり!

終わった…と凹んでいた私にとっておきの情報が!

なんと「訂正期間」なる、敗者復活チャンスがあるらしいではないですか!

訂正期間とは、聞き慣れない単語かもしれませんが日本の大学にもあるシステムで、学期が始まって最初の1週間のことを指します。

授業を聞いてみて、履修登録を変更できるあの期間のことです。

この期間に、うまいこと誰かが抜けた枠に入ることができれば履修が可能だと教えてもらいました。

なんといってもその時点で1つしか履修登録を出来ていなかった私は、履修登録本番と同じようにパソコンの前でサイバータイムもセットして全力で待機しました。

その結果、なんと聞きたかった授業3つを登録することに成功しました!敗者復活戦で勝ったのです!

とっても嬉しくてパソコンの前で飛び跳ねたことを覚えています(笑)

結論、授業は何個くらい取るのが良い?

私は最終的に4つの授業を取りましたが、4つに抑えておいて(実際は履修登録に敗戦して4つしか取れなかったのですが…)よかったなと思いました。

え?日本だと6、7個は取るよね?

と思われたかもしれませんが、韓国の大学は日本と違って基本の授業時間が2時間半〜3時間で、

①1週間に1回だけ授業があり、授業時間は3時間
or
②1週間に2回授業があって、一回あたりの授業時間は75分

という風になっています。

つまり、韓国で4つ授業を取れば日本では7、8コマ程取っている計算になるのです。

時間もそうですが、定期試験も韓国語で暗記しなければならなかったので私には4つがちょうど良かったかなと感じています。

ただ、私は4年次の留学ということで単位に余裕があり、正直単位は1つも取らなくて良い状態でした。

もしも2、3年次の留学であればもう少し授業を聞く方がいいということもあるかもしれません。その辺はご自身の単位取得状況卒業希望時期などに合わせて考えるのが良いかと思います!

私の受けていた授業

私はせっかく留学に来たのだから韓国でしか学べないような内容の授業を取ると決めていました。

で、最終的に取ったのは
韓国社会に関する授業(英語)
②南北朝鮮問題に関する授業(韓国語)
③韓国近代史に関する授業(韓国語)
④健康に関する授業(韓国語)

の4つでした。

(最後の健康に関する授業はOBの先輩がお薦めしてくれたので取りました(笑))

近代史の授業南北朝鮮問題に関する授業は知らない単語もたくさん出てきて大変でしたが、その分新しい知識をたくさん得ることができて本当にとって良かったなと思っています。

第二次世界大戦終戦後の韓国社会、6.25戦争(朝鮮戦争)、韓国の民主化運動、北朝鮮と韓国の関係 etc…

韓国に住む者として、韓国にルーツを持つ者として本当に有益で学んで損はない内容ばかりでした。

これは私個人の意見ですが、せっかくならば留学先でしか学べないようなことを学ぶ方がお得だと思います。

韓国の大学の授業ってどんな感じ?(feat.コロナ)

まず、私はコロナ禍だったこともあり授業は4つともオンラインでの実施でした。

そのうち2つzoomを利用したリアルタイムの授業、残り2つ録画された授業動画を視聴するタイプの授業でした。

リアルタイムの方は週1で3時間のタイプだったのですが、最初はやはり集中力を持たせるのが大変でした💧

とはいえ、3時間ぶっ通しで講義をするわけではなく、間に10分休憩が数回入るのでそこでリフレッシュをして最後まで頑張るという感じでした!

残り2つは週に1回、教授が事前に録画した動画を視聴するタイプだったのですが、動画は大体1時間〜1時間半くらいの長さでした!

「日本は教授が一方的に講義するスタイルが主流で、海外とは違う」みたいな印象があったのですが、私が韓国で受けた授業も基本的には教授の講義を聞いてノートを取るタイプのものでした。
(コロナでオンラインだったこともあるかもしれません)

ただ、(個人的な意見ですが)日本よりも動画やスライドの質が高く、見ていて面白いものが多かったです。

それでもやはり先生によって授業のスタイルや質は全然違うので、良いと思う先生(授業)もいれば、合わないなと思う先生(授業)もいました。

個人的にぶっちゃけ評価をするとすれば

①韓国社会に関する授業(英語)

→日本育ちの日本語ネイティブ的には韓国人の콘글리쉬(韓国英語)は聞き取りにくい…!初回授業で簡単な英語しか使わないと言っていた割に(内容的に仕方ないが)普通に専門用語が沢山出てきて辛かった。ただ、内容は社会学を専攻している者としてはすごく面白く、興味深いものだった。

②南北朝鮮問題に関する授業(韓国語)

→内容自体は面白いが、どうしても難しい内容なので理解するのがしんどかった。スライドに文字が詰め詰め+教授もほぼスライドの文字を読むだけなので何度か夢の中へ…。でも発表の機会(グループも個人も)もあっていい経験になったと思う。

③韓国近代史に関する授業(韓国語)

→内容も先生の講義スタイルもすごく面白くてこれが1番楽しみな授業だった。オンライン授業ではあったが頻繁にチャットを利用して教授と生徒の双方のやり取りがあり、集中力を持続できた。個人的に興味を持っていた内容だったこともあるかもしれないが、とても受けていて面白かったのでこの授業は本当におすすめしたい。

④健康に関する授業(韓国語)

→内容も先生の講義スタイルも面白くて、これも集中力が最後まで持った。内容的に日常生活にすごく役立つ感じ。また課題も変わっていて、1週間の食事を記録し、それを他の生徒と共有、コメントし合うみたいな面白い課題もあった。この授業が1番他の生徒との交流があったと思う。

という感じです💁🏻‍♀️

明らかに合っていた授業と合わなかった授業があったことが分かるかと思います(笑)

とはいえ、私は結構この授業たちを選んで良かったと思っています!自分の関心のあることを学べたので満足です!

課題はどんな感じだった?(feat.コロナ)

さて、お次は課題についてです。

まず、基本的に韓国は日本の大学に比べて課題の量が多いです。

でも、課題は出さないという授業もあるにはあるので、その辺はシラバスをきちんと確認しておくのが吉かと思います!

私が受けていた授業ではどんな課題があったかと言うと

①韓国社会に関する授業(英語)

・毎回の授業の要約と感想
→Wordの決められた様式に合わせて作成。多分500字くらいだったと思う。大した課題ではないはずだが、英語で書かないといけなかったので結構大変だった。

②南北朝鮮問題に関する授業(韓国語)

・動画の視聴+感想文
→1回のみ出された課題。朝鮮戦争に関するドキュメンタリーを視聴し、その感想文をWordで作成して提出。映像は視覚的に捉えることができるので、比較的楽。本を読んで感想文とかじゃなくて良かった…。
・팀플(グループ発表)の準備
→先生が勝手に振り分けたグループ(3、4人)で、決められたテーマに関してグループ発表をする課題が1回あった。内容を詰めるための会議、スライドの準備、台本の準備、練習が必要だったが、全員がやる気があるわけではないので中々上手くいかない(韓国あるあるらしい)。なお、グループ分けは留学生も普通に現地の生徒の中に放り込まれる。韓国語をある程度できて良かったと思った。
・↑で発表した内容の要約(個人レポート)
なんと発表だけでは終わらず…。個人で発表内容の要約をWordで作成し、提出しなければいけなかった。ただ、グループ発表の内容をもとに書けば良いのでそこまで苦ではない。
・個人発表の準備
→これは自主的に申し込んだ課題(詳しくは下の記事からどうぞ😌)。韓国と北朝鮮が今後どのように統一または協力関係を築いていくべきかについて15分間、オール韓国語で発表。成績には加味されないとのことだったが、せっかく留学に来たしということで挑戦した。準備には結構時間をかけたし、発表時には死ぬほど緊張して震えていたが、最終的にすごく良いリアクションも貰えたので挑戦して良かったと思っている。


③韓国近代史に関する授業(韓国語)

・フィールドワーク(期末課題)
→授業で扱った民主化運動に関連する場所に実際に訪れ、そこで撮った自撮り写真と感想をWordにまとめて提出する課題。場所はあらかじめ教授が6箇所を指定し、そのうち4箇所に訪れる。具体的には国立ソウル顕忠院、李韓烈記念碑と記念館などがあった。フィールドワークをしてみると、やはり文字や動画だけでは分からないことを理解することができたり、五感で感じることで記憶に残りやすくてとても良かった。ただ、ひとりで自撮り写真を撮る&それを提出するのは少し恥ずかしかった。

④健康に関する授業(韓国語)

・毎回の授業の要約と感想
→Wordで毎回授業の要約を500字くらいで行い提出。こちらは韓国語なので良かったが、何気に毎回内容をまとめるのは大変。
・1週間の食事記録
→1週間、アプリを入れて自分の食事を記録しながらそれをネイバーカフェに投稿する。毎食の食事の写真と、栄養バランス、カロリーを投稿する必要があり、自身の食事を数百人に大公開することになるのでちょっと恥ずかしい。タスクとして毎日10個くらい他生徒の投稿にアドバイスコメントをつける必要があった。日本育ちの食事は質素で健康的だとよく言われた(笑)地味に大変だったが、他生徒と毎日交流できるという点でも面白かった。ちなみにこの課題は2回でた。
・他生徒との討論
→2週間に1回くらい先生が決めた討論テーマで討論をする課題があった。これもネット上でやりとりを交わすのだが、具体的には自分の意見をあげる+他生徒の意見にコメントで感想(ここには同意、これは違うなど)を書き込むということをする。何気に韓国語で毎度毎度意見を考えるのがしんどかった。
・動画の視聴とそれに関連して他生徒と議論
→最終回に出た課題。「百聞は一見にしかず」なのでドキュメンタリーを見てくださいという感じだった(果たして動画は一見にカウントするのだろうか…)。1時間ちょいくらいの動画で、テストに追われる中出された課題だったので辛かった記憶がある。
・全ての授業を振り返って要約と感想(期末課題)
→これまでサボらず毎回要約してきた自分に感謝する課題。正直15週も授業を受けていれば最初の頃の授業の内容なんてほんの少ししか覚えていない。ので、授業資料と自分の要約を参考にしながら頑張ってまとめる。

などなど

という感じでした。

見ればわかると思いますが、④健康に関する授業(韓国語)が群を抜いて課題の量が多く、結構大変でした。

ただ、課題は基本ネイバーカフェ(小さなネット掲示板のようなもの)で行うというのが韓国らしく新鮮で良い経験になりました。

テストはどんな感じだった?(feat.コロナ)

さて、成績に関わってくるテストについてです。

私はコロナの影響でテストも全てオンラインでの実施でした…!ただ、テストの形式は授業によって全然違いました。

ここでは、私が受けていた授業のテストがどんな感じだったかを説明してみようとおもいます!

①韓国社会に関する授業(英語)

zoomで繋ぎながら試験を受ける。しかも手元監視用(ケータイ)と顔面監視用(パソコン)の2つ、用意するよう言われる。なお、授業資料の参考。だが、誰かと話しながら解くのはなしということで、音声をオンにしながらテストを受けるよう言われる。これが100人程がマイクをオンにしたままでテストを受けるので超うるさくて集中できない…(先生の指示も音声で届くため音量をゼロにするわけにはいかない)。ちなみにテストは全て選択式。学校のシステムを利用。

②南北朝鮮問題に関する授業(韓国語)

→全て記述式で、全部で5問くらいだったと思う。これもzoomで中継しながら受けるタイプで、教授がチャットで問題を送ってくれるので、時間内にWordで回答を作成してファイルを提出。授業資料参考可

③韓国近代史に関する授業(韓国語)

zoomで中継しながら受ける。授業資料は参考不可のため授業内容を全暗記する必要あり。前半は学校のシステムを利用して選択式の問題と短答式の問題を解き、後半はzoomのチャットで教授が送ってくる記述問題を解く。なお、記述問題は紙に手書きで回答を書き、その後写真を撮ってそれを提出するよう言われる。

手書きの論述は中々大変!
途中であれ?綴りあってるかな?とか思っても強行突破するしかない。



④健康に関する授業(韓国語)
zoomは唯一繋がないタイプ!決められた時間に学校のシステムを利用してテストを受ける。授業資料参考可で、問題は全て選択式。授業資料も見ながら選択式の問題を解くなんて余裕だろと全く勉強せず舐めてかかったせいで痛い目にあったテスト。当たり前だがテストなのだから舐めてはいけない。振り返りくらいはしておくべき。授業資料が多すぎて答えを探せなかった。

といった感じでした!

テスト勉強はもっとガリガリしたかったのですが、(言い訳させてください)何にせよ韓国の大学は期末には課題+テストが一般的で、テストのみに集中することはできず…大変でした😅
(日本の大学は一般的にテストorレポートです。どっちもやらないといけないなんて…キャパオーバーすぎる…)


成績はどれくらい取れた?卒業できた?

で、そんな私はどれくらいの成績が取れたのか、赤裸々に公開しようと思います^^

まず、私が韓国で通った大学の評定の基準はこんな感じでした!

A+最も良い評定で、Fをとると欠点となります。

では、私の成績はどんな感じだったのかというと…

①韓国社会に関する授業(英語):B+
②南北朝鮮問題に関する授業(韓国語):B0
③韓国近代史に関する授業(韓国語):B0
④健康に関する授業(韓国語):B0

平均GPA:3.32/4.5
総平均:86.75/100点

こんな感じでした!

8割5分なら十分じゃん!すごい!と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、韓国は本当に成績重視で、日本のように単位さえ取ることができれば良いという雰囲気ではなく、C以下を取った場合にはわざわざAを取るために再履修をしたりするのだそうです…🤭

そんな韓国なのでB評価良くも悪くもない感じみたいです😅

でも、毎日徹夜しながら勉強している韓国の学生を見ていれば、こんなにゆるゆるとテスト勉強もろくにせず過ごしていた自分はAなど取れなくて当然と思いますし、むしろBをくださったことに感謝したいレベルです(普通にテストの結果も良くなかったですし…😅)

私は結構ゆるゆるとテストを受けていた(単位は関係なかったので)のでこんな成績でしたが、きちんとしっかり勉強すればA+を取るのも夢ではないと思います!

ただ、韓国は日本と違って相対評価(絶対評価ではないため、自分が良い点数を取っても周りがいい点数を取れば成績が下がってしまう)なので、Aが取れるかどうかはもはや運にかかっているかもしれません😅


4年春の留学、就活はどうした?

さて、私は4年生の春学期に交換留学に行きました。

しかも、単位の状況上4年での卒業が確定している状態。

ここで気になるのが「就活はどうしたの?」という部分です。

一般的な就活はまさに私が留学に行っていた4年生の春学期に行われます。実際に、周りの友達はみんなその時期に就活をし、内定をもらっていました。

ただ、私の場合、大学の教務のミスで元々は23年9月に卒業になる予定でことを進めていたのが、留学出発直前になって23年春に卒業できると言われたという事情がありました😅

完全にひとつ下の学年と一緒に就活をする気満々で計画を立てて進めていたので、到底4年の春にみんなと同じように就活をするなど無理でした(業界もまだ絞っていませんでした)。

また、せっかくの留学なのだから留学に集中したいという思いもあり、留学中全く就活をしませんでした。

人生どうにかなる論のタイプなので、就活のことは帰ってから考えようと。

で、帰ってきたのはいいものの、結局いつから就活を始めるかどんな仕事をしたいのか、全く見当がついていない状態で途方に暮れていました。

とりあえずこのままではダメだと感じ、大学のキャリアセンター相談に行きました。

23卒の新卒として今から頑張って就活をするべきか、それとも既卒として24卒のみんなと一緒に準備をするべきか。

キャリアセンターの職員さんにはこう言われました。

「4年生の10月。大丈夫、まだ間に合うよ。」

やはり既卒になると新卒より大変になるから、とりあえず23春の新卒入社を目指して就活をしてみて、ダメだったらそのまま既卒として就活をすれば良いと。

ここで背中を押してもらえたことで、私の就活熱にようやく火がつきました。

そこから、とりあえず「日本と韓国の間で働きたい」という軸はしっかりしていたので、駐日韓国企業の求人が載っているJOB JAPANというサイトを毎日見ていました。

で、たまたま11月初旬頃にここに行きたい!と思える企業と出会えたので、面接を受けてみたところ運良く内定をいただき今に至ります。

長くなりましたが、まとめると私は留学から帰ってきて4年生の10月から就活をスタートさせ、11月に行きたい企業に出会い12月に内定をいただきました。

正直あまり一般的な就活ではないと思います。1社しか受けていないし、これを就活と呼んでいいのかと疑問に思う時もあります。

ただ、普通である必要なんて全くないと思っていて、4年春学期に留学をしたとしても事前準備や運(タイミング)次第では帰国後に就活をすることも不可能ではないということをお伝えしたいです!

帰国後の韓国企業への就職活動についてはまた別に詳しく記事を書けたらと思っていますので、少しお待ちください🙏🏻

韓国留学にかかったトータル費用は?

これも気になる方が多いかと思います。

留学系YouTuber(?)の方々もよく扱っているイメージです。

ただ、こういった紹介は語学堂への留学がほとんどで、交換留学に関してはあまり情報がない気がします。

ということでぶっちゃけどれくらい費用がかかったのか、こちらで公開したいと思います💪🏻

まず、交換留学は先述した通り留学先の大学の学費を出す必要がありません。そこはとても大きなポイントとなると思います。

あと、私の場合は奨学金(交換留学に行く学生は全員が貰える)として25万円を大学からいただきました!とても有り難かったです🙏🏻

で、その他の費用ですが、ざっくり計算するとこんな感じでした。

・海外留学保険 ¥87,000
・行きの飛行機 ¥28,000
・帰りの飛行機(+超過手荷物)  ¥35,000
・隔離施設(2週間) ¥80,000
・防疫タクシー ¥6,000(くらいだったと思う)
・6ヶ月間の家賃 ¥450,000(¥73,000/月)
・6ヶ月間の管理費・光熱費 ¥18,000(¥3,000/月)
・不動産の仲介手数料 ¥73,000
・家具・家電 ¥30,000
・家を出た後のホテル代(計3週間)  ¥120,000
・食費 ¥140,000(¥20,000/月)
・交通費 ¥14,000(¥2,000/月)
・健康保険料 ¥21,000(¥3,000/月)
・ケータイ代 ¥17,000(¥2,500/月)
・その他(交際費等)  ¥210,000(¥30,000/月)
合計:¥1302,000

改めて計算すると本当にとんでもない額でびっくりです…🥲

もちろん、留学前にバイトでお金を貯めましたし、大学からの奨学金も活用させていただきましたが、到底私が払い切れるような金額ではなかったのでからかなり支援してもらいました。本当に感謝しています😢🙏🏻

こちらの費用に関しては、私は一人暮らしをしていたこと(家賃が高い、食費ももはや自炊の方が高くなるレベルで物価が高い)、結構遊びに行ってたこと(済州島とかも行ってるので…)があって少しお高めになってるかな?と思います。

その反面、現地の知り合いの皆さんに結構奢ってもらう場面も多かったので、食費は少しばかり浮いているかもしれません…!皆さん本当にありがとうございます🥲

あまり参考になるか分かりませんが、誰かのお役に立てたなら幸いです🙏🏻


海外送金どうしてた?

さて、これだけ費用がかかったわけですが、親にサポートしてもらっていたので日本から韓国にお金を送金しなければなりませんでした!

私は海外送金をすること自体が初めてだったのでどのような方法がいいのか全く分からず、とりあえず調べてみて良さげだったのでWiseを利用してみることにしました!

そして実際に使ってみて、とても良かったのでみなさんにもシェアしようと思います(prではないです)🥹

まず、Wiseのいいなと思ったポイントはとにかく手数料が安いところです!

銀行から海外送金をするとネットからであれば3,000円ほど、窓口を利用すれば7,000円ほど手数料がかかってしまいますが、Wiseなら2,000円ほどにコストを抑えることができます(※国や条件によって異なると思います)🙏🏻

そして何よりも送金にかかる時間がめっちゃ短いです!

銀行から送ると数日はかかりますが、Wiseはなんと早ければ10分ほどで送金が完了しました(※日や条件によって変わると思います)!

家を出る前に送金手続きをしておけば、日中遊ぶ時には韓国口座にお金が入っている状態になるのですごく便利でした🥹

手続きが全てネットで完結するということで、身分証明書の提示や顔写真の提出など本人確認には少し手間がかかりますが、一度本人確認が済めばとっても楽に海外送金をすることができます!

とってもおすすめです✨



ということで、今回は日韓ハーフの正直な韓国交換留学レビューをお届けしました!

ものすごいボリュームになったのにも関わらず、ここまでお読みいただきありがとうございます🥹

役に立った!という方はいいねやコメントもぜひお願いします🥹🤍

また、何か気になる点や他に質問などがあればぜひ気軽にコメントください!

ではでは、また次の記事でお会いしましょう💪🏻

おばあちゃんと済州島に行きたい!