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「働くこと」について考え直してみた

中学校では、よく総合の学習の時間に、働いている方に学校に来ていただき講話をしていただく機会があります。
複数の方をお呼びし、生徒が興味のある方のお話を聞く、というパターンが多いです。

教員も一人ずつ担当としてつくのですが、私は過去に、自動車整備士の方、保育園の先生、プロゲーマーの方のお話を聞く機会がありました。今回は、地元で起業してデザインのお仕事をされている方のお話を聞くことができました。

そのなかで、「なぜ仕事をするのか」という話が一番印象に残りました。生徒に問いかけると、「お金のため」と答えます。私も、生徒に聞かれたら、「お金」とシンプルに答えています。
おそらく、家庭がある方は「家族のため」とか、「家族を守るため」と答えるでしょう。

その方は、「仕事」とは価値を人に手渡す行為のことであり、「価値」を受け取った人の心を動かすために仕事をしていると伝えていました。お金は価値を数値化したものでしかなく、人それぞれが抱えている課題やニーズを把握し、目的を定め、目的を達成するための手段を考えながら、人の心を動かせるものを作っているそうです。
そのために、好きなことをとことん極めて欲しいとお話されていました。


自分は仕事のメインである、社会科の内容(特に歴史)を教えることは大好きで、本や動画などで社会科の勉強をしている時は、半分趣味のような楽しい時間でもあります。
趣味の旅行にでかけた時も、常に何か教材にならないかと考えてしまいます。
自分が楽しいとか面白いとか思うことを誰かに伝え、共有できる喜びが今の仕事で1番自分を満たしてくれるものだと思っています。子どもたちの素直な反応が見られると、もっと勉強しよう、頑張ろうという気持ちになれます。



ここ数日、働き方を考え直さなければならない出来事がありました。
仕事も楽しめる範囲を超えてしまうと、破綻してしまいます。
楽しむ余裕がないぐらいになってしまったら、人に迷惑をかけてしまうとしても、やはり休まなければいけないと思います。

なかなか難しいことですが、楽しむ余裕を持ちながら仕事をしていきたいです。

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