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人工授精、妊娠、そして帝王切開

人工授精で2人男の子を出産しました。
今回は長男のお話です。
逆子で帝王切開になりましたが、普段は見えない位置の傷跡だし、悪くなかったなぁと思います。


1. 人工授精

1-1. 当日の流れ

排卵誘発剤は使ったけど、元々排卵するだろう日を計算して処方されたので、確実にタイミングは合ってました。
夫の方は、院内の個室にするか自宅にするか選択できたけど、院内はハードルが高かったようで自宅で採取することに…ただ提出が仕事のある平日朝9時
午前休を取った私は、夫が挑んでる最中は外でお散歩して時間を潰し、戦利品を冷めないように大事に急いで病院に提出しました。
痛みは、子宮のガン検診に比べたら痛くはないかな。注入された状態(検査イスが傾いた状態)で2分くらい放置されて、終了。
入れたものはそう簡単には出ては来ないし、逆に止めることも出来ないのに、歩く時になんとなく骨盤底筋に力が入って、歩幅も小さく、ゆっくり歩いちゃいました。

1-2. 妊娠確定までドキドキ•ムカムカ

妊娠確定までの約3週間。短いようで長いようで…。
自分でタイミング図ってたら、もっと長く不安に感じてたと思います。
人工授精後、2週間後くらいからなんとなく胸のムカつきがあり、つわりにしては早い気もするし、でも副作用にしては遅いしと思いながらの1週間。
医師から妊娠検査薬の使用を指示された待望の3週間後には少し強めの吐き気があり、ドキドキしながら初めての検査薬を使いました。
説明書を読み、「1分後に確認ね」と思って尿をかけた瞬間に2本線!!こんなに早く出るの?!と驚きながら、急いで夫に見せ、喜びました。
※妊娠の週数は、最終生理日を”0週”として計算するので、人工授精をする時点ですでに”2週”、病院で妊娠確定するのは早くて”5週”くらいです。

2. 初の妊婦生活

2-1. 前半は、つわりと羊水検査

■妊娠2ヶ月頃がつわりのピーク
奇しくも新型コロナウイルスが猛威を奮ってた2020年6月、3ヶ月を待たずに妊娠を報告して特別に全在宅を許可してもらい、吐いて寝て、机にうなだれながら仕事をしたけど、家事は同じく在宅勤務してた夫にしてもらいました。
■つわり後、NIPTを検討
NIPTは高い…そして異常があったら羊水検査になるという遠回り感があり、夫や先生に相談して、"どんな結果でも産む!" "もし異常があったら残りの期間で調べ尽くして赤ちゃんを迎える!"と覚悟して、最初から羊水検査を受けました。結果は「異常なし」ついでにエコーで分かってたけど、染色体からも「男の子確定」です。

2-2. 後半は、命名と逆子

■余裕が出てきて色々調べ始める
1人目だからか体質か、あまりお腹が目立たないけどジーパンは履けなくなりましたが、たまひよ名づけ博士で名前を徹底的に調べたり、楽しんでいました。そして、無痛分娩もやってる産院だったので、年齢的にも無痛分娩を勧められ、通常分娩も経験してみたい気持ちもあったけど無痛分娩に心が揺れ始めます。とはいえ絶賛逆子中…。
■逆子が直ると最後まで信じる
帝王切開にそこまで抵抗はなかったものの、ここぞとばかりに鍼•灸•マッサージに通ったけど直らず、最後は先生の手で回す「外回転術」をしてもらったけど、びくともしない息子でした。妊婦生活の後半はずっと右脇腹を蹴られ続けた記憶が強く残ってます。

3. 出産

3-1. 帝王切開も楽じゃない

結局、逆子は直らず計画帝王切開になりました。前日21時以降から絶食、お昼に入院しました。
人生初のかん腸…我慢できるだけ我慢してって言われたけど無理ですね。そしてきっつい着圧ソックスを履いて、手術着に着替えて、18時半に手術です。
人生初の尿管カテーテル…なんとも言えないけど、それなりに痛いですね。そしてお腹が大きいのに、がんばって背中を丸くして硬膜外麻酔をして、手術です。
意識はあるので話しかけてもらいながら、赤ちゃんが出てくるのを待ちます。「足出たよ!」"逆子だから足からか〜"と思いつつ、お腹を押されて長男誕生!
生まれたばかりで真っ赤な顔で頑張って泣いてる息子を見た私の第一印象は、"エコーでずっと鼻高いって言われてたけどそうでもないじゃん"でした。きれいにされて戻ってきた時に生まれたんだと実感して涙が出ました。

3-2. 入院中も戦い

出産後、夫と対面し、改めて赤ちゃんをそばに置いてもらったけど、なんせ眠い。会話も早々に切り上げ、赤ちゃんも助産師さんに預けて寝ました。
ただ麻酔や手術の副作用なのか熱が上がり、腕と背中の点滴で身動き取れず、ひとしきり寝たせいか産後ハイか興奮状態で眠り直せず、精神的にも辛い一夜でした。
翌午前には、隣の部屋への移動もあり歩行訓練開始。子宮収縮なのか分からないくらい帝王切開の傷が痛くて、本当に起き上がれない!それでも泣いたら抱っこしなきゃいけないから、毎回「いてててて」と言いながら試行錯誤して起き上がりました。
一番の誤算は、母乳を飲まない!というか、母乳も哺乳瓶も飲み方が下手!!母乳とミルク混合のつもりで、おっぱいも張っていたのに、まさかこんなにも吸ってくれないものかと愕然…。もともと胸が小さいから咥えにくいのかと思ったけど、助産師さんいわく乳首の大きさのほうが重要で問題ないからと抱っこの仕方を変えたり高さを変えたり試行錯誤して飲ませました。それでも全然吸えず、頑張って時間かけても10ml飲んだかどうかで、ほぼミルク。赤ちゃんの体重もあんまり増えてないまま、助産師さんたちに励まされながら退院しました。

まとめ

1月生まれの長男。地味に辛かったのは、産後1か月は湯船につかれず、シャワーだけの生活だったこと。足湯しても腰をつけれず、眼の前に温かい湯船があるのに入れないのがもどかしかったです。
帝王切開の跡はきれいにさせようと思ってテープを張ってたけど1か月くらいで面倒になってやめちゃいました。でも下腹部を横切り20cmくらいで自分でも鏡で見ないとあまり気にならないし、ローライズでも見えない位置だから今のところ私はあまり気にならないです。
何より計画出産だと夫も両親も都合つけやすいし、荷物も心も準備が出来るから良かったです。
※計画してても早く産気づく方もいるので運も良かったです。

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