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父親と次男の関係、時間の経過で変わるもの

週末、次男が帰省していました。

次男は、容姿も性格も、夫に似ています。なので、大きなケンカをしたとかじゃないのですが、ちょっとした小さな口喧嘩みたいなものが時々あって、夫とは会話が嚙み合わないという感じ。

次男は、「俺は、将来、絶対お父さんの介護はしない」と言うのです。


次男と父親

子ども達が小さい頃の夫は、仕事がかなり忙しくて、家庭を大事にしないわけではなかったけれど、仕事が忙し過ぎて、家庭に時間をさけない、そんなことが多かった気がします。

でも、元々子ども好きな夫は、子どもたちをかなり可愛がっていた気がしますし、子煩悩な父親だったんじゃないかなって思うのです。

長男が小学校2年の時に、地元のサッカー少年団に入りました。その影響で次男も、三男もサッカーを始めることになったので、私も夫も、練習の送迎や試合の付き添いなど、サッカーに振り回される日々となっていきます。

次男は左利きで、当時は、サッカーが上手くて11番をつけているような子でした。そうすると、親もついつい力が入り、夫はサッカーの審判が出来るよう講習を受けたり、コーチの手伝いもするようになりました。

夫は、力が入ってくると口うるさくなるところがあって、そのせいで、サッカーをする場面でも、家でも、次男とはちょっとしたケンカみたいなものが多かった気がします。

たぶん性格が似ているので、合わないというか衝突しやすいというか、そんな感じ。

それが大きくなって、高校生、大学生になってくると、次男にしたらだんだん父親が煩わしくなるというか、そんな感じになっていったんじゃないかって思うのです。

なので、次男は父親のことを「めんどくさい」とか言って、あまり話しようとしないし、でも夫は父親として次男と話がしたいし、夫は少し寂しい気持ちになっていたようでした。

次男も、本当は父親のことはよく見ていて、「寂しがりやだよね」とか「気持ちがわかるところもあるんだけどね」なんて私にそーっと言うこともあるのです。

父親の気持ちは空回り

夫は、子どもが好きで、息子たちのことも大好きで、なんでもしてやりたい、そんな気持ちの強い人なので、逆に煩わしく思われたり、気持ちが空回りしている気がします。

自分がいいと思ったことは、相手もいいと思うという謎の思いが強くて、自分の意見を押し付けるところもあったので、子どもも嫌がっていましたね。

例えば、家族のグループラインを作って交流を図ろうとしたけれど、子ども達は無視するというか、グループから抜けたりとか(笑)

夫は、悲しい気持ちになっていましたが、子どもとどうやってコミュニケーションを図ればいいのか、悩む時期もあった気がします。

月日を重ねてわかること

昨年、長男が結婚して家庭を持ちました。すると、長男の夫への態度がかなり柔らかくなったような気がするのです。家庭を持ってわかることもあったのかもしれない、そんなふうに感じています。

私自身も、自分と親との関係は、やっぱり年齢や自分の環境によって変わってきたと感じていますし。

次男が「俺は、将来お父さんの介護は絶対しない。」って言うので、「でも、そしたら介護が必要になったらお母さんがみれない時は施設ってこと?お金かかるよ」って言ってみました。そしたら「仕方ないから、お金は出すよ。」ですって(笑)

全く知らん顔ではないんだなって思って、ホッとしました。

でも、次男に言われたのは、「お父さんよりお母さんが先に死んだらダメだよ。」ですって。でも、その後に「でも、お母さん先に死んだら、お父さんもすぐ死ぬ気がするわ。」だって(笑)。

私が、夫を最後までみないといけないってことかな(笑)。夫婦で健康維持、頑張っていかなきゃなって思いましたね。

次男も、そのうち結婚して、子どもが出来たりしたら、父親の気持ちがわかる時がくるかな?


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