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長男の言葉に成長を感じた日

この前の週末に、長男夫婦が帰ってきてくれました。
昨年の3月に籍を入れ、10月に結婚式を挙げましたが、結婚式は、ホントに身内だけということで、親兄弟のみの参加でした。なので、夫の姉妹夫婦へのお披露目を兼ねて、親戚でランチ会をしたのです。

その時に、長男が義姉夫婦に言った言葉に、親としては、ハッとさせられたというか、成長を感じたのです。そして、子どもに大事なことを教えられた日となりました。


長男が伝えた感謝の言葉

週末のランチ会の様子はこの記事を読んでください。
地元のパワースポットの記事も多いのですが(笑)

義母、義姉夫婦、義妹夫婦と甥が参加し、和やかに会がすすんでいた時、長男が義姉夫婦に言うのです。

「奨学金ですが、今年、すべて返してしまうつもりです。保証人になっていただいて、ありがとうございました。」

長男は大学4年間と大学院2年、合計6年間。
学費は出しましたが、それ以外は自分のこづかいでやりくりするように話をしていたので、大学3年まではアルバイトでやりくりしていました。

物理学を専攻していた長男は、大学4年になると勉強というか、研究というのか、かなり忙しく、部活も指導する側になり、アルバイトをする時間がなくなっていました。

親としては、支援してあげたら良かったのですが、この頃の我が家は私立大学生が3人いる状態で、とてもそんな余裕はありませんでした。

長男は、「自分のこづかいのために奨学金を申請してみるよ。」と自分で申請し、無利子の奨学金を大学4年~大学院2年までの3年間もらって大学生活を送りました。時間があれば、少しアルバイトもしていました。

研究職についた長男は、かなり給料がいいのか(少なくとも親よりはいいようです。)、それなりに貯金、投資もして、車も買い、そして奨学金の残りを返すつもりのようです。

そして、保証人のことをどこまで話していたか、私も覚えがないのですが、長男は義姉夫婦にきちんと感謝の言葉を伝えて、私の方がびっくりしてしまいました。そして、わが子ながら立派だと、思ったのです。

子どもは、いつの間にか成長しているのですね。
私は親ですが、長男から学ぶべきところがたくさんあるなぁ・・・と、しみじみ思ったのです。

長男の一人暮らし挑戦

長男のことを書いていて、ふと思い出した大学生時代の一人暮らしのこと。

長男は、大学に入ってから、どうしても一人暮らしがしたかったのです。何度も私に交渉してきましたが、とてもお金は出せません。

ただ、この頃の長男はすごく忙しかった・・・。勉強をする大学、部活をする大学のキャンパスがかなり離れていたために、自宅との3拠点生活は、時間も交通費もかなりかかっていたので、しかたなく交通費を月2万円ほど支援していました。

「交通費分の金額を出してあげることは出来るけど、あとは自分で出来るなら一人暮らししてもいいよ」って言ったところ、それから、彼の奮闘が始まります。

不動産屋めぐり、毎月かかる費用の計算、自分がアルバイトでどのくらい稼げるか。そうして、家賃22000円の家賃水道費込み、家電付きのアパートをみつけ(駅から離れていたけれど)、大学2年の途中から一人暮らしを始めました。もちろん自炊、お米は我が家のお米(農家ですから)。

不動産屋の契約の時に、担当者の方に言われました。「家賃もそうですが、光熱費などいくらかかるかって、すごい計算していましたよ。しっかりされていますね。」と(苦笑)。

そういう経験も今に生きているのかもしれません。食事もよく作っているようですし、家計管理も出来ているかな?

結局、アルバイトが出来なくなった大学4年から、また自宅に戻ってきたのですけれどね(笑)。

長男を見習わねば・・・

そんな長男の言葉に、びっくりしたり、うれしかったりしたのですが、私達夫婦(親)の出来が悪いことに気付きました。

夫は、長男の言葉を聞いてピンときていないわ、「そうだっけ?」ととぼけたことを言ってるし。

私も、やっぱり保証人のことは忘れているわけではないけれど、あまり気にしていなかったので、長男を見習わねば・・・と反省。

実は、次男の方でも無利子の奨学金を借りていて、義姉夫婦に保証人になってもらっていることに対して、ちゃんとお礼が言えてなかったなぁと反省。こちらは、私が3人の学費を払うために次男に借りてもらったものなので、私達夫婦が返済しています。

折をみて、ちゃんと現状を伝え、感謝の気持ちを伝えていきたいと思います。長男は誰に似たのか・・・と思った出来事でした。

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