目指せ令和のちびまるこちゃん。令和の小学生mama

令和を生きる そらくんと妹のさくらちゃんの日常を綴るmamaのエッセイ 愛犬ankoの…

目指せ令和のちびまるこちゃん。令和の小学生mama

令和を生きる そらくんと妹のさくらちゃんの日常を綴るmamaのエッセイ 愛犬ankoの散歩と称した公園パトロールが日課 令和小学生の 誰も知らない子供たちだけの世界 泣いたり笑ったりして 過ごす小学生時代。 今しか感じられないストーリーを 忘れないように綴りたい。

最近の記事

それがいじめとわかるまで①

ある朝、いつものようにバタバタと 学校の準備をしているそらくん。 急に足が止まった。 「学校ってさ、絶対に行かないとだめかな?」 深刻そうな顔で私に聞いてきた。 学校が大好きで毎日のように 放課後は沢山のトモダチに囲まれて キラキラと楽しい小学校生活を 送っていると思っていたので、 思いもよらない言葉と表情にびっくりした。 「絶対に行かないとだめではないけど、 行けるなら、行ったほうがいいよ。」 そう伝えると、 「うん、わかった。じゃあ行ってくる。」 と、出かけていった

    • 5年生になって突然無視された息子②

      無視された理由がわからない息子。 心当たりといえば、 少し前に公園で一緒に遊んでいたとき、 二人でボールの奪い合いをし、 ぶつかってしまい、 膝と顔を強打させてしまったことがあった。 その子は、地元のJリーグ下部組織に入るほどのサッカーエリート。 お父さんに外遊びなんかで怪我するなんて、 と怒られて それからしばらく外遊び禁止にされてしまった。 ちょうど、それぐらいから無視がはじまったので、 自分が怪我をさせてしまったことに 罪悪感を感じ、 許してもらえないのでは、 嫌われ

      • 5年生になって突然無視された息子

        息子には、保育園のころから 毎日のように近所の公園で一緒に遊んでいる 幼馴染がいる。 家が近く、走れば10秒以内のところに住んでいるので 暇さえあれば 呼びにきたり 呼びに行ったりしていた。 小学校では、同じ通学班。 登下校のときは、いつも二人で楽しそうに話していた。 そんな二人は、今まで同じクラスになったことがなく、 5年生になりようやく同じクラスになった。そんな4月の半ば頃、 息子は、 急に無視をされるようになったのだ。 朝、登校中いつものように話しかけても 返事は返っ

        • SOSは突然やってくる①

          朝7時、大急ぎで朝ごはんの準備をしているとインターホンが鳴った。 モニターで見てみると近所に住んでいる 息子そらくんの親友のしゅんくんが映っていた。 朝の通学班の集合時刻は7時50分。 呼びにくるにはまだ、早いのだ。 なにかあったのかな。 私はソワソワした気持ちで モニターに呼びかける。 「おはよう。どうした?」 しゅんくんは、息を切らしながら 「SOS、SOS!大変だから助けて!!」 私はびっくりして、パジャマのまま 玄関まで走っていった。 しゅんくんの家に何か良

          「別に死んじゃってもどっちでもいいよ」

          小学2年生の娘、さくらちゃんと 近所のお友達のゆうちゃんが 今日も2人でお喋りをしながら下校してきた。 道端に植えてある草や花を 見たり、 転がっている石を蹴ったり 草をちぎって投げ合ったり なかなかまっすぐは進んで来ない。 小学生の下校タイムが私は大好きだ。 他愛もない話をしながら 今日学校で合唱した歌を 大声で歌ってみたり 通りかかったおばあさんに 元気よく挨拶してみたり よく分からないことで笑っては 帰ったら何しようか、と話し合ったりしている。 そんな姿を見ると 子

          「別に死んじゃってもどっちでもいいよ」

          令和ギャング

          「ギャングエイジ」 発達過程において、小学校3〜4年生の時期をこう呼ぶ。子供たちだけの世界で群れて遊ぶ時期なのだ。 そこには、大人の監視から少し離れて 子供たちだけの世界で全力で生きる日常がある。 古き良き昭和の時代のギャングエイジ。 サザエさんやちびまる子ちゃん、ドラえもんがまさにそう。 集団で毎日毎日心ゆくまで遊ぶ日々。 ケンカして泣いたり笑ったり、 悪いことをしてしまった罪悪感を持ったり、 嫌なことをされて嫌な気持ちになったり。 家族が喜ぶことをしてあげたり、 怒らせて