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痩せた未来にタイムワープとかできないですかね?

さいきん、ふくらはぎを揉んでるんですけども、ぜんぜん足が桜島大根です。今日で16時間断食二日目なんですけども、まったく痩せません。調べてみたら、結果が出るのに一月かかるそうですがな。
気が遠くなって気絶します。

ところで皆さん、バナナダイエットって、覚えていますか?
覚えていますか、愛、とかいうアニメが昔あったな。

カービィダンスとか、タニタ食堂とか、B型自分の説明書とか。

どれもこれも、自分が書店で働いていたころに流行った本です。自分は実用書の担当をしていたんですが、小さい店だったもんで、これらの本を入手するのに物凄く苦労しましたねー。

ほかにも、児童書とゲームの攻略本と地図の担当をやったんですけど、ゲームはまるでわかんないし、地図はイギリスって島だったんだ?っていうくらいの阿呆なんでもちろん向いていないし、児童書がいちばん自分に近くてやりがいもそれなりでしたけど(楽しいのは音が出るやつですね)、やってていちばんおもろかったのが実用書だったような気がします。

ただ、あのころは手芸にも将棋にもまったく興味がなくて、文庫サイズの将棋本を推理小説と間違えたり、マフラーしか編めないくせに(これは今でも変わりません)「は、はーん。アラン編みですか」などとのたまりながら、世にも複雑な編み方の本を並べていたりしました。

いまなら、実用書担当の地位を利用して、好きな将棋とドール服の本のフェアとかやりまくって、大量に在庫を抱えると思うので、実用書にまったく興味がなくて単におもろがっていたのは、なかなか良かったと思います。

ちなみに自分がいた本屋は、やたらとフェアをやれー、そのポスターを自作しろー、と無茶なことを言うので、ほんと困りました。なんつっても、自分は太陽といえば丸の中にニコニコ顔を描くレベルの画伯で、所謂ポップ文字も苦手だったんで。

たまたま店に絵のうまい女の子がたくさんいたので、お願いして描いてもらって、背の高い男の子にポスターを貼ってもらって、自分はひたすらベタなフェアを考えることに徹してましたが、なかなか楽しかったです。ベタでいいなら、どんとこい。超常現象。

いちばん売れたのは、寝正月でぶくぶくになった体をダイエットしようみたいなフェアでしたねー。とかく実用書で一番売れるのがダイエットともやしレシピなんです。

出版社の担当さん曰く、スピリチュアルもんは、一年毎に大ヒットが来ると言っていましたが、私が知っているのは前述した血液型だけで、ここんとこ本屋ではその手の本はめっきり減った気がします。

しかし、ダイエットは相変わらず雨後の筍で。
おかげで私も、あれこれやっとるわけですけどまったく痩せません。なんつっても、三日坊主がいけないんでしょうなあ。

いまだにダイソーとか図書館とかいろんな店で、絵が描けなくてもこれならできそうやな、っていうアイデア満載ポスターを見かけると、うっと声にならない声が出てしまいます。

今日はなんもしてないんですけど、草むしりのために不良座りを二時間ぐらいやったもんで、スクワット達成ということにならないですかね?
腰が痛いだけで、まったく筋肉痛にはなってないんですけど。





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