マガジンのカバー画像

ハッピーアイスクリーム

10
まあまあ長め、小説ハッピーアイスクリーム
運営しているクリエイター

記事一覧

【小説】ハッピーアイスクリーム・⑩ 最終回

動画 タイトル 怪談その後  こんにちはー。  いや、この前は怖かったですよねえ。Mさん…

えるも
2週間前
9

【小説】ハッピーアイスクリーム・⑨最後の一人が殺せない

   残り七日になった。  有給の残りをすべてそこに当て、午後からも休みをもらった。  シ…

えるも
2週間前
7

【小説】ハッピーアイスクリーム・⑧主語というやつは

   ちょっと買い出しに行ってくると店長が言い残して出かけてから、もう四十分以上経ってい…

えるも
2週間前
11

【小説】ハッピーアイスクリーム・⑦そんな人、いませんでした

 動画 タイトル 怪談つづき  20××年7月投稿    こんにちはー!  今日も前回に引き…

えるも
3週間前
9

【小説】ハッピーアイスクリーム・⑥ロイホにいる通り魔

   日曜日、朝の十時までぐっすり眠ってしまったシバタは、パソコンを持って駅前にあるロイ…

えるも
3週間前
9

【小説】ハッピーアイスクリーム・⑤世界史教師と怪談とけしごむ

「わかったよ」  いきなり片田さんが、頬杖をついていた葛飾の手を外しにかかった。黒板の上…

えるも
3週間前
14

【小説】ハッピーアイスクリーム・②食べなきゃ、書けない

 喫茶まりものドアを開ける前にシバタが腕時計を見ると、ちょうどデジタル画面が変わって5時35分になった。  この店は駅から離れた住宅街にあるせいかいつも空いており、好き勝手に座ってくれというシステムなので、ドアに近い二人掛けのテーブルを選んだ。ひとつ離れた席では、女子高生が教科書を広げつつあまり集中していない様子で飲み物を飲んでいる。たしかここでバイトをしている子だ。シバタも何度かコーヒーを運んでもらったことがあるが、今は休憩時間なのか。  厨房から大学生くらいの男子がやって

【小説】ハッピーアイスクリーム・④夢の男と記憶の男

 やってしまった。  カーテンの隙間に、矢のような光が見える。朝だ。昨日は結局まりもで全…

えるも
3週間前
8

【小説】ハッピーアイスクリーム・③こっくりさん、それから

 店からもらってきた売れ残りのハンバーグをレンジに入れて、温まるのを待っていたら、こうい…

えるも
3週間前
9

【小説】 ハッピーアイスクリーム・①なぞのシャウト

 誰かに肩を叩かれたような気がして、窓際の後ろから二番目の席で眠っていた葛飾塔子は机に投…

えるも
1か月前
12