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みっきーのリアル登山者の端書き#709『山上調理での食材の加工度』

山上調理は私の登山の楽しみのひとつですが、山上調理と言っても人によって取り組みの深度は様々です。

例えばカップラーメンを作るのも山上調理と言えば山上調理。
山上で野菜を切って、出汁をとってから煮込みを作るのも山上調理。

色んなスタイルの山上調理があります。

ただ、未加工の食材から作ろうと思えば思うほど、大変です。
加工の手間もありますが、最大のポイントは食品残渣の発生です。
山の上で生ごみが発生してもその辺に捨てるわけにはいきませんので、必ず持ち帰ることになります。
そうしたことから、素の食材を使うにしても予めカットしておくなどの下処理をして、生ごみが出ないような工夫をしている方が多いように思います。

使う食材の加工度が高ければ高いほど楽だし、ロスも少ないです。
ただ、それでは面白さがないです。
前述したカップラーメンなどもそうですが、その面白さを補うのによく行われるのがちょい足しです。

例えばカップラーメンにプラスして、薄切りチャーシューをバーナーであぶったものを乗せるということがあります。

手間はそんなにかかりませんが、「ちょっとひと手間」を加えることで、山上調理感が一気に増すことになります。

加工度の高いものを使いつつも、工夫で満足度を高めることができる。
或いは加工度が低いものを工夫して少しでも楽に扱うことができる。

ありのままの状況を受け入れるのではなく、少し工夫をイメージすることでバランスが取れた自分にぴったりの活動とすることができますね。

物事に対してそのまま受け入れ過ぎず、一回自分で考えてみることを、これからも大切にしていきたいと思います。

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