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小さな旅路

小さな旅を想うには
あまりにも悲しみが大きすぎて
遥かなる旅に想いを馳せる
それは
何処かに、心のありかを
見出だせるのかもしれないような
明日に夢を感じられた頃のような
それでも、
大樹のもとに泰らぐような
希望とは言えないのは
それは
あまりにも、大きすぎて
見上げているうちに
足下の波に浚われてゆく
その波は、
前触れもなくやってくる
涙のように
交わすことはできないのだよ
交わすことができないのだよ

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