#12 夢を語る事を恥ずかしいことみたいにしないことにしてみる。
#12 夢を語る事を恥ずかしいことみたいにしないことにしてみる。
仕事を辞めることにした。
昨年体調を崩した時にもう限界といいつつ、まだなんとかできるんじゃ無いかと自分に言い聞かせて騙し騙しやってきていた。
だがそれにもついに限界が来たのだ。
息を吸うと肺が痛む。
呼吸が浅くなるので、昼を過ぎる頃には頭が真っ白になってしまうようになった。
以前も書いたが物理的に体に悪いところがあるわけでは無い。
「存在しない痛み」が「ある」状態。
昔どこかで、「生き物が死んだ後、酵素の力で自体は自動で分解されていく」みたいな話を聞いたことがあるが、精神からくる痛みは、なんとなく「生きながらにしてその自己消化がはじまってしまった」みたいなイメージの痛さだ。
責任ある立場だったので残されるスタッフの事を考えると心がさらに重くなったが、それでも続けていくことは不可能だと思った。
妻と今後について話しをして、夢だった自分の店の開業に向けての準備期間としてやっていく事にした。
妻と話をしていると、涙がぽろぽろ流れた。
これからまた僕は頑張ろうと思う。
ずっと頑張ってきたつもりではあるが、自分にはそれしか無いから。
昔から何やっても才能ないんだから、頑張るしかない。
無い頭で考えて、なんとか色んな人が幸せになれる。
そんな店を作りたいと思う。
夢を語る事は恥ずかしい事じゃ無い。
これからは誰にでも恥ずかし気なく言って行こうと思う。
僕は自分の思う素晴らしいパン屋をひらこうと思う。
P.S.もし読んでくれる方がおられるなら、あなたの夢もコメントしてみてください。
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