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究極のビビリが左卵巣腫瘍を開腹手術した話 ⑦

入院3日目  術後1日目


とにかく目が覚めてから喉の渇き?口の渇きが気になり、水分を摂りたい!!と言う欲求がずっとありました。

朝方、4時頃のバイタルの際、看護師さんに「水分って、お昼すぎじゃないと飲めないんですよね?」とダメ元で聞いてみると。

「そうなんです。でも、絶対飲まないって約束してくれるなら、朝方歯磨きはいいですよ」という、とんでもないお優しい提案をして頂きました。
まったく、聞いてみるもんだぜ!と鼻息を荒くしながら朝を待ちました。

同じ看護師さんが、6時にバイタルを再度測りに来てくれ、「歯磨きどうしますか??他の看護師に引き継いでもいいんですけど、私がお手伝い出来るの多分今のタイミングが最後なんです」
と話してくれていた為、
看護師さんがお忙しくなければ、お願いしていいですか。と遠慮なくお願いしました。

ベッド上に、歯ブラシ歯磨き粉うがい用のコップ、ガーグルベース(吐き出す用の器?)
を用意して頂き、思う存分スッキリしました。
やっぱり欲を言うと水分摂りたい感はありましたが、歯磨きをした事でだいぶリフレッシュされました。

7時頃、洗面タオルを持ってきて頂き顔を拭きました。鼻の酸素、指の酸素濃度計、血圧計がその時に外されだいぶ身軽になりました。

術後、目が覚めてから眠れない時間が続いていた為、携帯でYouTubeやらサブスクの動画やらを見ながらウトウトしていました。

11時 

足の血栓防止の器具(伸縮してマッサージされてるようなもの)と、尿道カテーテルを抜去する為、しっかり立位が取れるか確認をするとの事で看護師さんが来てくれました。

カテーテルをしてると尿意ってあまり感じないのが普通みたいなのですが、何故か私は常におしっこがしたい感覚がありました。夜中何度も何度もウロバック(尿を溜める袋?)から尿を抜いて貰うのが申し訳なかったです。

看護師さんに、多分代謝が良くて点滴で入れた分、本当にすぐにその分カテーテルに流れてるから排出が追いついてなくて、そう感じるのかな?と言われました。

とにかく、尿道のカテーテルは一刻も早く取って欲しかった為、絶対立ってトイレに行ける事を証明しようと思いました。

いざ座ってみようと思うと、お腹の痛みと共にフラフラした感覚がありました。術後の頭がグルグル回る感覚でした。
座ってみてから立ちあがろうすると、急に冷や汗が出て立つ事が出来ませんでした。

看護師さんに、「また午後から試してみましょう!」と言われ午前中は断念しました。


12時

薬剤師さんより、ヘモグロビンの数値が低めなので鉄剤を飲んでください。との説明がありました。

術後は、貧血の症状はよくあることみたいです。

12時45分

看護師さんより、いよいよ飲水オッケーの了承を得ました!
お薬を飲む為に、お水。
それだけで、何だか身体全体に染み渡るような幸せを感じました。

その後、主人が用意してくれていた爽健美茶をゴクゴク飲み、人生でこんな美味しいって感じた爽健美茶あるー??って自分に問いかけたいくらい美味しかったです。(お茶界のキングは爽健美茶だと思ってる)

13時

さっきは、立ちあがるどころか座っていても具合が悪くなる程でしたが、この時は何とか立ち上がりトイレに自力で行く事が出来ました。
そしてこの時に、尿道カテーテルを抜いて貰えました。

18時
術後初めての食事が運ばれて来ましたが、ベッドを起こすと、またあの気持ち悪さで頭がグルグルしました。
とても食べれそうになかった為、一度は諦めましたが何か食べれなかったら入院長引いたりすんのか??
と言うよく分かんない恐怖も生まれ、無理矢理ヨーグルトを食べました。

そのまますぐに横になりました。
2時間後くらいに、お腹の傷が痛いので全然動きたくはないですが、寝る前の歯磨きとトイレを済ませて床に着きました。


入院4日目 術後2日目


6時 起床 バイタル測定
7時 洗面

8時15分 朝食
おもゆのような物が少し苦手な為、おかずとお味噌汁を食べました。

10時
先生の回診で背中の麻酔を抜去しました。あと私に繋がれてる管は点滴のみです。

ただ。ここからが本当に地獄でした。背中からの麻酔はお腹の傷跡が痛いなーと思ったら、プッシュするボタンがあってそれを押すと、痛みが軽減するのです。その頼みの綱がなくなった訳ですが、先生に背中のを管を抜いて貰った時にはラッキー!!くらいにしか思っていませんでした。

12時
背中の麻酔がなくなった、2時間後急激に腹部の痛みが増しました。
お昼ご飯を運んで貰っても、とても食べれるような状況ではありませんでした。
看護師さんに相談し、ロキソニン内服。
それでも我慢出来なかった為、13時半頃カロナールを追加で内服しました。(いずれも痛み止め)

14時頃、少し痛みが軽減した為、ベッドのテーブルにセッティングして下さっていた昼食を摂りました。

トイレに行きたいな。と思いましたが食事を片付けないといけないどころか、このテーブルをどけないと、自分自身の身動きが取れませんでした。

身動きが取れないくらいの腹部の痛みがありました。

看護師さんを呼ぼうと思った時に、、、ナースコールが遠くの床に落ちていました。
本当に本当に絶望でした。

これは、看護師さんへの批判とかでは本当にありませんお忙しい業務の中こんな事も、もちろん長年働くうちに1回や2回あるでしょう。
それが、たまたまなだけなので、もちろん今は何とも思ってません。

ただ当時の私は、こんなお腹痛いし、こんな体調悪いし、トイレ行きたいし、もう本当悲しい。。。って泣きました。

この日は、主人が面会に来れる日であった為、面会時間の15時にテーブルやらを片付けてもらい何とかトイレに行く事が出来ました。

今の痛みやさっきの悲しみやらを散々主人にぶつけ、「痛いね、本当可哀想…悲しかったね」と私の欲しい言葉を知ってる、私の扱いのスペシャリストに癒され入院生活頑張ろうと再度思えました。

面会時間は15分と限られている為、あっという間に主人は帰って行きました。いや、なんか誤魔化して30分くらい居たかも笑

主人が帰った後、同じ病気の人の事を調べるととにかく痛くても何でも、歩く事、動く事が回復に繋がります。と、書いてあった為、個室を10分くらい歩き回りました。

18時夕食
19時歯磨き

20時消灯


22時半、痛みで我慢できず、カロナール内服。
術後から喉に違和感??痰が絡む感じ?
があり、違和感を解消しようと喉に力を加えるとお腹の傷がとんでもなく痛くて。これを繰り返して、ほぼ朝まで眠れませんでした。

続く

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