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#2 英語学習の転換点 「ニック式英会話」が”英語っておもしろい”と思わせた話

アイルランド生活が8ヶ月を過ぎた。先月仕事を辞めたので、日々のんびり暮らしている。来月からWorkawayを利用して、アイルランド内の別の地域、そしてフランスへと移動する予定だ。また新しい展開が待っていると思うと、怖さと同時にワクワク感が湧いてくる。


プロローグ

さて、今回は「英語学習の転換点」というテーマで振り返りを進めていく。
前回の振り返りでも述べたように、2023年2月から自分の英語学習を一からから学び直すことにした。

それにあたり、きっかけとなったのが、DJ社長の動画だ。(ちなみに、私はDJ社長のこともレペゼン地球のことも名前しか知らなかったので、この動画が初顔合わせだった。 YouTubeのレコメンドに大感謝。)

この動画に登場する「おさるEnglish」の内容も自分にとって非常に新しい視点ではあったし、今の自分の英語への意識(動詞や前置詞などの具体的な点)に影響を及ぼしている。が、それ以上に「ニック式英会話」と出会ったことが、その後の英語学習に大きな変化をもたらしたことは間違いない。


ちなみに

今の自分の英語のレベルは、「B1〜B2(CEFE)」だ。
2023年11月末に語学学校を「B1:Intermediate」で卒業した。が、実はその1.5週間前にクラスの担当教員から「B2にトライしてみたら?」と言われていた。しかし、学校のルール上クラスは上がれなかったので、B1で卒業した。
そこから5ヶ月以上が過ぎ、仕事などを経て、まあたぶん少しだけレベルアップしてるかなあということで、B1~B2くらいだ。(B2を体験しておけばよかったとめちゃくちゃ後悔してるので、もし語学学校に行っててクラスのレベルアップを迷ってる方がいらっしゃれば、迷わず変更をおすすめします。)
説得力に欠けるが、残念ながらこれが自分の英語能力を客観的(とする)に示す数字となっている。ただ今後は、英語の試験を受けていく予定だ。今年はIELTS、来年はTOEFL、その後TOEIC、英検というように自分のレベルを客観的に数値として確認していけたらいいなあと思っている。

2.おさるEnglish

まずは、おさるEnglishから。ぶっちゃけDJ社長の動画を見れば、この動画の魅力はわかるし、特に付け加えることはない。けど、少しだけ付け足してみる。
2時間、1時間半ということで長すぎだろって思うかもしれないが、特に重要なところをその短時間にまとめてくれているのだから、むしろ短いくらいかもしれない。
普段の自分が使っている時間を見直して、たとえばインスタやTikTok、YouTubeをスクロールしたり流し見してる時間を学習に当てれば、充実した時間になるかもしれない。
で、動詞と前置詞をイメージで覚えることがどれだけ大事かということをお伝えしたい。日本語訳で一つずつ覚えるより、英語話者がどんなイメージで使っているかを理解することが重要になる。最初は頭で理解し、スピーキングなどを通じてどんなどん感覚に馴染ませていくのがいいんじゃないかなあと思う。
またイメージで覚えることで、英語を聞いた時に「あ〜こういう感覚で話してるかもな」となんとなく理解できることがある。つまり、コミュニケーションにおいて、より相手の話の理解をするために大きく役立つ。
例えば「go」。「行く」で覚えるのではなく『進んでいく』イメージを掴む。そうすれば「go well」「go off」「go on」「go out」など、果てしない数のイディオムなどが覚えやすくなる。
もしこれを読んでくださる方がgoを「行く」で覚えていたら、ぜひ動画を見てイメージで英語を学ぶ感覚を味わって欲しい。

前置詞も同様だ。前置詞は日本語訳にすると、助詞「〜で」「〜に」などになってしまうことが多い。ただ、それ以外の訳が出てくるとパニックになって発狂してしまうかもしれない。だから、今この瞬間から前置詞を”イメージ”で捉えることをおすすめする。

また、中学英語を2時間でまとめてくれている動画もある。文法は大丈夫という方も復習がてらみるのがいいかもしれない。


3.ニック式英会話

いよいよ今日の本題「ニック式英会話」だ。
私の英語への意識、見方を劇的に変えた。「英語っておもしろい」という気持ちにしてくれた、魔法の動画、チャンネルであり先生だ。これだけ言うと怪しいが、自分がただ好きで紹介している。
ぜひ、「この英語聞き取れるかな?」のプレイリストを、せめて一番前だけでも見てほしい。感動すると思う。

私は”リスニング”が大の苦手だ。今でさえ苦戦している。中高のテストでは勘で答えていたし、大学受験の際のセンター試験では、4割くらいしかとれていない。
ぶっちゃけリスニングは無理だと諦めていたが、ちゃんとそこには理由、理屈が存在したのだ。
それが「音声変化」である。理屈を知るということは、再現性があるということだ。自分がわからない問題に直面した時、「これはこうだからわからなかったんだ」と落ち着いて対処できる。
もちろん、感覚でいけちゃうよっていう方はそれでいい。ただ、なんでリスニングができないんだ〜〜と頭を抱えてしまう人は本当に見てほしい。動画を見れば解決するが、念の為こちらでも簡単に記していく。
①TはDの音、②寸止め、③連結、④同じ音がくっ付く、⑤脱落、
⑥hの脱落、⑦短縮

これらが音声変化の最たる例だ。

①TはDの音

いわゆるフラップTと言われるものだ。
例えば[pretty]。prti(プリティ)よりも「pridi(プリディ)」と発音する。また、ダ行だけでなくラ行に音が変化する場合もある。例えば[water]。特にアメリカ英語では「woラー,waラー(ウォーラー、ウァーラー」となる。(ちなみにイギリス英語は「wota(ウォータ)」とか「woa(ウォーアー)と言ったりする」)

②寸止め

次に「寸止め」だ。TやPを発音する時に、その口になって発音しないことが多々ある。
[get]が「ge(t)ゲッ」とか、[up]が「u(p)アッ」とかだ。

③連結

子音と母音が並んだ時に、音がくっつく現象だ。基本その並び(子音+母音)になった時、連結すると思っていいんじゃないだろうか。
繋がらない方が珍しいかもしれない。というか、繋がらない時は、話し手が何か強調したいんだなと感じる。
例えば、[come on in]が「comonin(カモーニン)」とるなるのだ。

④同じ音がくっ付く

例えば[big girl]。これは「biggirl(ビッガッール)」となる。
[with them]は「withem(ウィtheム)」だ。

⑤脱落

子音と子音が並んだ時に、前の音が落ちるというものだ。
例えば[good point]は「goopoin(グッポイン)」となる。ちなみに、tは寸止めしているのをよく聞く。

⑥hの脱落

これを知った時は衝撃だった。ただ、知った上でドラマや映画などを見ると頻発している。
[tell him]が、「telim(テリム)」となるのだ。
he, him, her, hisだけでなく、たまにhaveも省略していう人もいるから厄介ものだ。ちなみにthemの「th」が落ちることもある。

⑦短縮

有名なのは[going to]が「gonna(ガナ)」、[want to]が「wanna(ワナ)」だ。
さらに、[should have]が「shuda(シュダ)」、[would have]が「wouda(ウダ)」となることが往々にしてある。

めちゃくちゃ簡単に7つの現象を紹介したが、繰り返し言うように一旦動画を見て、「だからネイティブの言ってることがわからなかったのか!」というアハ体験をしてみてほしい。


エピローグ

英語学習を初めて4ヶ月ほど経って訪れた転換点を、当時の感覚を思い出しながら述べてきた。今現在も、学習する時に心がけて言うことばかりだった。
ちなみに、音声変化を学んでリスニング学習に役立てただけでなく、スピーキングにも転用した。そうすることで、発音が向上し、相手に自分の英語が伝わりやすくなる。だから、転用してみるのもおすすめだ。

ただただ自分が感動したという話にお付き合いいただきありがとうございました。今後も英語学習楽しんでいきましょう。

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