桜街スピカ

桜街(さくらまち)スピカ 週2回くらいで詩を投稿したり、呟いたり。 第18回「文芸…

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桜街(さくらまち)スピカ 週2回くらいで詩を投稿したり、呟いたり。 第18回「文芸思潮」現代詩賞一次審査通過 (絵や小説はこちらから![pixiv]→https://www.pixiv.net/users/6761091)

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    シロクマ文芸部参加作品まとめ。

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固定された記事

[詩]「ハイヒール」#シロクマ文芸部

赤色に輝く ハイヒール 社交場に出向く 黒の革靴 現実で 見ることはなくて ゆめうつつ そこにはきっと 美しい 所有者がいる 私とは 相容れないだろう 艶やかな…

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きっと、誰よりも輝いていた。
最新作「ハイヒール」#シロクマ文芸部
https://note.com/happy_daisy640/n/n909b023f33b2

1

緩やかにでも、進んでいこう。
最新作「緩やかに」
https://note.com/happy_daisy640/n/n7a3d5ec76164

1

[詩]「緩やかに」

緩やかに揺れる 徐行電車 緩めない手に 夢を掲げて 目には見えない 真実を いずれ 形にしてみせる 緩やかに 行こう ゆっくりでいい 一歩ずつ 確実に 前進して…

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テーマと視覚化

2

だからこそ、戦いは終わらない。
最新作「心臓」
https://note.com/happy_daisy640/n/naad61ff6a090

1

[詩]「心臓」

心臓に一突き ドロリと不快 気分の悪い 心情の理由 生きていけるさ どれだけの傷を 抱いても この心臓が まだ動くなら 貴方が 手を出した 振り払うと 不安や怒…

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思いっきり、背伸びをした。
最新作「さよならだけの」
https://note.com/happy_daisy640/n/n7071eb14b6fc

1

[詩]「さよならだけの」

夕暮れ時の 既読スルー ブロックしたのは 誰からだっけか もう 忘れてしまえれば もう 過去のこと 流してしまいましょう サイダーみたいに いなくなっても その…

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だからこそ、今が輝く。
最新作「メメント·モリ」
https://note.com/happy_daisy640/n/n47989a87be13

桜街スピカ
10日前
2

[詩]「メメント·モリ」

暗がりに 満ちる光 私はただ この瞬間 切り取った 一瞬が どうしても 愛おしくて 死を思えば いつか終わる 寂しいけれど 輝いている 歩を進め 橋を渡り 川を…

桜街スピカ
10日前
2

空に巻いた、私の未来。
最新作「綿毛のレター」
https://note.com/happy_daisy640/n/n121fc6664ef0

桜街スピカ
2週間前

[詩]「綿毛のレター」

ふわりふわり 宙に浮く 綿毛のレターは 旅立って  息をするように 手紙を書く 綴った言葉は 散っていく ふわりふわり いつか芽吹く その日まで 誰かの心に 宿…

桜街スピカ
2週間前
3

夢の意味はきっと。
最新作「爛々と」
https://note.com/happy_daisy640/n/n75994d9b74f1

桜街スピカ
2週間前
2

[詩]「爛々と」

今日は 何をしようか 爛々と 駅前に降りる 心に抱く 夢が輝く 夢を仕事に 稼ぐためじゃない ありきたりじゃない 道のりだ 陽の目を浴びない 日陰にて 実るのは…

桜街スピカ
2週間前
7

貴方と私を別つのは。
最新作「白線を引いて」
https://note.com/happy_daisy640/n/nd7829d1e9877

桜街スピカ
2週間前
[詩]「ハイヒール」#シロクマ文芸部

[詩]「ハイヒール」#シロクマ文芸部

赤色に輝く

ハイヒール

社交場に出向く

黒の革靴

現実で

見ることはなくて

ゆめうつつ

そこにはきっと

美しい

所有者がいる

私とは

相容れないだろう

艶やかな足元が

目に映る

踏みつける

音すら

タップダンス

空想の中の

ワルツに

ひとつ

合図をして

美しい貴方は

何故か

私の手を

取っている

据え膳食わぬは

男の恥

手を取った

そんな

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[詩]「緩やかに」

[詩]「緩やかに」

緩やかに揺れる

徐行電車

緩めない手に

夢を掲げて

目には見えない

真実を

いずれ

形にしてみせる

緩やかに

行こう

ゆっくりでいい

一歩ずつ

確実に

前進して

首にかけた

銀色が揺れる

好きを

大切にして

心が

青く輝けば

少しずつ

装いも

変わってく

緩やかに

成長しよう

命を灰に

してしまうなら

少しずつ

燃やしていこう

少しだけ

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[詩]「心臓」

[詩]「心臓」

心臓に一突き

ドロリと不快

気分の悪い

心情の理由

生きていけるさ

どれだけの傷を

抱いても

この心臓が

まだ動くなら

貴方が
手を出した

振り払うと

不安や怒りが

渦巻いた

心臓に一突き

致命的なほど

気分の悪い

感情の羅列

終わらせない

心臓が

まだ

鳴っているから

サラリと流して

さよならを

顔もみたくない

人間がいる

分かり合いたい

分か

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[詩]「さよならだけの」

[詩]「さよならだけの」

夕暮れ時の

既読スルー

ブロックしたのは

誰からだっけか

もう

忘れてしまえれば

もう

過去のこと

流してしまいましょう

サイダーみたいに

いなくなっても

その人の価値なんて

分からない

いつ頃だったか

未読スルー

テキトーな言い訳

なんてしないで

ブロックしたのは

誰からだっけ

さよならだけの

エレジーを

三億年前からの

静かな亀裂

あの日

私は

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[詩]「メメント·モリ」

[詩]「メメント·モリ」

暗がりに

満ちる光

私はただ

この瞬間

切り取った

一瞬が

どうしても

愛おしくて

死を思えば

いつか終わる

寂しいけれど

輝いている

歩を進め

橋を渡り

川を越え

彼岸花の

向こう側

例え

遠くに

行ったとしても

いっぱいの気持ちを

語らおう

生きていたいから

だるまさんたちは

転がって

ひとりひとり

消えていく

最後に残るのは

私だけ

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[詩]「綿毛のレター」

[詩]「綿毛のレター」

ふわりふわり

宙に浮く

綿毛のレターは

旅立って 

息をするように

手紙を書く

綴った言葉は

散っていく

ふわりふわり

いつか芽吹く

その日まで

誰かの心に

宿るまで

無意味だとしても

生きていたから

風を感じていた

光が満ちていた

思い返す過去に

さよならを

諦感が満ちたから

飛んでいけ

夢想する未来へ

希望で満ちたから

ふわりふわり

言葉を飛ばし

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[詩]「爛々と」

[詩]「爛々と」

今日は

何をしようか

爛々と

駅前に降りる

心に抱く

夢が輝く

夢を仕事に

稼ぐためじゃない

ありきたりじゃない

道のりだ

陽の目を浴びない

日陰にて

実るのは

ほんの一握り

どれだけ立派に

芽吹いても

誰にも知られず

花を散らす

けれど

そこには

自由がある

どこまでも輝く

青空の下で

追い続けるだけ

絶望すらも

昇華されていく

さぁ

明日は

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