【小説】最推しに逢いたい~Sister's Wall~第2話
#創作大賞2024 #漫画原作部門
「…ん?」
「あ、カナちゃん目が覚めたみたいね」
「よかった~気絶して十数分で目覚めてくれて」
美嘉の攻撃から目を覚ました彼方はエレナに膝枕されていて少し恥ずかしい気持ちだった。横では栞が数秒前まで心配な表情をしていたことがわかる安堵な顔を見せていた。
「そうか、僕倒れていたんだ…よっと…」
「カナちゃん、大丈夫なの?もう少し安静にした方が…」
「大丈夫だよ、こういうのはもう慣れてるから。さてとイベントも終わったし帰るとするか」
栞とエレ