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24.5.9決算シーズン 日経平均株価EPSの動向に注目

来期(25.3)決算予想の振れ幅に注目

 日本企業は決算シーズンに突入、5/7-9までの日経平均株価EPSは2180台〜2300台の幅で大きく振れています。明日5/10は決算集中日(686社の決算日)として前半の大きな節目になります。

決算シーズンに伴いEPSの振れ幅大

90日騰落レシオは平熱 過熱感なし

 米株は過熱感&割高感により上値が重いです。一方で中国株は割安感&配当の妙味を受けて上昇しています。日本株は米株&中国株の狭間で上昇曲線に鈍化の傾向が確認されます。投資資金が米株&日本株⇨中国株へシフトしているおそれがあります。決算シーズンにより日本株へ資金が逆戻りするか注目です。

日経平均株価 過熱感なし

4/26週 海外投資家 買越へ反転

 GW直前の週において海外投資家は日経平均株価を買い越しました。5月天井(Sell in May)のアノマリーが発動するか来週(5月上旬)の海外投資家の動向に注目です。

GW前の動向
海外投資家は日経平均株価を買越し反転

株式市場を取り巻く外的要因(為替&中東)

 為替が155円/ドル後半まで円安に戻りつつあります。企業の想定為替レートは140〜145円台です。さらにインバウンド回復&人手不足も重なり、内需は業種間で明暗を分けています。ホテル&レジャーは好調、外食&鉄道は不調です。特に鉄道は通勤定期代の成長性を見込めないため新たな収入源(成長柱)として非鉄道の金融サービス(JREバンク)を立ち上げ楽天と提携し注力しています。

 中東紛争ではイスラエルが休戦交渉を再開させました。ガザ地区への空爆後の交渉だけにハマスへ譲歩を迫る模様です。孤立しても地上戦を強行する姿勢は崩しておらず不透明な戦局は続きます。その結果、スエズ運河(地中海〜紅海)を避けた海路の迂回は避けられず、海運業は運賃高止まりを想定、来期(25.3)決算でも高配当を維持する見込みです。

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