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24.5.11年金の見直し案に警戒 5年分の保険料増額&上限50万円の撤廃

2024年は5年に一度の税制改革の年

 2024年は年金見直しの年、注目は3点です。

・5年分(≒約100万円)の保険料を追加徴収
・月額(年金+月収)の上限50万円を撤廃/増額
・加給年金40万円/年の廃止/縮小

見直しの背景は以下です。
・少子高齢化を見据えて年金の財源を充実化
・65歳以降も長く働く高齢者の増加(継続雇用)
・共働きが一般的で家族&扶養手当の対象外

 現行の年金制度は昭和世代をロールモデルに設計されているため平成&令和世代と乖離しています。例えば上限50万円は定年退職後の継続雇用を考慮していないため収入が上限を超過し、年金を減額されます。
 また加給年金は厚生年金を夫婦のいずれかが支払っていない場合の家族&雇用手当です。
 事例として年の差婚で夫が年金生活(65歳)になってから年下の妻が年金を受け取る年齢(65歳)になるまでの期間を40万円/年補助します。専業主婦などを想定しています。なお年下の夫のケースでも自営業で厚生年金を支払っていなければ該当します。

 役職定年55歳以降の働き方と資産運用が老後の生活を大きく変えます。60歳定年、65歳継続雇用の終了、65歳以降は企業の採用次第と労働収入は変化しています。収入源の主軸となる年金を理解し有意義な運用をしていけたらと思います。法改正にあわせて年金の運用方針をアップデートしていきます。

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