情報が溢れる時代に書店で本を買う理由


世の中は随分と便利になり、いまやインターネット上で無料で情報を得ることが出来ますよね。

学校で教えてくれない世の中の話。

実生活では関わることの無い世界の話。

インターネットは私たちの世界を広げてくれる。

けれど、そこに望んで手に入れる情報は少ない気がしています。
何となくXやYouTubeを開いて、ふーんっていってコンテンツを眺めて。
無料で供給が尽きないからこそ、何見てるんだっけ?となります。
SNSを見ている時間で能動的に調べる時間って、体感2割くらいなんじゃないかな??

ちなみに、noteは検索しちゃう派。
みんなが気軽に本音や考えていることを投稿している空気感がなんだか楽なんです。
悩み事や好きなことで検索しては、「わかるー!」って心の中で叫んでます笑

話を戻しますが、最近、あまり買わないジャンル本を買いました。

詳細はあとでお話するのですが、写真集です。
ふらっと本屋に立ち寄って、ビビッと来て買いました。

小説は買ったらすぐバスや電車の中で読んじゃうけど、写真集はなかなか外で見れない。
なので、家に帰るまでのお楽しみ。
こんなこと久しぶりです。
袋とじの小学一年生を買った時以来のあのワクワク感を思い出しました。

もちろんインターネットは便利だし、私もよく使っています。
しかし時折、私何見てたんだっけ?と感じることが。
ずっと情報が飽和して、結局ないものと同じになっている感覚がしていました。

でも、「本」は手に入れるために本屋に行って、本棚から本を手に取って、レジに持っていって、お金を払うんです。
その中身を知るために。

知りたいことが知るためにいくらか面倒なフェーズを踏む。
だからこそ、私のとっての大切な情報にできるんです。

重さと触れるのもいい。
何が必要だったか、どんなものを見たか分からなくなることも、手元に残らなくてすぐどっかいっちゃうこともあんまりない。

だから、自分が選んだんだぞといえる情報が手元に残るんです。


さて最近、私はネットを見ててもたどり着けなかっただろうという本と出会いました。
それがさきほどお話した写真集です。

タイトルは「世界の家の窓から 77ヵ国201人の人生ストーリー」(主婦の友社)

表紙から見える窓の景色が気になって手に取ってみました。
黒ヤギが白い窓枠越しにこちらを見ているんです。
パラパラとめくると興味をそそる、様々な景色が写っていました。
象やキバタンと呼ばれるオウムのような鳥が窓の外にたくさんいる。
そんなおうち想像できますか??

日本なんて鳩にフンされないようにCD吊り下げてるのに😭(うちだけ??) 

この本は、「コロナ禍に世界中から集められた窓の外の風景」が眺められる本です。

なんとも面白い話なんですけど、この本、実はfacebookのハッシュタグ「#VIEW FROM MY WINDOW」から集まった写真をまとめたそう。
じゃぱんがーるずは基本的にFB使いません。(これも私だけ?)
まだまだ世の中には、オンラインもオフラインも知らない世界があるもんだなあと思いました。

個人的に印象に残った写真は、ウクライナの家の窓の風景。飛散防止のテープ?がバッテンに貼ってあって、無骨なコンクリートのビルが目の前に見える写真です。
夕焼け?で赤く染った空は当時の情勢も相まって、不穏に感じました。
コロナで奪われた日常が戻るまもなく、戦争が始まる。
そのやるせなさが1枚の窓の写真から伝わってきました。

平和な毎日の目の前に見える風景を改めて大切に感じました。







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