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趣味の読書とスタバ巡りについてpostしています。 本は、文芸書を中心に、ジャンルを…

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趣味の読書とスタバ巡りについてpostしています。 本は、文芸書を中心に、ジャンルを問わず読んでいます。 特に好きなジャンルは、社会派ミステリーです。 読書メーター https://bookmeter.com/users/256972

最近の記事

2024年5月31日 最近の読書とスタバ

読書のこと今月はなんと30冊(紙の本26冊 Audible4冊)読了。 こんなに読めたの人生初かもしれません。すごすぎる。 私は、本を読むスピードはそれほど早い方ではないので、今月はたっぷり読書時間を確保できたという事だと思います。 そんな最近の読書について。 読了本 『特捜部Q 檻の中の女』 ユッシ・エーズラ・オールスン 子ども時代のアンデルセン童話を別にすれば、デンマークの方が書いた小説を読むのは初めて。 コペンハーゲンは写真でしか見た事がなく、カラフルで可愛い街

    • 2024年 【読書】海外作品 読了本リスト

      今年の読書の目標のひとつは『海外作品をたくさん読む、目標は24カ国』です。 そろそろ、どこの国の本を読んだかわからなくなってきたので、途中経過ですが、リストにしてみました。 アジア (2ヶ国 5作品)インド (1) 『ガラム・マサラ!』 ラーフル・ライナ 韓国 (3) 『思考の穴』 アン・ウーキョン 『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』 ファン・ボルム 『月まで行こう』 チャン・リュジン スリランカ (1) 『マーリ・アルメイダの七つの月 上』 シェハン・カルナティ

      • 2024年5月25日 最近の読書とスタバ

        読書のこと読了本 『地ごく』 献鹿狸太朗 まったくの理解不能と言いたいところだけれど、ところどころ共感できてしまうのが怖いところ。 二篇の短編が収められていて、表題作『地ごく』と『天獄』どちらも、人の優越感と絶望を描いた話なのですが、主人公のろくでもなさは、すなわち読者のろくでもなさにもなり得る、という恐ろしさを感じる話でした。 とても薄い本なのですぐに読めるという意味でも、簡単に読書した気になるという意味でも、ファスト文学という感じですが、それだけにあまり心に残るものも

        • 2024年5月20日 最近の読書とスタバ

          読書のこと源氏物語4も読みたいし、新刊の『われは熊楠』や『女の国会』も読みたいし、辻村深月さんの過去作も読みたいけど、半年ほど積読になっている『IT STARTS WITH US』もそろそろ読みたい。 次に何を読むか、という割とどうでも良い悩みを抱えている、最近の読書について。 読了本 『マイ・リトル・ヒーロー』 冲方丁 冲方丁さんの作品は『骨灰』に続き(たぶん)2作目なのですが、作風がずいぶん違って驚きました。 共通点というか特徴として『ひとつのテーマを掘り下げまくる

        2024年5月31日 最近の読書とスタバ

          2024年5月15日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読了本 『こまどりたちが歌うなら』 寺地はるな 今まで読んだ寺地はるなさんの本で、一番良かったかも。 とある町の和菓子屋の本社が舞台のお仕事小説なのですが、小さな会社での狭い人間関係だったり、時代に合わない古い体制だったり、解決したい問題があれこれある…そんな会社で主人公は少しずつ人間関係を形成していき、かつ絶対に流されたりはしない、そんなところが良いと思いました。 仕事でも恋愛でも、相手を尊重するけれど、相手に合わせ過ぎないところに、主人公のキャラクターに一貫性

          2024年5月15日 最近の読書とスタバ

          2024年5月10日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読了本 『サクラサク、サクラチル』 辻堂ゆめ 教育虐待家庭と共依存母子家庭に育った2人の高校生の物語。 前半は読んでいるだけで苦しくなる描写が続き、眉間にシワを寄せながら、ただただ苦しさから解放されたくて、結末まで一気に読みました。 読み終えた今はホッとしています。 親は自分の子どもを何かの手段にしてはいけないと、あらためて思いました。 タイトルから『二月の勝者』や『ドラゴン桜』の小説版みたいな話を想像していました。 確かに受験の話ではありますが思っていたのとは

          2024年5月10日 最近の読書とスタバ

          2024年5月5日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読了本 『図書館のお夜食』 原田ひ香 素敵な作品でした。夜の図書館という舞台が素敵。 タイトルと章立てを見て、図書館で本に関する夜食が出てきて疲れた人々が癒されるお話かな、と予想して読み始めました。 まあ、それはほぼその通りだったんですが、思っていた雰囲気とは違って、夜食はストーリー的にメインではなくて風味づけぐらいの存在で、主役はあくまでも本そのものや作家、本に対するそれぞれの思いだったりしたのが良かったです。 結末だけちょっと不満というか、伏線回収し過ぎて少し

          2024年5月5日 最近の読書とスタバ

          2024年4月30日 最近の読書とスタバ

          読書のこと2024年に入ってから4ヶ月経過しました。 そして、1月からカウントしてちょうど100冊読了。 このペースで読めば、今年は目標の300冊いけるかも?! 読了本 『夜明けのはざま』 町田そのこ 家族葬専門の葬儀社を舞台に、親しい人の死に向き合うことで、自分の人生とも向き合う人々を描いた連作短編集。 思っていたよりも重いテーマを扱っていることに、やや怯みました。 人の死が怖いという気持ちがとてもわかるし、忌み嫌う気持ちもすごくわかる…。 一方で、身近な人の死にしっ

          2024年4月30日 最近の読書とスタバ

          2024年4月25日 最近の読書とスタバ

          読書のこと最近はフィクションばかり手に取っています。 挑戦中の古典『源氏物語』もフィクションですし。 たまにはノンフィクションやビジネス書なども読もうかな、と思いつつ…。 そんな最近の読書について。 読了本 『なんとかしなくちゃ。青雲編』 恩田陸 これはめちゃくちゃ面白い! 主人公、梯結子の『問題解決』ストーリー。 幼少期から大学を卒業するまでの期間を描いていて、フィクションの体裁を採っていますが、ほぼビジネス書ですね。 結子の人生哲学が一貫していて素晴らしいし、その結

          2024年4月25日 最近の読書とスタバ

          2024年4月20日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読書に関するマイルールは多々あるのですが、最近、『積読本は購入してから半年以内に読み始める』というルールを追加しようかなー、と思っています。 なので最近、半年以上前に購入した本を優先的に読む、というのを始めました。 そんな最近の読書について。 読了本 『わたしはスカーレット 下』 林真理子 上下巻通しての感想です。 名作『風と共に去りぬ』は文庫の1巻目で挫折した経験を持つ私ですが、林真理子さんが手がけられたという1人称での再構成バージョンなら、最後の章まで飽

          2024年4月20日 最近の読書とスタバ

          2024年4月15日 最近の読書とスタバ

          読書のこと読了本 『わたしはスカーレット 上』 林真理子 上巻読了!結構長い〜。 感想は、上下巻読了後にちゃんと書こうと思います。 『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』 ファン・ボルム 書店主ヨンジュと、ヨンジュを支える仲間たちの物語。 つい先日、本屋大賞翻訳部門に選ばれた作品ですが、舞台が書店であること、主人公が新米女性書店主であることが大きい気がしました。 仕事とは、働き方とは、人生とは何か、考えるきっかけになると思うし、登場人物がみんなヒュナム洞書店を好きで、ほっこりす

          2024年4月15日 最近の読書とスタバ

          2024年4月10日 最近の読書とスタバ

          読書のこと本屋大賞が発表になりました。 本屋大賞のランキング予想に結果を見ての感想も追記しています。 読了本 『マーリ・アルメイダの七つの月 上』 シェハン・カルナティラカ 会話文が軽快で文章は読みやすいけれど、二人称である事と、そもそも話の内容がやや意味不明なのがネックで、下巻を読むべきか悩みながら読み進めました。 上巻を読み終えた今、主人公マーリの死の真相など、続きが多少気になるのと、帯に書いてあった『スリランカの闇』なるものの正体も気になっているので、下巻も読もう

          2024年4月10日 最近の読書とスタバ

          【第21回本屋大賞ノミネート作品 受賞作予想&感想】

          1年に一度の本屋大賞、今回は4月10日に発表予定です。 10冊のノミネート作品を全て読破することが出来ました。 せっかくなので、個人的な好みランキングと、受賞予想ランキングの2通り考えてみました。 《個人的な好みランキング》『成瀬は天下を取りにいく』 宮島未奈 『君が手にするはずだった黄金について』 小川哲 『スピノザの診察室』 夏川草介 『水車小屋のネネ』 津村記久子 『存在のすべてを』 塩田武志 『黄色い家』 川上未映子 『レーエンデ国物語』 多崎礼 『星

          【第21回本屋大賞ノミネート作品 受賞作予想&感想】

          2024年4月5日 最近の読書とスタバ

          読書のこと本屋大賞ノミネート10作品、読破しました! 読了本 『水車小屋のネネ』 津村記久子 田舎町の水車小屋に住むヨウムのネネと、移り住んできた2人の姉妹、彼らを取り巻く人々の40年を描いた物語。 一時期、ネネと同じヨウムがおしゃべりする動画を見るのにハマった事があるので、ネネの様子が鮮明にイメージできました。 ヨウムのおしゃべり可愛いし賢い!ネネは勝手にメスだと思い込んでいたのですが、9割方読んだところでオスだと判明して驚きました。 ヨウムの寿命は40年〜50年と言

          2024年4月5日 最近の読書とスタバ

          2024年3月31日 最近の読書とスタバ

          読書のこと今年もあっという間に3ヶ月終了!早いですね。 明日から新学期、本屋大賞の発表も近いので、どんどん読書を進めていきたいと思います。 読了本 『ゴリラ裁判の日』 須藤古都離 とても面白かったです。 視点人物はなんとゴリラ、という時点で普通じゃないこの作品。 ゴリラ目線で始めちゃって大丈夫なのかと勝手に心配になりましたが、最後までそのスタイルで完走した著者の須藤さん、素晴らしいと思いました。 実際にあった事件をモチーフに、人とは、人権とは何か、言葉とは何か、といった

          2024年3月31日 最近の読書とスタバ

          2024年4月6日更新 【読書】辻村深月さん著書リスト

          今年は、辻村深月さんの著書をすべて読破する事を目標としています。 どれを読んだかわからなくなってきたので、リストにしてみました。 『この作家さんの新刊は今後必ずチェックしよう!』とはっきり思ったきっかけとなった作品は、『東京會舘とわたし』でした。 それ以降に出版された本は未読だった『ハケンアニメ!』の続編『レジェンドアニメ!』以外は、刊行順に読んでいます。 冷たい校舎の時は止まる 2023/5/10読了 デビュー作?これが?言われなかったらわからないぐらいの完成度の高

          2024年4月6日更新 【読書】辻村深月さん著書リスト