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ラップの攻防

2013年の今頃書いた記事です。先日も似たようなことがあり、進歩も改善もない母(ワタシ)です。

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話は、正月に遡る。

残った料理にラップをかけようとした娘が言った。
「なんか、コレ、使いづらいねぇ」
ラップそのものではなく、切り口の話らしい。

ラップはアレコレ使ったが、どれもこれも、最初こそピッタリくっつくが、のちのちなんだかダレてしまったり、切り口をエコ仕様にしたがために、うまく切れなくてイキオイ余って、ラップがビヨーンと飛び出したりする。

「なんでコレ買ったの?」
「それは、ドラッグストアに勤めている友人が、その日レジにいて、ワタシが籠に入れてたラップを見て 『オキャクサマ、今なら、チョーお買得品がありますのよ』と別なのを勧めてくれたんだ。」

かねてよりワタシは、ラップに対して先に書いたことではない不満があった。それは
「覆いきらないうちに、力尽きる」
つまり、ラップが途中で無くなってしまうのだ。
友人が勧めてくれたのは
「100メーター巻きで178円」
というものであった。
更に彼女は、レジ脇から二箱取り出して見せ
「お得だから、ワタシもキープしたのよ、初売り特価よー」

で、ラップの残りに不安を抱きつつ使うより
「100メーター巻きならば、しばらくダイジョウブ」
と喜んで買ったのである。

それを娘に説明したが
「切りづらいじゃん」
「エコ仕様で、歯が紙なんだから仕方ない」
「使いづらいじゃん」
「品質が劣るわけでなし、バカとハサミは使いよう、多少使いづらいとか不便でも、それを補うのは扱う人間の問題です」
と威張ったのであった。

先日、同じようなシーンがあった。
「げっ!! まだコレ残ってたの!!」

娘は8ヶ月も前のことを言う。
「違うよ、新たに買ったんだ」
「別なのって言ったじゃないの」

「だってお盆特価で安かったんだもの、しばらくもつし、いちいち買いに行く手間も省けるでしょ」
しかしワタシは何度か失敗している。
イキオイ余って、本体から飛び出したラップが、ベロベロベロとロールカーペットのように転がっていくのだ・・・

でも、100メーターあるから、多少犠牲が伴っても
「多い日も安心」
とワケのわからぬことを言って煙に巻く。

次?
もちろん買いますがな、100メーター巻きのラップ(`∀´)。


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