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東日本大震災から13年 福田屋百貨店の取り組み

本日、2024年3月11日は東日本大震災から13年となります。改めて、震災関連により犠牲になられた方々にはご冥福申し上げます。
福田屋百貨店ブランディング推進室担当の私ですが、13年前の今日は、かつて栃木県真岡市にあった福田屋百貨店真岡店に勤務していました。
地震が発生した14時46分。私は、真岡店の3Fにある大催事場におりました。
ゆっくりとした横揺れから突然激しい横揺れとなり、店内の照明は消えてしまいました。同じ職場の同僚と大きな柱につかまりました。また、近くにいらっしゃるお客様を天上から落下してくる照明器具に当たらないよう、大きな柱へ避難誘導しました。揺れがやや収まった時、お客様やテナントスタッフを誘導し、屋外の駐車場へ避難しました。40年近い人生の中で、経験したことのない揺れを経験。
屋外の駐車場には、避難した多くのお客様やスタッフが避難して来ていました。
近隣の住宅の大谷石の石塀はほとんどが倒れていました。
その後、真岡店にお買い物にいらしていたお客様、テナントスタッフ、福田屋百貨店スタッフ全員の無事が確認出来ました。
その後、福田屋百貨店真岡店は、2011年4月に屋外駐車場でテントによる仮営業をスタート。5月には店舗1F2Fにて営業を再開しました。
しかしながら、震災による甚大な施設への被害は、店舗営業を継続していくには難しく、惜しまれながら2011年8月に福田屋百貨店真岡店は閉店致しました。
あの震災を教訓に、福田屋百貨店は各店舗で実施している消防訓練、避難訓練をさらに強化しております。
先日、3月8日。早朝より小雪がちらつく日。FKDインターパーク店では、宇都宮南消防署指導のもと、テナントスタッフ、福田屋百貨店スタッフにて消防訓練を実施しました。

避難する福田屋スタッフ

今年2024年1月1日元旦には、能登半島地震が発生。いつ我々の地でも地震や災害が起こるかもしれない状況です。緊張感を持って、参加したスタッフは訓練にのぞみました。

消火訓練の様子

2011年の震災以降も、大雪や台風などかつて経験したことのない災害が起きています。多くのお客様がご来店される商業施設を運営する福田屋百貨店は、災害が起きた際に、しっかりとお客様、お取引先様スタッフ、福田屋百貨店スタッフを安全に避難誘導出来るよう消防訓練、避難訓練を定期的に実施しております。

避難訓練の様子

今日3月11日。東日本大震災から13年。
栃木県宇都宮市は、早朝氷点下まで気温が下がりました。
この寒さを毎年3月に感じる度に、震災の日の事を思い出します。
避難した真岡店の駐車場の上を低空で北に向かって飛んでいく2機の自衛隊のヘリコプターのプロペラの音。
一生忘れない、忘れてはいけない鮮明な記憶です。

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