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司会者専任の日

コンサートの司会進行を今年もさせてもらった。

学生時代からの友人と
お仲間の先生方のピアノ教室・ヴァイオリン教室の発表会。
年に1度で私が受けてもう15年めになった。
こんな素人の私を
司会者として使ってくれてる友人には感謝です。

3つの教室の生徒さんの演奏
1年毎の成長ぶりを目の当たりにすることで
子ども時代にとっての1年間が
いかに濃い期間であるか
レスナーとしての自分が俯瞰的に実感できる。

とか言いつつ……
本当は何年やっても
あまりそんなゆとりはない。

まずはマイクを持って舞台上の挨拶に登壇するのが最も苦手。

毎度の噛み言葉の代表
「しゅちゅ演者」……今年もやっちゃいました
…が、そんなことはまだしも。
名前の読み間違えだけは避けなければならない。

曲名と名前を読むだけ……
といえばそうかもしれないが
読みそのものより
読むタイミングを見計らうのが
意外と難しい。

なぜなら曲間に舞台転換がある場合。

ピアノ譜面台を立てる⇔倒す
足台・椅子の位置と高さ調節
連弾なら2つ並べる……
アシストペダルの装着⇔取り外し
そして舞台袖に戻って生徒さんを励ます……など、先生は忙しい。

その一部始終を見届ける為、
舞台袖のマイクの前で
左へ身を傾け舞台上を覗き
右へ向き直りモニター画面で客席側から確認。
タイミングを合わせて
曲名と演奏者の名前を言う。

集中力を切らせない。
演奏が始まって
うっかり聴き入ろうものなら、
演奏の終盤で我に返り
「あ、次はどの曲……」と焦ったりする。

司会者専任という重責から
きちんとまっとうしたいがゆえに
なおさら全集中することになるとは思う。

そう、逆に、司会者専任ではない、
レスナーとして自分の生徒を出演させる発表会の場合
司会進行も舞台転換も
交代で自分達でやってるので
更に立ち回りが複雑なはずなのに
人様の発表会の司会専任よりは
気が楽…、気だけは楽、である。

さて、その
自分の生徒達の出る発表会。

この地でピアノ教室を始めて
まだ半年も経たないのに
もう来月末に控えてる。
これは、生徒募集より先に
発表会の日程と会場が決まってたのでやむを得ないのです。

出演する私の生徒達は
みなピアノを始めたばかりで
初めての発表会、の子どもたちばかり。

私も気持ちを新たに
臨みたいと思う。







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