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 ドトールコーヒーの凄さ

 noteクリエイターの花やです。コーヒーとワインを愛しすぎている皆さん、こんにちは!このマガジン5回目の投稿です。今日は以前の記事で、コーヒーにハマるきっかけとなったドトールコーヒーショップについてお話をしました。今日はそのドトールについて皆さんにそのすごさをご紹介したいと思います。

株式会社ドトールコーヒー概要

 皆さんは、ドトールについてはもう知らない人はいないと思います。特にドトールコーヒーショップについては、日ごろから利用されている人が多いのでないでしょうか?

 そんなドトールは日本のコーヒー業界を大きく変えた立役者でもあることはご存知でしょうか?昭和の古き良き喫茶文化が主流だった頃に新しいセルフサービス式コーヒーチェーンとして生まれ、その後のスターバックスやタリーズコーヒーなどのシアトル系コーヒーが日本に入ってくる礎となったと私は見ています。
 
 ドトールは1962年に鳥羽博道さん(ドトールコーヒー名誉会長)が創業されました。最初は珈琲の焙煎・卸専業会社でした。その後1980年にドトールコーヒーショップ一号店がオープンしてから急成長を遂げて、現在スターバックスコーヒーに次いでブランド別で業界2位の店舗数を数えます。

2007年に日本レストランチェーンサービスと経営統合を行い、ドトール日レスHDが設立されその完全子会社となります。

ドトールコーヒーショップ(以下ドトール)誕生後には姉妹ブランドとして、エクセルシオールカフェ/バリスタ・ルカフェドトール(2023年1月閉店)・星野珈琲(日本レストランチェーンサービス)・ドトール珈琲農園/珈琲店・cafeレクセル・梟書茶房などを展開しています。

そして2018年にドトール最高級店として、神乃珈琲が誕生します。神乃珈琲は、ドトールのコーヒーの賢者・菅野真博さんが代表を務める会社が運営しています。菅野さんはドトール日レスHD取締役・ドトールコーヒー常務取締役を兼務されており、日本スペシャリティーコーヒー協会会長も務められた素晴らしい方です。
 
今やドトールは上記で述べた通り、多種多様な価格帯のコーヒーブランドを展開しています。そして私たちの身近なコーヒーチェーンとして、今も進化を遂げています。

直火焙煎へのこだわり

 私が一ファンとしてドトールに惚れ込む最大の理由が、焙煎手法です。このマガジン読者の方ならもうご存知だと思いますが、コーヒーの焙煎には大きく分けて以下の三つあります。

1・直火焙煎
2・半熱風焙煎
3・熱風焙煎
 
これらの違いは焙煎機の中の回転するドラムと、熱源との位置の関係とドラムの構造の違いから来ています。

  直火焙煎:ドラムに無数の穴が開いており、その直下に熱源がある
 半熱風焙煎:ドラムに穴は開いていませんが、直下に熱源がある
  熱風焙煎:ドラムに穴は開いておらず、熱源も離れたとこにある
 
そのためそれぞれの方式の焙煎機でコーヒーの味は大きく変わってきます。またコストの面でも大きく異なってきます。大手では、熱風焙煎が主に採用されるケースが多いです。そん中ドトールは手間がかかる直火焙煎を採用しているのが、ほかの大手にない最大の特徴です。

 設立当時最新の焙煎機を作っていたドイツのメーカーに焙煎機を依頼したそうですが、「そんな大型焙煎機は前例がないので無理です」と断られたそうです。そこでドトールは、「なら自分たちで作ろう」となったそうです。

そして部品などを集めて、電機メーカーやガスメーカーの協力のもと世界で唯一の自家焙煎機を開発しました。現在は独自の焙煎機を使って毎日直火焙煎をしているそうです。大手メーカーでここまでするところは私は知りません。ドトールコーヒーのコーヒーへのこだわりは、凄まじいものを感じます。

珈琲豆の鮮度へのこだわり

 直火焙煎へのこだわりにつて話しましたが、ドトールの凄さはこれだけでありません。鮮度へのこだわりも凄まじいです。

自分でも調べましたが、ドトールでは独自の完全受注生産システムを構築しています。各店舗が関西・関東にある二つの焙煎工場に、直接必要な分のコーヒー豆をオーダーします。そして曽於の分量だけ焙煎をして、店舗に直接配送して店舗で販売する仕組みになっているそうです。
 
あと皆さんご存知の取り、コーヒー豆は焙煎後酸化が進んでしまいます。ドトールでは先ほどのシステムによって、店舗で購入できる豆や店舗で飲めるコーヒーは焙煎後2~3日の豆が用意・使用されているのです。

これは大手カフェの中では凄いことです。もう個人ロースターさんレベルのことを、大手企業がやってのけているのです。そのため豆のストックはしないようにしているそうです。
 
実際私もドトール・エクセルシオールカフェに通っている際に、店員さんが定期的にコーヒー豆を入れ替えているのを見たことがあります。なのでいつも鮮度の高いコーヒー豆が手に入るのです。

珈琲マシーンのこだわり

 ドトールを始めセルフサービス形態のブランドで使用されているマシーンは、ドトール仕様のマシーンとなっています。ハンドドリップで淹れたかのような、クオリティの高い珈琲を提供できるようになっています。そのためにマシーンには蒸らし機能が搭載されているそうです。

またマシーンで作られたコーヒーは30分以上経つと自動的に廃棄される仕組みになっています。これはコーヒーの鮮度を保つために導入されているそうです。

コストパフォーマンスの高さ

 ここまでこだわっていると、お値段もそれなりの価格になるのでは思うかもしれません。しかし皆さんドトールに行かれてコーヒーの値段が異常に高いと思ったことはないと思います。値段はマイルドブレンド&アイスコーヒーSサイズで、220円だったと思います。なぜこの価格が実現できているかと言えば、人件費を削減しているからだそうです。
 
ドトールとスターバックス(以下スタバ)両方に行かれた方は、従業員(バリスタ)さんの人数の違いに気づかれていると思います。スタバに比べてドトールは人数が少ないとことに気づいたはずです。

ドトールとスタバでは提供しているメニューが違うで、オペレーションが大きく高尾となっています。その上少ない人数でも店を運営できる体制を整えているのです。
 
このことが提供されているメニューの価格を抑えることに繋がっているのです。ですのでコーヒーへの質を落とさずに提供できているのです。これは本当に凄いことだと思います。なかなかほかの大手カフェチェーンではできないことだと思います。

複数ブランドの展開

 冒頭でも触れましたがドトールコーヒーは、ドトール(ドトールコーヒーショップ)も含めて以下の複数のブランド展開しています。

1・ドトールコーヒーショップ
2・エクセルシオールカフェ/バリスタ
3・カフェコロランド
4・星野珈琲
 (日本レストランチェーン運営)
5・ドトール珈琲農園/珈琲店
6・cafeレクセル
7・梟書茶房
8・神乃珈琲
 (プレミアムコーヒー&ティー運営)
 
ここまで価格帯の違うブランド展開できるのは、長年のコーヒーのノウハウがしっかりとベースにあるからだと思います。ここは最大のライバル・スターバックスや名古屋を拠点としてるコメダ珈琲にはない強みだと思います。

一つのブランドだけでは、すべてのユーザーを満足させることが出来ません。そんな多様なユーザーに、ドトールコーヒーが求めているコーヒーの価値を届けるにはこうした戦略が必要だったと思います。
 
ほかのカフェチェーンでも複数のブランド展開してるところはりますが、ドトールコーヒーほどでありません。そう考えるとドトールコーヒーの努力には頭が下がります。ドトールコーヒーショップ以外のブランドにつては、今後このマガジンで取り上げていけたらと思っています。まだ訪れたことがないブランドもありますので、実際に行ってみたいと思っています。

最後に

 ここまで簡単に株式会社ドトールコーヒーの凄さについて、私なりにお話をしてきました。ここまでコーヒーにこだわり持っている会社は、なかなか見ないと思います。

ですが最近のサードウェーブ&スペシャリティーコーヒー・浅煎りのブームなど、ドトールコーヒーを取り巻く環境は激変しています。さらにコンビニコーヒーのクオリティも上がってきており、ドトールコーヒーもうかうかしていられない状況です。
 
今後ドトールコーヒーがどのように戦略を進めていくのか、一ファンとしても期待しています。特に最高級ブランド神乃珈琲は少しずつ店舗を増やしています。こういった超高級路線を拡大するのか?その下の高級・中価格帯路線を増やすのか?目が離せません。

このマガジンでも記事として取り上げていければと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。この記事への『スキ』と私への『フォロー』をよろしくお願いします。また次回お会いしましょう。noteクリエイターの花やんでした。

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