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不器用で誠実で

わたしはすぐに人生の悲劇のヒロインに
一人でなってしまう。
今、この文を泣きながら書いている。
でも職場に戻れば、職場に戻らなくてもここに書かなければわたしが泣いていることなんて誰も知らない。
本当は案件を放り投げたい。
本当は教育なんてやりたくない。
本当は昇進なんてしたくない。
本当は職場環境最悪だと心では思っている。
本当は仕事をしないあの人よりも、その2倍働いても安月給なこと納得なんていっていない。
本当は仕事なんてそんなもんだってわかってる。
本当は仕事なんてそんなもんだと思っているから、そこから逃げていく人達もなんだかなと思ってる。
本当は人が増えるのなんて嫌だ。
本当は本当は本当は…いっぱいいっぱいどす黒いことも、許せないことも、納得いっていないことも、辛いこともたくさんある。

辛い…苦しい…逃げたいし、理解されたい。

でも、わたしは大人だからまた仮面をかぶって
目の前のことを精一杯にやる不器用だけど誠実な女優になるの。

涙が止まらない