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ミュート機能

「X」旧Twitterを使ってかれこれ10年は経っているだろう。今は友達とも繋がっておらずただただ見るだけであったが、突然現れた「おすすめ機能」で何度も何度も心を打たれた。本来傷つく必要がなかった数の傷を何百回も負ってきたきがする。だったら見なきゃ良いという話ではあるが、私は10年のTwitterユーザーだ。おすすめ機能出現前はどちらかというとSNSのおかげで転職できたり、彼氏ができたり、思わぬ旅行が叶ったりと得もたくさん経験してきた。だからSNS反対派なのではなく柔軟に取り入れたい考えだ。
でもなんだ、あの「おすすめ機能」の私の心の殴り方、抉り方。
「結婚していない30歳はおばさんで余っている」
「30歳超えて、未婚な人は欠陥がある」
「子どもを産まない女性は用無し」
お前は私の30年間の人生を見てきたのか、見てきても29歳と30歳とたった1歳年が変わっただけでここまで言われなくてはならないのか。
誰の許可をとり、どんな権利があり、どんな顔してそのような言葉を呟くことができるんだろう。
それ以外にも、不妊、容姿、ジェンダー、社会問題など見たくない、見なくて良い、知らなくて良いことがたくさん流れてきた。
そこで嫌なことぜーーーーーーーーーーーーんぶミュートするキーワードに入れた。
そしたらどうなったと思う?

温泉や旅行、料理や食べ物、一生懸命真面目に生きる人の言葉で溢れ始めた。
まじで抉られた時間を返して欲しい。

誰かにとっては用無しの私でも結婚していないことだけで社会に必要とされない世論が仮に正しいとしても、大事にし合える友達と、私が大切すぎて毎日神棚に頭を下げている親がいること。頑張ることを応援してくれる職場と必要としてくれるお客さんが無限といること。絶対に忘れない。