見出し画像

週刊「ガールズケイリン分析」by半笑い(2024/1/25号・#9)

割引あり

①先週の結果分析(1/19~1/25決勝の開催が対象)

立川(1/17~19デイ)

【展望再掲】1周400m/見なし直線58.0m
競走得点は坂口楓華・児玉碧衣・吉川美穂・青木美保・板根茜弥の順。上位3人はガールズグランプリ5・3・6着という豪華メンバーだが、現状はやや吉川が見劣る状態と見る。そのぶん浮上するのはやはり青木美保、そして坂口児玉追走の板根ということになるか。特に決勝では、予選2・3着で勝ち上がった青木美保を3着に塗って勝負するイメージ。上がこのレベルになると飛び付きで対応できるかどうか微妙だし、むしろ逃げて大敗のリスクもあるが、田中まいの激走も期待したい(※追記:田中まいは不出走)。
【結果分析】開催レベル:A
グランプリ3車では「現状はやや吉川が見劣る」「そのぶん浮上するのはやはり青木美保」というのが完璧に的中して、決勝は児玉碧衣→青木美保→坂口楓華の決着。特に青木はなんと「予選2・3着で勝ち上がった」まで完璧に的中だったが、「決勝で3着に塗って勝負」がまさかの2着激走で逆の意味で裏切られるという事態に。個人的な車券は「児玉→坂口→青木」勝負だったのは蛇足エピソードだが、それでも前場所松戸での優出逃しで評価を下げなかったのは正解だったのは間違いない。この相手にこの内容ができるならば、青木は引き続き野本怜菜のような立ち回りと勝負強さで決勝でこそアタマを狙える選手になっていきそうだ。坂口も普通の相手には圧倒的だがどうしても超一流相手には勝ち負けに持ち込めず、高いレベルで壁にぶつかっている印象はある。

奈良(1/18~20モーニング)

【展望再掲】1周333m/見なし直線38.0m
競走得点は石井寛子・小泉夢菜・又多風緑・當銘沙恵美・畠山ひすいの順。石井寛子が圧倒的上位の開催。ただ33バンクだけに又多・當銘・畠山らが積極駆けでの押し切り、或いは二段ロケットの形でハマるなどの形での番狂わせの可能性はあり、一応取りこぼしも少しカバーしてみても良いか。デキとしては小泉が絶好調の見立てだが、他力タイプだけにむしろ石井不在のレースの組み立てが難しく、この組み合わせだと予選で負けて決勝で石井寛子-小泉になるイメージ。自力型の中では、意外と畠山が積極性ゆえにハマるパターンが多そうで、得点順で3位以下になるだけに妙味がありそう。そして最近先行から自在にシフトチェンジの豊岡英子が、得点も落ちているだけに妙味が大きいと見る。
【結果分析】開催レベル:B-
「石井寛子が圧倒的上位の開催」の見立て通り危なげなく完全優勝、すっかり安定期に入っている。小泉夢菜は「石井不在のレースの組み立てが難しく、予選で負け」るのは的中、まさに予選は石井と同乗無しで5・3着だった。決勝で石井マークで好走を予見したがこちらはまさかの一般戦回りで予測不的中となった。そのぶん「畠山がハマる」「豊岡が妙味大きい」が見事にハマり、決勝は石井→豊岡→畠山で53倍。あとは#2で「52点台だが実質53点台」と「飯のタネ」に指名したあと、出走数少ないまま好調がバレていなかった當銘沙恵美が予選2日目に畠山の番手から抜け出して1着を決めており、その水準の力はキープしていると見る。

ここから先は

6,713字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?