マガジン

  • 求職リアル‼ 2

    終わらない職探しの日々、第2弾。 十ヶ月を経て再開。

  • 求職リアル‼

    人生何度目かの求職活動。 生活の大半を占める仕事という、生きて行くための居場所探しは、社会に出て働くという現実の難しさと厳しさをまざまざと見せつける。 働くことは生きることなのか、生きることが働くことなのか。 すったもんだの現在進行を、リアルに綴ります。

  • 出戻り小学生

    根っからの学校嫌いが大人になって、まさかの学校で働くことに…。 現場における謎と不思議、笑いと感動に溢れた日々の記録。 今でも、戻れるのなら戻りたい…。

  • コロナ日記

    コロナになりました。今更…。 基本健康体も流行に乗った、コロナ生活の記録。

  • 小説

    小さな物語を書きました。何だかイタい話になっています。でもそれが現実。外に出したがボツになった…そんな原稿です。 こんなこともあったな…と思い出し、イタいけれど懐かしくも感じる。そして、自分がいかに、誰かが提示した〝テーマに沿って〟書く…ということが苦手だかわかったのでした。

最近の記事

2月2日

 このページを再び開くことになろうとは思わなかった。この十ヶ月、調子に乗って暮らしていたせいで、今、そのツケをどーんと払っている。  体調を崩して半月経つが、一生の仕事を探す旅は続いていた。リアルに残り二ヶ月のカウントダウンが目前となり、私は何も…何も変わっていないことに気付く。  良いことしか言われなかった“占い”を信じて、お気楽に過ごしていられる状態ではないことにもそろそろ気付いているが、人生何度目かのどうしようもない体調不良を何とかする方が、本来は先なのである。唯、不調

    • 3月16日

       仕事のために健康診断に行く。交通費を払って、何故、こんな遠いところまで時間をかけて行かなければならないのか…。言われた時点で全て嫌になった。  もっと身軽に働きたい。  組織が大きいと、面倒臭いこともそれだけ多いのかも知れないが、短期なのにここまでしなければならないことが物凄く重かった。  そんな大きな職場で働きたくない。  心の中で思っているせいで、大きすぎる組織に短期でも雇われることに脅威している自分がいた。  早く、収まるべきところに収まりたい。  この短期中、私に何

      • 3月15日

         短期の仕事が決まったところから、一度職場へ来るように言われたので渋々出掛ける。本来の出不精に、コロナが作用して更に拍車がかかり、一度の外出でより多くの用事を済ませようとするケチ根性が定着してしまった。  今月に入って、何度か携帯に着信があった。留守番メッセージはなく、複数の番号の所在は、全て同じだと調べてわかった。  ただでさえ携帯を携帯しない。自宅にいれば尚更で、そもそも電話嫌いなのと、電話を自主的にかける機会がほぼ皆無なので、料金設定も通話に有利になっていない。以前かけ

        • 3月9日

           誕生日の日に電話があった。お祝いの…ではない。仕事の…である。  待ちに待った誕生日のプレゼント!だとは、思わなかったが、もしかしてプレゼントか?とは思った。しかし心が浮き立つことはなかった。それよりも慌てて言い訳に行ったのだ。何処に?本棚の杓文字に…である。  なかなか正社員の仕事に就けず、有期雇用で燻っているうえ、当時恐らく就活中だった姉に、ちゃんと正社員として働いている弟が旅先で買ってきた杓文字である。〝就職〟と凜々しく筆書きされている宮島の杓文字が、十数年経った今で

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        記事

          1月19日

           在宅中の日中にかかってくる電話に、ろくなものはない。大方セールス。ナンバーディスプレイに表示される、見たことのあるような番号を無視すれば、留守番電話に変わっても、メッセージが録音されることはない。迷惑な電話に対し、居留守を使うことに罪悪感さえ抱かなくなって久しい。  遅めの昼食中、電話が鳴った。出るかどうかは番号を見てからだが、恐らくいつものセールスだろうと覗き見た表示パネルには、ちょっと知っているような市外局番。出ると、普段通っている居住区内ではない、前年度、就業中に登録

          1月19日

          1月8日

           月末に受けた面接の結果が届いた。久々に【不採用】という文字を目にする。久々なのは、ずっと【採用】だったからではなく、ずっと働きたい仕事に応募する機会がなかったからだ。  面接に嫌な感じはしなかった。十ヶ月未満の短期だし、望んでいる正社員の道ではなかったが、期間が限られていても自分の身になると信じ、したいと思えた仕事だった。 〝面接〟というより、〝雑談〟といった風情で、リラックスできたが、あまり興味を持たれた印象はなく、話が弾まない実感はあった。経歴や人柄は褒められたが、どこ

          1月8日

          1月4日

           放置していた携帯に着信があった。同じところから二回。一回目に伝言メモがあり、何ヶ月も前に電子登録した、市の臨時職員に関する部署からだとわかった。現在の就業状況確認の最後に「宜しくお願い致します」と締め括られている。かけ直すともかけ直せとも言われていない。一体どうしたものかと思ったが、その日は既に、役所の開庁時間を過ぎていたため、翌日まで待つことにした。  翌日、電話を持ち歩いたが、着信音が鳴る気配はない。かけ直すべきものかどうかわからなかったが、気になったので、夕方家の電話

          1月4日

          12月21日

           ハローワークへ赴く。面接を辞退した日に、気になる求人が見付かったからだ。  とはいっても、希望している正社員ではない。僅か数ヶ月の有期雇用。クリアしているのは給料と休日、希望業界で、希望の通勤圏内だということ。最優先事項である〝生涯雇用〟だけが足りないが、勤務開始日が来月の後半なので、運良く採用されたとしても、まだ正社員の仕事を探し続ける猶予はある。求人票を元に、疑問点を確認してもらったら、こちらにとって悪い条件ではないこともわかった。例え短期でも、何かして収入を得なければ

          12月21日

          12月19日

           面接を辞退した。  自らに課した大掃除のノルマを日々果たし、月末の総仕上げを残しただけで、面接準備に備えるための丸一日は確保できたものの、十日間悩み続け、葛藤し、内心、進むか引くかの押し問答であった。  石橋を叩き過ぎて渡らないのは、私の悪い癖かもしれないが、辞退を決めた後、心からホッとした。肩の荷が下りた…という身軽さに、後悔はしなかった。  辞退のメールを送った後、儀礼的ではないが、短い承諾の返信を受けたことで、一瞬、自身の判断に迷いが生じた。しかし思い直す。辞退の判断

          12月19日

          12月17日

           母の離職票が届いたので、ハローワーク行きに便乗した。応募したい求人があったわけではないが、求職者マイページが三ヶ月の利用期間を経て無効になって久しい。有効化してもらうには再度訪れねばならず、それだけのためにわざわさ片道三十分以上かけなければならないのが、時間もガソリンも勿体なく思え、不便さに苛々しながらも放置していたのだった。  ハローワークは閑古鳥であった。こんなに空いているのを見たことがないくらい、利用者が少なかった。窓口に座っている職員もとても暇そうなのに、一定時間待

          12月17日

          12月10日

           パソコンがインターネットに接続できなくなった。無線なので、スマホでは接続できていると確認できるが、パソコンではエラーになる。メールの送受信は出来るし、インスタグラムは見られる。プロバイダーのメールサイトにも繋がるのだが、他がすべてエラー。面接対策も滞り、ハローワークなどの就活サイトにアクセスすることも出来なくなった。  インスタ&メールサイトのみOK…というパターンは過去にもあり、電源を落としたうえで各種電源を抜く…という方法で回復したこともあったが、連日連夜試したこの方法

          12月10日

          12月9日

           大都会から逃げたくて、真反対の方角にあるド田舎の求人に応募した。土地柄はこちらの方が合っている。しかし以前見たこの求人は、学歴が応募条件に追いついていなかった。今回は契約社員。社員ではないが、学歴に制限はない。希望者は、3年以内に正社員採用されるという実績もある。時間をかけるだけの価値があるかは判らない。やはり大都会から逃げただけなのかも知れない。  自問自答のストレスを発散させる為に鍵盤に向かう。昨日、リビングと機会を奪われたので、二日ぶりだと熱が入る。反対に、声はかなり

          12月9日

          12月8日

           求職サイトからの応募で初めて、面接日調整の連絡が来た。  実は二件応募し、働きたいのは近隣の事務職だったが、こちらはあっさり書類選考で撃沈。勢いで応募したもう一件から〝面接〟という返信が来たのである。  面接…といっても、〝面接会〟とある。普通の面接とは違う匂いがする。催し物会場みたいなところに、人が沢山いるイメージ。実際は判らないが…。  まさか面接…という話になるとは思わなかったので、大いに戸惑っている。興味のある仕事ではあるが、調べれば調べるほど、自分に合った職場とは

          12月8日

          12月7日

           ネットで仕事を探してばかりいるせいか、派遣会社の求人広告がやたらと入る。居所は割れているようで、近隣の求人もそこそこあるのだと知り、詳細情報を探ろうと、ついついクリックしてしまう。  派遣…。就職環境として希望は0だが、既に無職も9ヶ月目に入ると、何なりと出来ることをしないと貯金が底を尽きるのも時間の問題だともやもやしている。  たまたま読むことになった、群ようこさんの『れんげ荘』という小説の主人公が、無職をしている女性なのだが、彼女は大きな蓄えで将来を見据えたうえで始めた

          12月7日

          12月6日

           このところ、求職サイトからのメールが急激に増えている。コロナは第三波が来ているようで、過去最多の感染者を連日記録しているが、就職市場は徐々に活気を取り戻しているのか、新年度に向けて求人数が増えつつあるのか、実際のところ判らない。相変わらず内容が頓珍漢なので、〝これぞ!〟というものは皆無だ。私のどの経歴を見て応募を勧めるのかわからない、謎な職種が目白押しである。  いよいよ年末の大掃除月間に入り、連日家中の隅から隅まで事細かく拭き倒している。毎年ぎりぎりまで半泣きになりながら

          12月6日

          12月5日

           前回書いた、市の広報に載っていた求人が、今月の広報でも募集されていた。  あの後、週の終わりに返信が来たのだが… 『他にもご質問等ございましたら、下の連絡先にお問い合わせください』と、丁寧な回答の最後には、電話番号が記されていた。  問い合わせ先にメールアドレスが書かれていても、電話の方が早いということなのだろうが、ならば何故、問い合わせ先のメールアドレスが記載されているのか疑問に思う。送られて来た返信で充分事足りたので、電話することは無かったが、その週末、インターネット上

          12月5日