くじら

末っ子の「4月はまだお友達作らなくて大丈夫だよ」の話 byとけいまわり

後1ヶ月と少しで、ついに末っ子も小学生になる。

末っ子が行く小学校は、近くのマンモス幼稚園出身の子が多く、長女も次女も一年生の4月のときはお友達作りに苦労していた。

末っ子に「末っ子ちゃんは、優しくてかわいくておもしろくて楽しくて絵が上手だから、すぐに小学校でお友達できるよ~!」と言うと、「すぐには作らないよ?」と返された。

私:そうだね・・・すぐにはね・・・うん、ちょっと時間かかるかもしれないもんね。
末っ子:末っ子ちゃんね、4月はみんながどんな子か見る時間にしようと思って。
私:そっか、みんながどんな子か様子を見た方がいいよね。
末っ子:そうそう。「すぐにお友達作らないと!」って、どんな子か分からないのに急いじゃいけないんだよね。
私:なるほどなるほど。末っ子ちゃん、めっちゃ冷静だね。
末っ子:冷静って?
私:ああ、うん、よく考えてえらい子ちゃんだねって。
末っ子:うんうん、末っ子ちゃん、めっちゃ考えてるんだ。どんなお顔してるかな、優しいかな、他の子に優しい言い方してるかなって、いっつもよく見てるの。
私:なるほどなるほど。
末っ子:ああ、この子いいなあ、優しいなあ、この子とお友達になりたいな・・・って分かってから、「あそぼ」って話しかけてお友達になればいいんだよね。末っ子ちゃん、お友達作るのって、すごくゆっくりでいいと思うんだよね。ほーくえんでもそうしたから。今、優しい子が周りにいっぱいで遊んでいて、すごくのんびり楽しく過ごしてるよ。ゆっっくりお友達作ったから。

私:すごいすごい、末っ子ちゃんすごいねえ。お母さんね、4月とかすんごい焦ってて、お友達いっぱい作らないと!お友達のグループにならないと!っていっつも慌ててたよ。
末っ子:よくないよね。道でも慌てたら転ぶもんね。4月はみんなをよく見ようと思ってるの。で、ちょっとずつ声をかけてみよっかなって。
私:うんうん。
末っ子:そうそう、だからね、末っ子ちゃん、どこに行っても大丈夫だと思ってるんだよね。お友達を見つけるやり方がね、分かってるから。後は、自分が優しい顔して、優しいことして待ってたら大丈夫だから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?