【サイト紹介】小説投稿サイトの王様「小説家になろう」
※本記事は、小説の木に投稿した内容の転載です。
自分の書いた小説を小説投稿サイトに投稿しようとしたとき、どこへ投稿すればいいのか悩むことはありませんか。
今回の記事では、数ある小説投稿サイトの中で最も有名な小説投稿サイト「小説家になろう」の紹介と、向いている人、向いていない人について解説します。
書いた小説を多くの人に読まれたい方、本気で小説の質をよくしたい方の参考になれば嬉しいです。
小説家になろうとは
まず、そもそも小説家になろうとはどんな投稿サイトかを解説します。
概要
小説投稿サイト「小説家になろう」は、日本最大級の小説投稿サイトです。
2004年4月に個人サイトの投稿型のケータイ小説サイトとして開設され、2010年3月に株式会社ヒナプロジェクトによって運営法人化されました。
2022年6月現在、Web版が存在します。
Web版
運営会社
小説家になろうは、株式会社ヒナプロジェクトにより運営されています。
株式会社ヒナプロジェクトは、「たくさんの「楽しい」を生み出し、人や未来へ繋げていくこと」を目指して創作活動に関する事業を展開しています。
小説閲覧サイトの「小説を読もう!」やR18小説の検索・閲覧サイト「ノクターンノベルズ」、「ムーンライトノベルズ」のサービスも提供しています。
特徴
小説家になろうには、以下の特徴があります。
なろう系という特定ジャンルが主流
月間アクセス数約20億PVという日本最大級PV
活動報告や誤字報告と言った小説執筆を超える機能の充実
小説家になろうが向いている人
次に、小説家になろうへの小説投稿が向いている人を解説します。
日本最大級へ挑戦したい人
小説家になろうは、日本最大級へ挑戦したい向上心のある人に向いています。
小説家になろうは、作家数も読者数も日本最大級の小説投稿サイトであり、多くの書籍化作家を生み出してきた実績があります。
小説家になろうでランキング上位を目指すことは、執筆の継続力、魅力的なタイトルとあらすじの付け方、読者を惹きつける表現力や展開構成、トレンドの分析力、自作品の宣伝力、といった、物書きに必要な総合力を高めることと同義です。
より自分の小説のスキルを高めたい人にはお勧めです。
PVや感想が欲しい人
小説家になろうは、PVや感想が欲しい人にお勧めです。
多くの小説投稿サイトは、読者よりも作者の方が多く、せっかく書いた小説の総PVが二桁三桁となることも珍しくありません。
対し、小説家になろうは、月間アクセス数約20億PVという圧倒的な読者数を抱えており、日間PVが二桁三桁を超えることも当たり前、ランキング上位になれば一時間で数万PVを超えることさえあり得ます。
また、読者が多いということは、感想やレビューを書くことに積極的な読者も多く、他の小説投稿サイトに比べて感想やレビューをもらえる可能性も高いです。
さらに、小説家になろうではTwitter上で応援・応援返しという文化があり、自分の作品や作品への感想が拡散され、応援によって読者が増えることも見込めます。
せっかく書いた小説なのでどんどん読者の目に触れて欲しい、という人にはお勧めです。
作品を分析してより良い作品を作りたい人
小説家になろうは、作品を分析してより良い作品を作りたい人に向いています。
多くの小説投稿サイトは、小説の読者数やページビューといった、投稿した小説を分析するための機能があります。
物書きは、これら機能を使用して、どの話が評価されているか、どこで離脱しているか分析し、より良い作品を作るのに活かすことができます。
小説家になろうは、この分析機能が他の小説投稿サイトと比べてもトップクラスに充実しています。
具体的には、下記のような機能があります。
一時間単位の総合PV数
日単位の総合PV数
日単位の総合ユニークアクセス数
日単位の話別ユニークアクセス数
月単位の総合PV数
参照方法(パソコン版、スマートフォン版)
上記の機能を活用することで、読者が特に多い話はどこか、何話目で離脱しがちか、何時に投稿すると読者が増えるか、といった分析が可能で、より良い作品を作るために役立ちます。
また、感想・レビュー機能によって、読者からの直接の声を聞くこともできます。
小説家になろうが向いていない人
最後に、小説家になろうへの小説投稿が向いていない人を解説します。
なろう系小説以外を書きたい人
小説家になろうは、なろう系小説以外を書きたい人には向いていません。
小説家になろうは、なろう系小説の投稿が主流です。
なろう系小説という言葉は、小説家になろうが公式で提唱しているものではないため明確な定義は存在しませんが、「異世界転生」、「中世ヨーロッパ風の世界観(ナーロッパ)」、「チートスキルまたは現代社会の知識によって無双」、「ハーレム」などが特徴として挙げられます。
こういった世界観や展開を求める読者も多く、なろう系以外の小説はなろう系小説に比べて読まれにくい傾向があります。
読者の目に留まりやすくするためには、なろう系小説以外を書きたい人には向きません。
とはいえ、なろう系小説以外で人気を博した作品も存在するため、なろう系小説以外が絶対に流行らないということはありません。
毎日更新が苦手な人
小説家になろうは、毎日更新が苦手な人には向いていません。
小説家になろうは、一日に投稿される小説の数が膨大で、せっかく投稿した作品もすぐに他の作品によって埋もれてしまいます。
そのため、より多くの読者の目に触れるためには毎日更新をして、読者が定期的に見にきて楽しめる環境を準備する必要があります。
また、毎日更新をすることで、定期的に「更新された連載小説」の欄に載り、定期的に読者に見つけやすくすることも重要です。
周囲の評価が気になりすぎる人
小説家になろうは、周囲の評価が気になりすぎる人には向いていません。
小説家になろうは、圧倒的な読者数や感想・レビュー機能の充実に加え、ランキング上位にいる書籍化作家と同じ舞台で戦うことになります。
圧倒的な読者数は、PV/ユニークアクセス数という形で自分の小説に対する評価を浮き彫りにし、容易に書籍化作家の方の作品と自分の作品の評価が比較できてしまいます。
他の作品と比較し、落ち込んで執筆モチベーションが下がってしまう人には、小説家になろうは向きません。
また、時に辛口の感想・レビューが来ることもあり、辛口な言葉が苦手な人にも小説家になろうは向きません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事では、小説投稿サイト「小説家になろう」の概要とその特徴について説明しました。
書いた小説を多くの人に読まれたい方、本気で小説の質をよくしたい方に少しでも役立てば幸いです。
また、小説投稿サイトは実際に投稿してみてこそ良さが分かるものなので、少しでも小説家になろうに興味を持った方は、是非一度投稿してみてください。
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