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【フライタイイング】ヒルを模したバス用ストリーマー。ジグ・リーチの作り方

ストリーマーフライも数多くのものが存在しますが、今回はとても簡単に作れ、とてもよく釣れるヒルをモデルにしたリーチパターンのフライ、ジグリーチの作り方を紹介します。


バス狙いのストリーマー「ジグ・リーチ」

今回のフライは、コロラド州の人気フライフィッシングガイドで、数多くのストリーマーフライを作っているランドン・メイヤーのフライパターン「ミニ・ジグリーチ」を、バス用に個人アレンジしたものが、ジグリーチです。

バスなどの大きい魚を狙うためにサイズを大きく、ストリップはオリジナルではリスの毛を使用しているところを、ラビットを使用しています。

湖や池といった流れがない水の中でバンプモーションをつくり、ヒルの生物感を演出してバスを狙うことを目指して作ったフライです。

使用した素材

  • フック:AHREX 90度 ジグストリーマーフック #4(#1〜4)

  • スレッド:Danville フライマスター ワックススレッド 70 Denier(ブラック)

  • ビーズ:Hareline スロテット・タングステンビード 3/16 or 7/32 (4.6mm or 5.5mm)

  • テール:Hareline ラビットストリップ(ダークブラウン)

  • ボディダビング:Hareline アイスダブ(UVブラウン、UVブラック)

  • ボディハックル(腹部):Hareline インディア・ヘン・バック(プリンスニンフブラウン)

  • ボディハックル(胸部):Orvis サドルハックル(エクストラロング)

  • ボディラップ:クリスタルフラッシュ or フラッシャブー

なお、メーカーや素材が多少違っても同じように作ることができるので、似たような素材があれば代用可能です。

作り方

1. UVレジンを使ってタングステンビードをフックに固定させます。

2. 糸をフックベンドまで巻き、その上にストリップをのせ、ずれないように糸でしっかりと固定します。

3. クリスタルフラッシュを1本巻き込み、ストリップに沿って後ろに向くように固定します。

4. アイスダブ(ブラウン)をボディにざっくり巻き、歯ブラシを使ってボサボサした感じを作ります。

5. 直径が大きめのハックルを2本選び、2本を重ねてから、先端を糸で固定します。

6. ダビングループを作って、ループにハックルを巻き込み、フックにハックルを巻きつけていきます。

7. サドルハックルの根元の柔らかい羽をハサミで切り取り、ダビングループで巻いていきます。

8. 同様に、反対側の根元の羽も使って、サドルハックルの2回目を巻いていきます。

9. アイスタブ(ブラック)をざっくりダビングしていきます。

10. ウィップフィニッシュで固定します。

11. 最後に、ストリップとクリスタルフラッシュを好みの長さにトリムして完成です。

動画解説

動画では、作り方のコツやこだわりポイントなど、雑談しながら作り方を説明しています。文章と写真では分かりにくい部分も、順を追って説明しているので、ぜひ参考にしてみてください!

ランドン・メイヤー本人によるミニ・リーチジグの作り方




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