はにうら

個性探求アーティスト。五感を通じその存在をその存在たらしむ'何か'…

はにうら

個性探求アーティスト。五感を通じその存在をその存在たらしむ'何か'を追究し、文章・イラスト・写真で表現発信中。学生時代より広島→インドネシア→東京→現在は地元岡山在住。※投稿そのもののシェアは歓迎いたします。イラスト等の無断転載はお断りしています※

最近の記事

魅了され傾倒しそうになる人との関わり

尊敬する文化人や作家やメンター。心惹かれる芸能人。恋心を抱く異性。憧れの同性。無邪気な幼な子。身内。日頃お世話になる人。仕事で関わる人。 ある特定の人に愛着を抱いたり感銘を受けたり傾倒したりと、何らかの影響を受けるということは、すでに自分の内側にその要素がある証。その要素が反応共振している証拠なのだ。 一方で別の切り口から見た時、特定の誰かに強く魅了されたり、逆に自分の魅力で特定の誰かを惹きつけることでもって、両者の力関係の格差が出来上がり、一種の「コントロールする側と依存

    • 「謙虚であること」について

      謙虚であることが何よりの美徳とされる国に生きる者として、そもそも「謙虚であること」ってどういう事?と考えてしまう。 それは、単にへりくだって自分の価値を(周囲に比べて相対的に)下げることではなくて、自分自身を徹底的に俯瞰すること、そこから生じる態度のことなのではないだろうか?そういった態度によって、極力独りよがりにならずにいることを可能たらしめるあり方ではないか?というのが今の私の結論だ。 しかし自分は俯瞰している、と確信したところで、それも所詮ある意味独りよがりに陥りかね

      • ふと蘇った記憶〜謎のお姉さん編

        遠い昔、小学校1年の頃だった。 登下校時に学校近くで目にする、とある高学年のお姉さんがいた。彼女は嬉しそうに駆け寄ってきて私の下の名前を呼びながら「かわいいねぇ!!」といって後ろからぎゅっと抱きしめてくれた。そういう「学校の行き帰りにお姉さんに遭遇→抱きしめられる」出来事が何度かあった。 その度に、なんだかよく分からないが照れくさくて嬉しくて、年上のお姉さんの包容力に戸惑いつつもぼーっとする…という不思議な幸せな感覚だった。彼女は一体誰だったのだろう?地区も離れているし(お

        • ふと蘇った記憶〜謎の異国青年編〜

          二十数年前。30代になったばかりの頃、東京に住んでインドネシア語関連の仕事をしていた。国際協力事業の海外研修生プログラムのコーディネーターとして、地方に出張に行き、東広島市の国際協力センター内で仕事をしていた時のこと。 担当はインドネシア人の研修事業だったんだけど、施設には同時にいろんな国から研修生が集まっていた。仕事の合間に施設内のレストランで食事をしていると、とある中国人系の研修生の青年が私の方をチラチラ見ている。二十代前半くらいで背が高く目がぱっちりしていて黒目がちで

        魅了され傾倒しそうになる人との関わり

          やりたいことリスト

          ・創作活動(主にイラスト)に向けた場づくり ・価値観や方向性、志向性を共有し合える人たちと繋がる ・諸々発信活動(文章、イラスト、写真など) ・野良作業 ・積読本を読む ・手持ちの布地を使ったリメイク裁縫(直線断ちの動きやすいブラウス、ゴムを通さないタイプの靴下など) ・身の回りの片付け ・楽器を奏でる(ピアノ、タングドラム、ダルブッカ) 【調べたり学んだりしたいこと】 ・お金の歴史(マニアックなところ) ・なぜタイは植民地化されなかったのかについて ・千島学説 ・解剖学生

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          赤子からの宇宙愛

          半月ほど前、インドカレー屋でランチした。 隣のテーブルに座った三人家族。私の斜向かいにいたベビーカーに乗った赤ちゃんが、じいっとこちらを凝視している。思わず私も彼(どうやら男の子)のほうに目線を返すとますますこちらに視線が釘付け状態。笑 可愛いのでついついにこにこ微笑みかけていた。 私が食事したり隣に座った娘と話したりなど、その彼から目を逸らして気持ちもよそに向いていて、ふとした時に彼に視線を戻すと、既にほぼ100パーこちらを見つめてる。赤ちゃんあるあるの現象だ。 彼の

          赤子からの宇宙愛

          五月は勇気を振り絞れ

          勇気、出してみるもんだな。 慢性的に抱えていた課題がいくつかあって、課題によって数ヶ月〜数年来(厳密に言えば数十年?)になるんだけど、そのうちの2つを今月中旬の「5月13日というたった1日の間」に解き放った。 解き放つ、というのは具体的にいうとすなわち思い切って自分の本音を相手に(それぞれ別々の)伝えたということである。 伝えた結果、いずれも相手とギクシャクすることもなく、すんなり空気が明るく通った感覚だ。プラス、ずっと抑えて諦めかけていた一つの願いがあっさり叶った!

          五月は勇気を振り絞れ

          語呂でインドネシア🇮🇩No. 7「赤い」「魂」

          久々の更新。前回の後ブランクがあいてしまった。 今回第7弾は「赤い」と「魂(たましい)」の二本立てにした。 「赤い」はインドネシア語で merah。発音は「メラh」。真ん中のrは巻き舌で。最後のhは息が抜けるように発音。 「魂」はjiwa。発音はそのまま「ジワ」で。 最初は「赤い」をメラメラ燃える炎を単独のモチーフに絵にしようかと思ったのだが、いやまてよこの炎にしみじみ浸る「魂」を組み合わせたらよりストーリー性が出て面白いのでは?と思いついた。 merah も jiw

          語呂でインドネシア🇮🇩No. 7「赤い」「魂」

          語呂でインドネシア🇮🇩No.5「緑色」

          今回は「緑(色)」。 インドネシア語で hijau。 発音は「ヒジャウ」。頭の「ヒ」にアクセントがくる。 初めてこの単語に出会った時、字面と発音を反芻していたら「ひじゃうに」という単語が浮かんだ。「非常に」の旧式の綴りだ。 そこから転じて「非常」にまつわるもので何か緑色のものがあったっけ?と探していると、あったあった!公的な施設の廊下に掲げられているあのグリーンのピクトグラムの表示が。 そこから、「非常階段(hijau かいだん)は緑色」という語呂ができた。しかし今回制作す

          語呂でインドネシア🇮🇩No.5「緑色」

          語呂でインドネシア🇮🇩No.4 「蛙」

          今回は「カエル」。 インドネシア語で kodok。 これはそのまんま「孤独なカエル」とイメージした。 発音はコドッ(k)。前回のrok と同じで最後のkは発音しない。コドックと発音するとジャパニーズインドネシアンになってしまう。 インドネシア語は語尾がこのようなkやtといった「ッ」を伴う子音で終わる単語がとても多い。 カエルは他にもkatak(カタッk)とも言うらしいが、自分の経験上、目にしたのは殆どkodok だ。katak と kodokの違いは何だろうか。カエルとカワ

          語呂でインドネシア🇮🇩No.4 「蛙」

          語呂でインドネシア🇮🇩No.3 「スカート」

          3つめは「スカート」。 インドネシア語では rok 。 発音は「ロッ(k)」。roは巻き舌。(k)は子音止まり、すなわち「ク(ku)」と発音せずその直前で止める。 「スカート履いたロックバンド」を思い浮かべれば、一発で覚えられる。 そしてこの rok はオランダ語が発祥だ。インドネシアはかつてオランダの植民地だった影響で、オランダ語起源の単語をちょくちょく見かける。 加えて、インドネシアの服装は元来、腰から下に一枚布を巻く「サロン/サルン(sarung)」が主流だった。スカ

          語呂でインドネシア🇮🇩No.3 「スカート」

          語呂でインドネシア🇮🇩No.2 「災難」

          2つめは「不幸、災い」。インドネシア語ではmusibah。 発音は「ムスィバh」。最後のhは、ため息をつくような感じ。アクセントは頭の「ム」にくる。musibah を初めて見た時、瞬時に「虫歯(むしば)」を連想した。虫歯だらけになり不幸のどん底にあるイメージだ。 このmusibahだが、スペルも発音も何となく中東っぽいなと思って調べたら、アラビア語発祥とのことだった。 「虫歯(むしば)」の発音アクセントは「し」もしくは「しば」が強調されるけど、上述のように musibah

          語呂でインドネシア🇮🇩No.2 「災難」

          ’体毛’考〜「置かれた場所で生えなさい」ですと?〜

          毛に対する我々の認識全く内容が同じものでも、それが存在する場によって意味や扱いが全く変わってしまう現象は、この世のあちこちに存在する。これは、我々人間の身体に生えている毛=体毛にも大いに当てはまる。 同じ毛でも、頭髪か眉毛かまつ毛か鼻毛か髭か胸毛か脇毛か指毛か陰毛か産毛か、生えている場所で人間により名称をつけられ分類され、さらに人間による価値基準によって測られ、扱いも全く変わってしまう。おしなべて、穴状の部位や窪んだ部位から生えている毛、あるいは広範囲な面積に生えている剛毛

          ’体毛’考〜「置かれた場所で生えなさい」ですと?〜

          語呂でインドネシア🇮🇩No.1 「長い」

          今日、初めてのnote投稿をする。 半世紀少し生きてきたが、その間溜まってきたネタを現在の思いや感覚とブレンドさせて発信していこうと思う。ネタはいくつかカテゴリーがあるのだがそのうちのひとつが「インドネシア語」だ。 私にとって青春の象徴である国インドネシア。私が愛してやまない言葉「インドネシア語」の魅力を個々の単語を通じて紹介していきたい。 インドネシアの言葉って、とにかく馴染みやすくてキュートだ。 たとえば、 ●ローマ字を日本語っぽく発音するのが基本(Aはアー、Bはベー

          語呂でインドネシア🇮🇩No.1 「長い」