そんなふうにうまくいかない人生のこと
2024年5月14日
17時33分
病院の時間まで、あと30分を切ったところ。
30分と少し前からスターバックスに座って、届いていたLINEの返事をして、今日のマリオカートは21時半からになった。
「何時からでもいいよ」と言ってもらえて、本当に嬉しい。
できれば家に帰ってから、ごはんを食べて、お風呂に入って、今日のエッセイも書いて、完璧な状態で迎え撃ちたい。
病院の時間まであと30分くらいあるし、エッセイでも書けたらちょうどいいんだけどなあ。
今日は、実験的にiPadを持ってきている。
今までは、スマホスタンドと折り畳みのBluetoothキーボードだけで事足りていて、出先ではそれでエッセイを書いていたのだけれど、新しいiPadを入手したから、持ち歩いてみた。百均のケースにぶち込んで、カバンに押し込む。フィルムを貼っただけのそれは、世界でいちばん乱暴に運搬されている。
せっかくiPadもあるから、何か書けたらいいのだけれど、そうもうまくいかなくて困っている。
書きたいことがないというか、今は書きたい気分じゃないというか、言い訳はたくさんあって、端的にいえば「乗り気じゃない」に尽きるのだけれど
ああ、人生そううまくはいかないよなァ
本当は毎日乗り気で、後世に残したいようなエッセイが書ければいいのに。
「まつながだって、毎日エッセイ書いててマメじゃん」って言ってもらえたけれど、本当は定期的に質の良いものを出したいよ。
手紙を書くのが好きなのは、LINEが苦手だからだし(30半ばを越えて、ようやく適切な距離の取り方がわかってきた)
ほんとはほんとはダメなところばっかりで。
毎日会社に行って、身体も丈夫で、オタ活も抜かりなく、写真を撮るのが上手な友人と比べて、わたしは落ち込んでばかりだけれど。
そう、そりゃあうまくいかないのだよ。
うまくいくなんて、過度な期待なの。
もっともっと転んで、ぜんぜんダメで、人間の擬態ばっかりうまくなりたい。
性根は妖怪で、ぜんぜんおとなになれなくて、あなたにとってずっとなつかしい人でいたい。思い出を語るのとは、少し違って。ギラッとした何かを抱え続けていたい。
うまくいかないことを、面白いと言って生きてゆきたい。
2024年5月15日
17時42分
のんびりと考えながら、おだやかにキーボードを叩いて、iPadと過ごした10分間は、なにやら悪くない過ごし方のように思える。
たくさん転びながら、またたくさん書けることを願って
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