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【プロのデザイナーに聞いてみた】 素人が”それっぽく”デザインするcanva術 (1)

 わたしの名前は、ねる。
 noteを毎日更新してもうすぐ1500日になること以外は、取り立てて紹介するプロフィールがない女。
「noteを毎日更新しているとこんないいことがあるぜ!」と語る先人たちを横目で見ながら、わたしが得たのは小さな成長と、有り難い出会いなんだぜ……と、黄昏れながらコーヒーを飲む女。

 そんなわたしだけれど、書くことが楽しくなってきたり、情報を整理することが少しずつ得意になってきたこと(ような気がする)
 そして、canvaとの出会い!!

 かつて、「デザインができるのは、Adobeのソフトに課金し、勉強をした猛者だけ」という時代をバンドマンとして生きてきたわたし。
 フライヤーの作成や、ジャケットの入稿のたび、友達に頭を下げて依頼をしていた肩身の狭いわたしだったけれど、canvaがあれば、自分で入稿できる!!
 そう、素晴らしい時代がやってきた。
 ということで、自分の名刺やnoteのサムネを自分で作っていたり、挙句の果てには友達のフライヤーを勝手に作ったり楽しく過ごす日々。

▼「最近ナニしてんの?」って聞かれるのが気まずくて、名刺を作った話

▼なぜか友達のフライヤーを作ったわたし


 そんなふうに過ごしていたら、「次のフライヤーもお願いします」と、まさかの追加依頼をいただいてしまったわたし!

 今までは、好き勝手に作っていただけ。
 文章を書いてきたわたしが、「読みやすい」を意識して作っただけ……(そして文章も独学)
 デザイン関係の本を幾つか読んでみたけれど、「これが絶対正しい!」という正解のない分野……わたしが作っている”フライヤー”は、正しいのだろうか。

 不安になっていたところの救世主。
 なんと、最近仲良くしてくれているお友達の”まゆさん”が、プロのデザイナーさんだったのです!!

▼まゆさんのnote

▼まゆさんのX

【まゆさん】
 フリーランスのDTP・エディトリアルデザイナー。
 シンプルな暮らしで、心もおだやかに。
 SNSでは、心やモノを手放す優しいヒントを発信しています。

 ご自身もハイパー優しい。怠惰なわたしへの理解がスゴイ。質問に全部答えてくれる。懐が深い。けれども、どこか自分と似ている気配がする。
 知り合って数ヶ月なのに、十年前から友達みたいに仲良くしてもらっている、わたしの自慢の友達!!

 最近は、「趣味レベルだよ〜」と謙遜していたカメラで撮影などしてくれる写真が大変にすてき◎ 多才。

遊びに行ったときに撮ってもらいました。


「canvaを使えば印刷物だって作れる時代!!」
「でもなんか垢抜けないんだよ〜〜〜!!」

 助けて、まゆさん!!
 ということで、前回のデザインをチェックしてもらって、いろいろ教えてもらうわたし。

 教本とかも読んで、理解したことは確かにあるんだけど。デザインのアドバイスって、「なるほど〜〜そりゃあそうだよね!!」って、納得できるのに、実践しようと思うとうまくいかないの。
 アレ、なんでだろうね……

 わたしはまゆさまの優しさに甘えて、「完成前のデータに赤ペン先生してください!!」と依頼。
 快諾をいただき、今回の記事になりました!!

▼大切なお誕生日公演でした。

 そして、今回の記事ではフライヤー制作をご依頼いただいた桜さんのフライヤーデータを公開させていただきます。

▼前回に引き続き、頼ってくれてありがとう


 内容は前回と基本的には同じ。
 公演日に来ていただいた方へ配るもので、役割はふたつ。

  • 出演者、関わってくれた人の名前を載せる(スタッフロール)

  • 来ていただいた方へのお礼、お手紙のようなもの(来場者特典)

 デザインはA4二つ折りで、今回はそれぞれのページに載せるものは、桜さんから指定がありました。

  • 表紙:桜さんの写真

  • 見開き:スタッフロール、お知らせ

  • 裏表紙:桜さんからのお手紙

 表紙部分は、来場者特典になりますので、
 今回は見開き部分について、デザインの移り変わりについて紹介します。


▼最初期
いただいた情報を、貼っただけのもの

素人は、ついつい中央揃えしてしまう……

▼第2段階
素人が、一生懸命整え直したもの

枠で囲む(吹き出しを使う)と、それっぽくなるので多様しがち
だけど、「ユニット情報」と「お問い合わせ」が……
なんだか貼っただけでダサい!!

 以前、まゆさんからいただいたアドバイスの「揃える」を意識して、できるだけ頑張った。しかし、なぜかガタガタしている……
 助けて、まゆさま〜〜〜!!

▼以前、まゆさんから指摘していただいたことを
 まゆさんご本人がわかりやすく図解してくれました!!
 みんな、頭のノートに刻んで!!

 教えていただいたこのふたつは意識してみたのだけれど、なぜか垢抜けないわたし。
 助けて、まゆさま〜〜〜

▼SOSを受け取ったまゆさんから出していただいた案

「色が少なかったから足したよ〜」って言って
もう大正解のデザインが出てきて泣いた。
そう、「and you!!」の扱いに困っていたわたし。

 そして、いただいたアドバイスはこんな感じ。
 まずは、枠をしっかり準備すること

  • 【canva設定】ファイル→設定→定規とルーラーを引くことで、上下にルーラーが出現。これを頼りにすること

  • 【canvaのルーラー】ルーラーを引っ張ることで、ガイドラインが引ける。これも頼りにすること(上記画像の紫線)

  • 揃ってないフォントを揃えること(コピペなのに揃っていない部分があったので、しっかりチェック)

※上記設定はPC版の場合。
 アプリの場合は「ガイド表示」項目

 併せて【canvaの設定→塗り足し領域を表示する】と尚良でした(上記の画像だと消えててすみません)
 四隅は切れる。だから文字を置かない。色を置く場合は、はみ出して(塗り足し領域まで)塗る!!

 ルーラーが出てきたことで、「揃える」の作業がしやすくなりました。
 四隅のスペースを確保してもらっていることで、だいぶ安心してデザインできるようなったのスゴイ!!


 そうして、完成したのがコチラ▼

悩みがすべて解決した

 適切な配置と区切り、そして色味を加えていただいたことで、すごく垢抜けた感じがします。

 素人はついつい「ひとつの枠に文字を詰め込みすぎ」なんだけど、「お名前」「Xのアイコン」「Xのアカウント名」をきちんと3つに区切るとこんなにきれいにスッキリと

 右側のページはの情報量の多さ(プロフィールという点では一貫しているけれど、桜さん個人の情報・イラスト・ユニット情報と盛りだくさん)も、区切ること(枠に入れること)でゴチャつかなくなりました。
ユニット紹介のところのアイディア、めちゃくちゃ感動した……
 いやもう、デザインってスゴイ……デザイナーさんってスゴイ。
 まゆさん、本当にありがとうございました。


 ライブハウスでも劇場でも、「アア、これパソコン使えるスタッフさんがとりあえず作ったんだな…」っていうフライヤーはたくさんある。
 それが悪いってことじゃないんだけど、丁寧に作られたものって、それだけで美しいと思う。

 まゆさまのアドバイスのおかげで「愛を込めて作られたフライヤー」にすることができて、それって丁寧さで、関わるすべてへの愛情だと思うんです。大切に、世の中に送り出されているという気遣い。
 そう、わたしがやりたかったのはコレ。みんなが作った大切な作品を、伝えること。それは、素人だけどそれっぽく見える技と気遣い。

 そしてそれが、一筋縄では叶わないことがわかったわたし。
(揃えるとか余白とか、意味はわかるけれど実践が難しい)

「何でも聞いてね〜」というまゆさまに甘えまくって
 作る→チェックを繰り返して、レベルアップを図ってゆきたいと思っております。
 そして、その過程を優しい同士にお届けすることで、丁寧で優しい創作物が増えてゆきますように。願っています。

 それでは、次のフライヤーでお会いしましょう!
 ご依頼ありがとうございます。気になる方は、いつでも相談してね。


 2024年5月6日 ねる


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