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「最初は、1,000円でもいい。 お金を稼いで、そのことを実績報告していきましょう!」 あんじゅ先生の、かろやかな声を覚えている。 4月の面談でのこと。 ▼書いてみた(4月の実績報告) そして、待ち続けたやる気が降臨した5月でした。 おかげさまで、共著的な……「誰かと書く」が増えたから やる気という名の、締切が舞い降りたんだと思います。 誰かのやる気は、誰かのエネルギーで ときには凶器になることもあることは、わかっている。 いま、やる気のないあな
復職したら、「会えてよかったです」と言われた。 来月から、産休に入るらしい。 それとは別の話で、これは本当に驚いたのだけれど「授かりました」という報告も受けた。 ついこのあいだまで、「彼氏が欲しい」と言っていたような気がするのに…… 半年休職しただけで、浦島太郎みたいだ。 変わらない部分もたくさんあったけれど、変わっていることもたくさんあった。 人生の縮図みたい。 そうやってずっと、「変わってゆく」と「変わらない」を繰り返して、抱きしめてゆくのだろう。地元の
わたしの名前は、ねる。 寝ることが好きな……気付けばアラフォー(昭和62年生まれ) ピアノ弾きの母から生まれた劣等生 母親がピアノを教えていたことがで、ヤマハ音楽教室に通い始め、「どうやって練習をしていないレッスンを切り抜けるか」を考え続けて、18歳まで教室に通い続けた女。 ケーキ屋の息子が、ケーキの材料を持って生まれてこないように ピアノの先生の娘だから、ピアノが上手いわけではなく。 そのプレッシャーから逃げるように、練習からも逃げて、けれども他の習い事からも
復職した。 前回、復職に失敗した(会社に辿り着けなかった)ので、事前に一度「会社に遊びに行く」というイベントを挟んでみた。 みんなの顔を見たら安心する。わかりきっていたのに、信じられないほど足が重く、30分ほど話しただけなのにすごく疲れた。こんなで大丈夫かなあ、と思うくらいに。 けれども、いざ出社してみたら、信じられないくらいに健やかだった。 持っていた手土産(小分けのハリボー)は想像以上に喜ばれ、とにかく帰ってきたことを喜んでくれた。いきなりの休職も、3ヶ月間
「ねえ、アンタ」と言われて驚く。 「これ、さっき履いてたやつ?」 食事をしたあと、友達がうちに寄ってくれた。 せっかくだからバルコニーを見てゆくかと誘って、サンダルを渡したところだった。 「そ、そうだけど……」 ま、まさかわたしが履いてた汚いサンダルを履きたくないとか? アンタ、そういうことなんにも気にしないタイプのはずじゃ…… 何を言われるかと驚きながら、視線を上げる。 「これ、めっちゃ履きやすいね!!」 「……だよね!?」 もちろん、汚いから文句だと
「趣味が人間観察っていうひとは、表参道みたいなところにいくんだろうなって思う」と、目の前の彼女はまじめだった。 対比として「町田じゃなくて」という、その違いについてもよくわかる。とある友人は、「町田の方が教材が売れる」と言っていたので、町にはそれぞれよさがあって、どちらかといえば表参道のほうがいろんなタイプの人がいる気がする。 表参道には、わたしもいる。 なぜだか縁のある街で、今ではTシャツにジーパンで歩けるし、そのままラフォーレだってヒルズだっていける。ラフォーレの
ときどき、ぐわりと落下する。 それは、予期されていることもあれば 今日のように、よく晴れた昼下がり。 乱反射する日差しを浴びて、そして焼かれてゆく。 優しさも明るさも、ときとして凶器に成り得る。 すうっと手を伸ばそうとしているのか、 あるいは、手を伸ばす”フリ”をしているのか、その区別すらつかない。 ただ、落ちてゆく。 静かに、誰にも気づかれずに。 自分ではどうすることもできないから、やはり手を伸ばすべきなのだろう。 さて、どこへ こういうとき
「そういえば、ピアス開けた?」と問われて、少し考えた。 そういえば、彼女にはまだ話していなかったかもしれない。二年前の秋に開けた、左耳のピアスのこと。 「開けたよ。左に、もうひとつ」 最初のピアスを開けたときに、手助けしてくれた友人だった。 大丈夫だよと励ます彼女の耳には、10個近くだか、10個以上の穴が開いていた。まだ増殖し続ける穴を見ながら励まされて、わたしもピアスを開けることに決めた。 ファーストピアスを外すときは、もうひどい騒ぎで 硬くて自分で外せなくて
「最初は、1,000円でもいい。 お金を稼いで、そのことを実績報告していきましょう!」 あんじゅ先生の、かろやかな声を覚えている。 4月の面談でのこと。 「実績報告って、書けることないよ〜〜〜」と思ったわたしですが 趣味でやっているものから、趣味に課金していただいたものもあって 今月も、わたしの文章や手仕事に、1円以上の値段がついていたりするものもあって…… そうあるのです。 わたしも、作ったものが。 あとは「作った」と胸を張る勇気だけで その勇気も、た
「ねえ、今日暑くない?」 今まさに、ヒートテックの上にスウェットを羽織ろうとしている男に、声をかける。 今日は、Tシャツ一枚でいいんじゃない? 少なくともわたしはそれで、家を出るつもり。 男は「そんなに暑い?」と訝しげではありながらもスウェットを脱ぎ、窓を開けた。 「ほんとだ……」と驚き顔で戻ってくる。 なんだよそれ。地球初めての渡航者か。 「あれだね」 わたしは深く頷いた。 「KYだね」 この世には、みっつのKYがあるらしい。 空気読めない 漢字読め
わたしは、ねる。 昨日、エラそうに人の悩みに回答した女。 実は、漫画家でもないのに、漫画家”あんじゅ先生”のオンラインサロンに入っているわたし。(あんじゅ先生が好き+同年代で尊敬してるから) ▼あんじゅ先生 今日は、サロンの個別面談をしていただきました! 参加は希望者のみ。ってことなんですが、前回お話させていただいてハイパー元気が出たので、今回も申し込みさせていただきました。 前回の面談は、12月。 休職中で、お先真っ暗。とりあえず死んでない。だけの状態
夢を見た。 占い師に「相性を占おうか」と尋ねられて、答える前に目が覚めた。 夢の中では、もう会えない友達や、はじめしゃちょーがわたしの彼氏だったりすることがあるけれど、そのときはめずらしく、現実世界の同居人が隣りにいた。 声には出さなかったけれど「占ってもらわなくて結構です」と答えるつもりだった。 そりゃあ、かつて……限界を迎えそうなときには占ってもらったことがある。 「あなたは水で、彼は木だから。彼にとって、あなたはいたほうがいい(水を与える)ような関係だね
久し振りに、予定をドタキャンした。 昨日の日中は元気だったのに、夕方くらいから急に様子がおかしくて、そのあとはふらふらしていた。 この感じは、明日も怪しいなァ。なんて思っていたら、うまく起き上がれなかった。あと30分だけ眠ったらよくならないかなぁ、とか願いながら。「今日はキャンセルで」という連絡が、なかなか送れない。 懐かしいな、と思った。 休職前はそういうことが多くて、「いけるかな?」「ムリかな?」「気のせいかな」を繰り返して、いちいち決断が大変だった。 不
「よく眠れている?」という問いにも 「食欲は?」の確認にも、「問題ないです」と力強く答えた。 いつもは無愛想なおじいちゃん先生が「声にハリが出てきたね」と言ってくれて、嬉しかった。 「ひましてない?」と尋ねられた、その理由は今でもよくわからない。 前回「元気になるといろいろやっちゃって、また具合悪くなって」という話をしたからだろうか。6割で稼働しろと言われた。 「6割稼働にしたら、ひまになっていないか?」とか、「また忙しくしてんじゃないだろうね?」という確認だったか、わか