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「学びたいから学ぶ」からこそ、本当の学びになる。

当たり前すぎる題名しか思いつかなかったことに自分の実力のなさを感じているJUNです。

題名にこだわるよりも、ただただこの学校のおもしろさを伝えたかったのでnoteをしたためております。

みなさんは、アメリカカルフォルニア州にある「ハイ・テック・ハイ」という公立小学校をご存じでしょうか。
#高校だけじゃない
#小・中学校もあるよ

どうやら世界中から年間5000人もの教育関係者が視察に訪れる注目の学校。収入が減ってでも「ハイ・テック・ハイ」で働きたいと応募が殺到するほど、教師にとっても魅力的な場所なのです。

気になるのは、魅力的な理由ですよね。

「ハイ・テック・ハイ」最大の特徴としては、「独自のカリキュラム」に対して「探求型学習」で臨むというところでしょう。

例えば、子どもは教員から「あなたが考える夢の学校」みたいな特定のテーマが与えられ学習がスタートします。

1日1時間半×3か月という期間が設定されており、最終的なゴールは、プレゼンでも製作物でも構わないのです。

地元の大学に出向いたり、教授や学生にインタビューをしたりしながら、子どもたちは「現代の教育」について知識を深め、自分が理想とする「夢の学校」への思考を深めていくのです。

「楽しそうだけど、本当に学力がつくの?」と心配な気持ちにもなりますよね。ここは、教員の腕の見せ所。

ハイテクハイの教員たちは、「そのプロジェクトを通して子どもたちにどんなことを学んでほしいか」を入念に考え、プロジェクトがスタートしたら上手に学びを促していくのです。

例えば「オリジナル凧を作ろう!」というプロジェクトでは、凧の設計段階で最低限必要な面積の計算の仕方を教えます。すると、子どもたちは、「自分が作りたい凧の面積を計りたい」というように自然と応用問題を解き始め、プロジェクトがゴールを迎えたときには面積の問題が解けるようになっているというカラクリ。

現に、ハイ・テック・ハイ卒業生の大学進学率は87%であり、同州の進学率30%と比較すると、成果が上がっていることは間違いありません。
#教育のミライ2040

このような学校の取り組みを見ていると、やはり「教える」ということの奥深さを感じます。

どれだけ熱量高く、おもしろおかしく「説明」しても、「必要感」から「自習」する子どもたちにはかないません。

知能研究の大家である、ロバート・スターンバーグさんも、

「高度な専門性を身につけられるかどうかの最大の決め手は、あらかじめ備わった固定的な能力ではなく、目的に即してどこまで能力を伸ばしていけるかにある。」

とおっしゃっています。

AIによって一瞬で知識を獲得できる時代において、知識一辺倒の授業は、絶滅していくことが確定しました。

だからこそ、教師を含め僕たち大人にできることは、「子どもの学びをデザインすること」だと思うのです。

スタート地点から決めるというのを全ての子どもに任せるのは少々乱暴ですからね。

ちなみに、先ほど書いた「夢の学校プロジェクト」は、小学校6年生向けのカリキュラムだということですからびっくり!

一見、「難しすぎない?」と思うことでも、ゴールにたどり着くための手立てさえしっかり準備しておけば、子どもたちは自力で学ぶことができるのです。

そう考えると、「子どもだから」とか言っちゃいけない気もしてきますよね。

▼まとめ。

本記事では、「こんな学校楽しそうだなぁ。」という自分の趣味・嗜好を垂れ流す回となりました。

ただ、変化の遅い教育界も、確実にプロジェクトベースに向かっていることは確か。日々、現場で風が吹き始めたことを感じております。

今後の日本の発展のためにも、「学びの楽しさ」を学校で味合わせてあげたいものです。



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